ヒ26・J1/11
ヒ26・J1/11は皇国陸海軍が合同で試作した局地戦闘機(邀撃/迎撃戦闘機)である。
愛称は”狐電(こでん)”。
ヒ26は陸軍での、J1Jは海軍での開発時秘匿名称である。
①開発経緯
2015年に開発された陸軍の四九式戦闘機"心電"と海軍の四九式艦上戦闘機は陸海軍の主力機となっていた。
しかし両機は2016年の段階ですでに他国のジェット機に遅れをとっており、取り分け領空へ侵入する敵戦略爆撃機への邀撃はほぼ不可能とされていた。
以上の理由から重武装と良好な上昇性能を持つ新型戦闘機が求められ、陸海軍で合同開発が行われた。
②機体性能と特徴
本機最大の特徴は発動機並びにプロペラが尾部にあること、即ち推進式であることである。
これにより、機首にそれらがある機体に比べて多くの利点を持った。
イ)飛行性能
i)運動
運動性能は従来機のそれとほぼ同じであるが、その性能を空気が希薄な高高度でも引き出せた。
ii)上昇
推進式航空機であるため、同程度の武装の戦闘機と比較し重量は軽く、空気抵抗も少ないため上昇力は良好とされる。
ゆえに敵爆撃機への迎撃は以前の戦闘機と比べ、はるかに高い。
(機尾の発動機とプロペラ。プロペラの枚数は4枚である。)
ロ)武装
武装は20mm機関砲が3門、7.7mm機銃が2丁とかなり重装である。
プロペラが尾部にあるため20mm機関砲のうち一つは機首に設置され、敵機へ正確に高い攻撃力をもって射撃を行うことを可能にした。
③運用
本機は斬新なデザインにより、他の機にない性能を得たが、その斬新さは故障や製造費の上昇を招き、試作一号機が完成した段階で開発が中止された。
一号機は陸軍の倉庫に予備機として保管されているらしい。
なお、本機はヒ22と共に革新的なデザインによる”失敗作”とみなされた。
この教訓により保守的な設計の五〇式戦闘機(ヒ28)がのちに生まれ、主力戦闘機となった。
④諸元
種別:局地戦闘機
全長:28ポッチ
全幅:38ポッチ
武装: 20mm機関砲*3
速度:750km/h
乗員:1
初飛行:2016年4月16日
運用状況:保管中
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モデルは日本海軍のJ7W1震電です。
今一つ何かが足りない気がします。