口コミ感動物語の堀内です。

はじめての方は、こちらからどうぞ!

先日、住宅会社の口コミ作戦ということで、SOSを頂きました。

クライアントさんが予定しているイベントの集客が、直前になっても、ぜんぜん上手くいっていなかったのです。

通信、チラシで告知をかけたにもかかわらず目標には遠く及ばない数字。

そして、とうとう残り1週間を切りました。

社長さんも、少し、諦めムードです。

しかし、口コミ集客はここからが勝負の始まり。

イベントも売上目標の達成もとことん戦わなければいけません。

結果はどうあれ、ベストを尽くさないことには次に進めないですし、必要なことを学べずに何度でも同じ失敗をしてしまうからです。

あと、負けグセがついてモチベーションが下がると、これがやっかいなんですね。

ここで、復習です。

こういう追い込まれた状況で打つべき手は何か?

一般的には更なるチラシ集客というのがよくつかわれる手法です。

即効性があるからです。

ところが、この方法は口コミ集客からは離れていってしまいます。

そこで、思い出すべきは、口コミが誰から起こるものか?

答えは、社員スタッフ、ユーザー、お取引先、友人・知人。


このターゲットに発信をして口コミを起こすのが口コミ集客法の一般的な手法とは大きく違うところです。

今回も、意気消沈している社長を励まして、メルマガで自分ヒストリーと夢を発信することにしました。

結果は、ひん死の状態から見事に復活。大喜びの社長さんから「大先生」などと呼ばれてしまいました。

「やめてください。社長の人柄が慕われていたからですよ」

そう答えましたが本当で、人柄が良い人ほど口コミが起こしやすいです。

最後に、今回のメルマガの内容をご紹介します。

堀内様、大変ご無沙汰しております。

お元気ですか?

