軍師官兵衛:第47回 如水謀る 第2幕 | ♪ DEAR MY LIFE ♪

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◆◆◆最後の忠告◆◆◆
大坂城西の丸に堂々と居すわる家康。面白くない増田長盛は、
隠居の身となっている石田三成のもとを訪ねる。

そこへ官兵衛が来訪。会津の上杉と示し合わせ、
徳川を挟み打ちにする策は、すでに徳川殿も承知のこと。
上手くいくはずはないので、やめておけと忠告する。



・ドラマとして見ると、このシーンは「今後、三成がどう動くか?」を、
 視聴者の皆さんに「お知らせ」するシーンだとは思いますが、

・物語の流れ的に見ると「忠告」というより「挑発」でしょうね。w
 佐和山の築城技術を褒めた後、わざわざ彼の策を予測しながら、
 ダメ出しする官兵衛。三成の性格なら、意地でもこの策を用いる?
 彼の性格を見越した上での、行動の選択肢を削る作業というところかなっと。

天下が割れた時、毛利はどう動くのか?を探るべく、
中津へ戻る途中、毛利輝元の居城・広島城へ立ち寄る官兵衛。



信長公が志なかばで倒れた後、豊臣の天下取りを支えた恵瓊
石田嫌いで有名な、当主・輝元の従兄弟の吉川広家
そして、どちらにつくか煮え切らない毛利輝元

いざという時、毛利はバラバラになると予感する九郎右衛門
それを踏まえた上で策を立てることにする官兵衛

◆◆◆家康の策◆◆◆
1600年(慶長5年)正月。大坂城西の丸にて、
長政と酒を酌み交わす家康と、その家臣の井伊直政



昨年は黒田殿に随分と助けられたと礼をのべる家康は、
互いに人質として苦労した身、頼りにしていると声をかける。
酔いがまわったふりをしながら、部屋を去る家康。



あの様に寄った姿など、めったに見せぬ御方、
よほど黒田殿に気を許しているのでしょう~と言う直政は、
黒田と徳川が、より強く結ばれる為にと、
御年16歳になる家康の姫との縁談話を持ちかける。

【直政の台詞】
>おたわれむれを・・・。それがしには妻がおりまする。(長政)
>それは承知しております。
>されど、、黒田家の行く末を、、考えるに。(直政)




・急に声のトーンを変化させる東さんの演技に爆笑。w
 この直政のわざとらしさが、とても面白いですね。

帰宅した長政は、縁側にたたずむに声をかける。
「糸、話がある」
その後、二人して夕日をながめる長政と糸。

20

季節は流れ、この年の5月。
「上杉に謀叛の疑いあり」という知らせが中津に届く。
これで徳川は上杉討伐に向かい、三成は挙兵するだろう。
事が始まったことを確信する官兵衛。

>双方、潰し合えばよい。(官兵衛)



家康が上杉討伐を決めたことを三成に告げる増田長盛
大坂ががら空きになり挙兵の機会と見る小西行長

如水の言う通りになってきている事を不安視する長盛だが、
例えこれが家康の罠だとしても、それを逆用する自信のある三成
まずは、より多くの味方を募ることが先決と告げる。

一方の家康のもとには、長政、正則、清正が集まり、
討伐軍には我らを派遣する様に求めていた。
しかし家康はこれには応じず、自らが出向くと告げる。

その態度に疑念を感じた長政は、
三成の挙兵を誘っているのでは?と、あえて直政に問う。
「機は熟しました」とのみ答える直政。意を決した長政。
先日の縁談話しを受け、徳川と命運を共にすることを告げる。



・家康に騙されっばなしの長政~というわけでもなく、
 その思惑を理解しつつ、徳川という「舟」に乗り込む長政。
 如水に相談する事なく縁談を受けた長政は、
 いよいよ、父とは別の独自の采配をふるう事に。

▼軍師官兵衛:第47回 如水謀る 第3幕