その夜、博多の豪商・神屋宗湛(かみや・そうたん)の屋敷で、
どんちゃん騒ぎをする諸将達。
しかし、接待役の三成の姿が無い事に加藤清正の怒りが爆発。
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屋敷の奥で、輸送船の手配に忙しい三成を見つけた清正は、
我らの接待もせずに女(=初芽)と遊んでいたのか!と罵ると、
刀を抜き放つものの、後からやって来た黒田長政が必死に制止。
長政の機転により、何とか危機を脱したものの、
その直後、長政と初芽が何事かを交わす姿を見た従者から、
「初芽は黒田の間者」との報告を受ける三成。
![01](https://stat.ameba.jp/user_images/20141212/17/u-nation/ac/4e/p/o0500038013156751200.png?caw=800)
◆◆◆疑惑◆◆◆
深夜、寝所に初芽を呼んだ三成は、「なぜ長政を呼んだ?」
「長政から何を受け取った?」と、自らの疑念を初芽にぶつける。
三成を救う為に部屋を出て、たまたま出会っただけと答える初芽。
これに納得できない三成。服を脱ぐように命じるが、
彼女の体からは何の証拠も出ず、己の非礼を詫びる三成。
「寒かろう、わしに暖めさせてくれ・・」と初芽を抱き寄せる三成。
翌日、二人が「男と女の関係」になった事を察する島左近。
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「殿も危ない事をなさる・・」と初芽を間者と予測していた左近。
「危ないからこそ抱いたのだ」と、生真面目に答える三成。
苦笑する左近は、男と女の事に、そんな言い訳は必要ない。
「好きになったから抱いた~でよろしい」と告げる。
※劇中、左近のことを「おじき」と呼ぶ三成。
初芽にも「左近は父親の様な存在だ」と語っていますが、
中々、面白い主従関係として描かれてますね。
さて、ここに左近がやって来た理由は、
家康が、蜂須賀、伊達、福島といった大名家と、
無断で婚姻関係を結びつつある事実を報告する為でした。
特に三成を驚かせたのが、秀吉子飼いの大名の福島正則。
さっそく、五奉行から問罪使がおくられます。
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「内府殿に罪はにゃ~だよ。こっちから申し込んだでなぁ」と、
自分と家康が親戚になれば、豊臣家にとってこれほど心強い事はない。
これも豊臣家の為を考えた上での事と、尾張訛り丸出しで、
堂々と語る福島正則を演じるのは、丹波哲郎!
丹波さんといえば、日本を舞台としたイギリス映画、
『007は二度死ぬ』に出演して、世界的に認知された名優ですね。
70年代「キイハンター」「Gメン75」等のスパイドラマで活躍。
また、1974年公開「砂の器」(加藤剛主演)の刑事役も印象的でした。
さて、福島正則と共に、幼い頃から北政所に育てられた加藤清正は、
秀吉の墓参りの帰り道、北政所のもとを訪ねます。
部屋に入ってビックリ!そこには家康の姿が・・・。
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朝鮮での戦いぶりをねぎらう家康。その行き届いた言葉に感動した清正は、
いずれ三成めをブッ殺してやるとか言い出して北政所を困らせる。
「何とか言ってやって下され」と、彼女の求めに応じた家康は、
「騒ぎを起こせば、この家康がお相手いたす」と清正に釘を刺す。
※原作では、北政所を訪ねた清正の場面に家康は登場しませんが、
北政所と親しくしている家康の場面を合体させて簡略化したみたいです。
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これ以上、家康の好き勝手にさせまいと、淀君と秀頼を大坂城へ移し、
大名達もそれにならって大坂に引っ越しさせ、
伏見の家康と他大名を引き離そうと画策する三成。
「せめて暖かくなってから・・」と、空気が読めない淀君。w
しかし前田利家の鶴の一声で、この引っ越し案は、即、実行へ!
ところがどっこい、家康と親しい大名家はグズグズするばかり。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141213/10/u-nation/cf/4c/p/o0500019013157349780.png?caw=800)
三成めに謀られたものの、伏見に残る大名家は我が味方。
かえって誰が敵なのかハッキリして良かったと密議する正信と家康。
ここで三成は次なる手として、直接、家康に対して問罪使を送り、
無断で婚姻を結ぶ真意を問いただしますが・・・、
「ぁ。。忘れとった。年とると、、物忘れがはげしくてのぅ」
このトボけた答えに激怒する三成。
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※もう、このシーンの森繁さんのボケッぷりは、さすがです。(*^ー^)ノ
本当にボケてる?この表情は必見ですね。w
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こんな策より手っとり早く、家康を暗殺すべきと案じる左近。
「暗殺など卑怯だ!」と一蹴する三成。
二人のやり取りを廊下で聞いていたらしき初芽。
暗殺を嫌う三成の次なる手は、秀頼の後見役であり、
家康に対抗できる大老・前田利家を担ぎだそうとしますが・・・。
▼ドラマ「関ヶ原」 ~七将暴発~