札幌も初夏の日差しが気持ちよくなってきましたね。

住宅を通じて札幌を健康の町に変えようと頑張っている
飛栄建設の代表、1級建築士の松田順治です。

今日も、大切な友人や会社の仲間、
そしてお客さまの存在をはげみに
還暦の身体をむち打って走り回っています。

さて、メルマガの第2弾をお届けさせて頂きました。

暇な時にでもパラパラッとご覧いただければ幸いです。

口下手で不器用な人間ではございますが、
きっと、元気をお届けできると思います。

ご不要の方は、誠に申し訳ございません。
件名[配信停止]でこのままの内容でご返信いただきますと、
直ちに解除させて頂きます。

あなた誰?という方はごめんなさい。
松田のプロフィールはこちらにございます。
http://www.hiei.co.jp/campany.html

あと、携帯の方は読みづらいかもしれません。
PCに転送するか暇なときにでもご覧くださいませ。

(^^)/(^^)/(^^)/笑いが一杯老人パラダイス(^^)/(^^)/(^^)/(^^)/

  健康住宅から老人パラダイスの建設に向けて
~順治のお笑い人生 vol.2

「子供があれだけ苦しんでいたのを自分も知りませんでした」

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― 健康住宅との出逢い ―

飛栄建設が健康住宅への取組みを
はじめたのは2001年の夏のことでした。

きっかけは、西区にお住まいの
あるおばあちゃんからのご相談。

「孫さんのアレルギーが何とかならないかい?」

名寄にいるお孫さんが、
中学進学のために札幌にいる
おばあちゃんと一緒に暮らす事になりました。

ところが、アレルギー体質があり、
おばあちゃんの家に来ると涙と鼻水が
止まらなくなるというのです。

数年前におじいさんを失い、
一人暮らしをしていたそのおばあちゃんは、
お孫さんとの生活をとても楽しみにしていました。

けれども、今のままではお嬢さんが、
ちゃんと中学に通えるか分りません。

おばあちゃんの娘であるお母さんも、
とても心配されておられました。

お孫さんの症状は、
いわゆる「シックハウス症候群」。

接着剤に含まれるアセトアルデヒドや
ホルムアルデヒドに反応して起こります。

お孫さんが、たまに札幌に遊びに来る事があっても、
おばあちゃんの家にくると、
目も空けられないくらいに
涙が流れてしまいます。

それくらい症状は深刻でした。


― 何とかしてあげたい ―

実は、住宅建築に使われる接着剤の殆どには、
接着力や防腐効果を出すために
化学物質が必ず含まれています。

そして、この化学物質を完全に無くすことは
殆ど出来ないのです。

私は、おばあちゃんの悲しそうな顔をみて
「これは何とかしてあげたい」と思いました。

しかし、一般的な方法では、
このお孫さんの症状を無くすほどの
効果を発揮することは簡単ではありませんでした。

「これは一体どうしたものか」


― そんな馬鹿な!眉唾だろう ―

しばらくの間、私も、思案に暮れていたのですが、
ある時「抗酸化溶液」との出逢いがありました。

健康に信じられないほどの効果があるというのです。

そして、ある知人の誘いで、
その溶液を販売する会社のセミナーに出席すると、
社長さんは「抗酸化溶液」を使用した
洗剤のデモを見せてくれました。

不思議な事に手は荒れないし、
汚れも落ちるし地球環境にも悪くないということで感動。

しかし、何かトリックがあるのかもしれませんし、
ましてや、それが住宅に効果があるとは
とても思えませんでした。

それでも、アレルギーのお孫さんにとって、
一つでも良い情報があればと思って、
白老にある研究所に出かけて
住宅に応用できるか相談してみる事にしたのです。

驚いたことに、
すでに「抗酸化溶液」を建築に活用する
「抗酸化工法」のやり方は確立しているとのことでした。

コンクリートに混ぜたり、
クロスの下地に塗ったりするのです。

そんなに難しい技術ではありません。

社長さんは「これで効果がある」と胸を張りました。

「へぇ、そうですか!」といいつ、
心の中では「そんな馬鹿な!眉唾だろう」と思いました。


― 松田さんがいうならやってみましょう ―

しかし、その時点で、
私の知る限りにおいて、
シックハウスに効果がある対策は他にはありません。

さらに、大金がかかるものでもなく、
一式、坪2万くらいで可能な工事でした。

また、化学物質は機密性の高い室内に放出されないために、
強制換気も必要ありません。

電気代も少なくて済みそうです。

今回のおばあちゃんの家は、
20坪の増築をしてお嬢さんの部屋をつくるとのこと。

私は、思い切って声をかけてみることにしました。

「実績は無いけれども、
開発者のところにいって話を聞いてみました。
やってみる価値はあると思います。
他には、現在、有効なシックハウス対策はないんです」

「松田さんがいうならやってみましょう」

おばあちゃんのその一言で、
「抗酸化工法」第1号工事にGOサインが出ました。

「信じてくれたおばあちゃんのためにも、
これは成功させなければならない。

責任があるし、絶対に喜ぶ顔が見たい。
お孫さんに鼻水が出たり涙が出ると成績が落ちる。

そうすると、娘さん(お母さん)に
何なにを言われるのか分からない。

気持ちよく勉強ができる環境をつくってあげたい。

それに、これが上手くいけば、
困っている人が沢山いるので、
その人たちのためにも役に立てるかもしれない」


― お母さんからのご連絡 ―

そして、いよいよ工事開始。

私も現場に行って直接指導して、
一緒になって取り組みました。

完成引渡しが12月。

引越しが終わった後、挨拶に行くと、
皆さんびっくりしていました。

以前のような症状が一切無いのです。

最初は、みんながニコニコしているのを見て、
「ホントかな?」と信じられませんでした。

ところが、翌2002年5月、
北海道新聞で取材をされました。

取材に来た記者に、そのお孫さんが、
自分が辛かったことを伝えたそうです。

それを横で見ていたお母さんがびっくりして聞きました。

「あんたそんなに辛かったの?
なんでもっと早く言わなかったの?」

お孫さんは「いってもしゃあないしょ」と答えていたそうです。

そういう事がありまして、
お母さんからご連絡を頂きました。

「子供があれだけ苦しんでいたのを
自分も知りませんでした。
本当に感謝しています」

それを聞いて、私は初めて喜びがこみ上げてきました。
いや、嬉しかった。本当にやって良かった。

そんな経験があったのです。

これをきっかけに、飛栄建設は「抗酸化工法」による
健康住宅に力を入れることになりました。

これからも、もっと、もっと、
多くの人に知ってもらって
喜んでもらいたいと思います。

<つづく> 後略



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