人間は、やはり「5」という数には特別な思いがあるのでしょう。
二本の手足、二つの目や耳、二つの鼻の穴があるので「2」という数字が基本であるように、5本の片手の指、10本の両手の指は基本となる数字だったのだろうと思います。
それで、仏教では五戒ですし、旧約聖書では十戒となっているのかもしれません。
不殺生戒、不偸盗戒、不邪淫戒、不妄語戒、不飲酒戒
人間は、たくさんのルールを守ることはできませんから、何か単純な戒めを互いに徹底することが大切だと思います。
電子ネットワーク社会にもネチケットというものが存在していますが、五戒くらいにシンボライズした方がいいのかもしれません。
この時、仏教の五色(ごしき)と一致させると、人々の心に残る…
青・黄・赤・白・黒
青(黄)大円鏡智
黄(青)法界体性智
赤 平等性智
白 妙観察智
黒 成所作智
鏡のように、現世の全てものを差別なく映し出す智慧
物事の本質を明らかにし、統合させて絶対なる智慧
すべての現世のものが平等であることを知る智慧
すべての現世のものを正しく見極める智慧
すべての現世のものを完成させる智慧
現代人なら「☆」形を見ると「星」を連想しますね。
どのようにして現代人は☆を見ると星を連想するようになったのか?
そこにこそ、私たち人類がいつの日か同じ価値観を共有するようになる可能性があると想います。
☆のシンボルの起源は、古代インドやメソポタミア周辺の西アジアにあったようですね。ぞうやうさぎのマークをシンボルにした起源も同じように西アジアのようです。この辺りで紋章シンボライズが始まったのかもしれません。
というわけでオカルト的ではない科学的な星形の話は下記サイトをご参照ください。
以下、一部を転載
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金星は、8年ごとに天球上のほぼ同じ位置に戻ってくる。地球と金星の会合周期は約 584日であるが、これを5倍した日数(つまり地球と金星が5回出会うのにかかる日数)を1年の長さ 365日で割ると、8でぴったり割り切れるのである。偶然とはいえ、面白い結果である。過去8年間の金星の内合の日は、1980年6月15日、82年1月20日、83年8月23日、85年4月2日、86年11月4日、88年6月13日であった。この日付を円形ホロスコープ上に描いて順番に結ぶと、きれいな星形になる。これを「金星のペンタグラム」あるいは「イシュタルの星」と呼ぶ。
「星形」というと、たいていの人はこの形(☆)を一筆書きで書くだろう。光芒(尖った部分)が5つあることから五芒星(ペンタグラム)と呼ばれ、世界中に広く分布している。イシュタルやビーナスなど、金星の女神に固有の記号とされ、古くから最も尊重されたシンボルであった。
(中略)
錬金術やカバラでは、ペンタグラムを「小宇宙としての人間」の象徴とする。右図に描かれた男性像の頭、両手、両足の先は、ペンタグラムの尖端として、五惑星の配置された宇宙を表わす円に内接している。
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元のサイトがリンク切れになっているのが残念です。
昔の人々が戒律や小宇宙としての人間という概念を「5」や「☆」に象徴したように、電子ネットワーク上でもシンボライズによって価値観を共有するシステムを利用したら良いと思います。