国の借金で破綻すると言い張る人を黙らせる方法 その1 | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

たとえば、こんなことを言うひとがいたとします。
「インフレになると金利が上昇し、国債の利払いが税収を上回り、デフォルトになる!!」

このように、国の借金で破綻すると言い張る人を一瞬で黙らせることは簡単です。
そういう人には、次のような質問をしてみましょう。

「国債のうち、変動金利(変動利付債)の割合は?」

おそらく、答えられないはずです。

答えを言います。私が調べたところ、変動金利は全体の6.7%です
それ以外の93.3%は固定金利なのです。

国債の種類でおおまかに分けると、
・固定利付債(固定金利)
・変動利付債(変動金利)
・物価連動債(固定金利+物価連動)
この3種類がありますが、ほとんどは、固定利付債です。

変動金利の国債の内訳を書くと、
個人向け国債の変動金利10年の残高はおよそ22兆円。
変動利付債の残高はおよそ30兆円。
平成26年度の普通国債の発行残高は780兆円なので、
(22+30)/780*100=6.7
ということで、6.7%です。

大半は固定金利なので、(あり得ないですが)万が一、金利が高騰しても利払はそんなには増えないのです。

たとえば、国債金利が突然、ギリシャ国債並の5.9%に高騰したとしましょう。あり得ないですが。
たしかに、52兆円の5.9%でおよそ3兆円くらい利払が増えます。
この程度で、破綻すると思いますか?

ぜひ、ご意見をお聞かせください。


つづく


関連ソース

[XLS]個人向け国債発行額の推移(表)
→平成16年度から平成25年まで10年間の発行総額21.6275兆円

15年変動利付国債の残高推移(推計)
→市中残高は約30兆円

平成26年度末(見込)の国債・借入金残高の種類別内訳
→普通国債 780.4477兆円

財務省 平成26年度国債管理政策の概要

15年変動利付国債の保有状況について(2012)

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