iMac(Early2008)にSSDを積んでWin7(64bit)をインストールしてみた | TERANC TERANC

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― DIYと読み手がしんどい髭日記 ―

購入したパーツも揃ったので、ついにiMac(Early2008)をバラした。

実際にやってみるとiMacを分解する難易度は思っていたより低い。

しかし、予期せぬトラブルがふたつ発生した・・・



【これまでのあらすじ】

iMac(Early2008 MB324J/A)が映像編集に使うメインマシンなので、いいかげんスペックと容量が限界になった。

新しいマシンが欲しいが予算がない。許された予算は3万円。

最初に外付HDD2TBを購入し、格安メモリで上限の6GBに増設(過去ブログ参照)

次に内蔵光学ドライブを、3.5インチ専用マウンタに乗せたSSD128GBに換装して、HDD320GBを2TBに換装するため、必要なパーツを全て購入した。




さて、とりあえず作業を開始する。

まず、このiMacより新しい2009年モデルで同様のカスタムを試した方の記事を参考にする。

iMacの改良 その2

新型iMacに乗り換え、そしてSSD換装へ

この手のカスタムの記事は2009年モデルの方のものが多いが、2008年モデルでも応用が効くだろうと思ったのが大きな間違い。

そもそもメモリも2008年モデルはDDR2、2009年はDDR3なので、その時点で他の仕様も異なるであろうことに気付くべきだった。


今回、換装するパーツは写真の3つ。

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■ST3320820AS (320G SATA300 7200prm) ⇒ 0S03191 (2TB SATA600 7200prm)
■OPTIARC SuperDrive ⇒ Crucial m4 CT128M4SSD2 + SlimBay12.7SA-HDD.SA

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1. まず、本体を寝かせる。

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2. メモリを外す。

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3. 吸盤を使ってマグネットで付いた液晶ガードを外す。もっと強力かと思ったが、吸盤は1個で十分だった。

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4. トルクスドライバーで星型ネジを外す。

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5. どこのネジかわかるようにしておく。

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6. とりあえず開ける。

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7. せっかくなので、CMOSのボタン電池CR2032も交換。

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8. 更に、せっかくなのでファンのホコリも綿棒で落としながら掃除機で吸う。

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9. 配線を切らないように、液晶に触れないように、更に開ける。

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10. 同じ形状のコネクタは、外した後で組み合わせがわからなくならないよう、目印を付けておく。

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11. こんな配線も無理に引っ張らないよう注意。

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12. 最初のターゲットはこのHDD。温度センサーとSATAコネクタを外し、レバーを引いて取り出す。

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13. 上下に専用の金具が付いているので、新しいHDDにそのまま移植する。

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14. こっちが新しいHDD。金具の取り外しも全てトルクスドライバー(T6とT8)を使用。元通りに取り付けて、元の位置に戻してHDDの換装は完了。

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15. 次は光学ドライブ。SSDをマウンタに搭載して入れ替えるだけ。

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16. サイズもピッタリ、全てはうまくいったように思えたが、SlimSATAだと思っていたコネクタを外してみてビックリ。

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16. …PATAじゃん。

途方に暮れる俺。

しかし、MB324J/Aのマザーボードの仕様詳細なんてどこにも情報がない。

iMacのマザーボードは特注品なので、代替も無理。

仕方がないので、急遽プランを変更。

取り外した光学ドライブを元に戻し、せっかく搭載したHDDも取り外す。

HDDの代わりに、SSDを積むしか方法はない。

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17. 一気にヤル気の失せた俺は、スッカスカのスペースにSSDを養生テープで固定。



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18. 結局、ただHDDをSSDに換装しただけになった(笑)

そして、何より美しくない。

ジョブズが見たら怒るだろうね…

あとは逆の手順で組み立てて完了。

無残なのは、全く使われなかったHDD2TBとマウンタ。


さて、ここからが面倒なインストール。

Snow Leopard ⇒ Windows7(64bit)までは問題なくインストール完了。

問題はWindows7(64bit)のドライバーであるBootCampが、このモデルにはインストールできないこと。

「Boot Camp x64 is unsupported on this computer model」 と出てインストールできない。

訳:テメェの使ってるiMacじゃ型が古過ぎて64bitは使わせネェよ!ビッチ!

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・・・というわけで、以下のサイトを参考に、コマンドプロンプトで無理矢理ブチ込む。

「Boot Camp 3.1」で64ビット版Windows 7を試してみた

結果、エクスペリエンスは6.3を獲得。この世代のマシンにしては上出来だ。


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あとは、各種アプリケーションやドライバをひたすらインストール。

何より驚いたのは、アプリケーションの起動の速さと、全操作の軽快さ。

理由は以下の3つだろう。

1. Windowsが64bitになったから。
2. Windowsが64bitになったことで、メモリ6GBをフル活用できるから。
3. SSDになったことで、全ての読み書きが速くなったから。

さすがに要素が3つ揃うと体感速度も相当速い。特にSSDの貢献は大きい。

OSが起動した瞬間、アプリケーションを起動できる。

フォントを2500個入れたイラレの起動は約7秒。

HD動画編集のプレビュー再生にかかる時間は従来の約4分の1。

レンダリングはCPUやGPUは替わっていないが、前よりも速くなっている。

全体的にパフォーマンスが上がっているのがわかる。


しかし、最後に全く別の問題が発生。

前は Canon PIXUS MG6130 に無線LANで接続していたが、今回再度接続を試しても繋がらない。

Canonの配信する最新のドライバは 「Windows7 64bit対応」 になっているのに、繋がらない。

(この端末から見たときだけ、ネットワーク上のMG6130に接続できない)

前と環境が変わったのは、Windows7が 32bit⇒64bit になっただけ。

試しに検索すると、64bit 環境で同じ症状の人が居るようだ。

Canonに電話するのも面倒だし、仕方がないのでいったんUSBで繋いだ。

珍しく怒る気がしないので、当面はこのままでいいや。

今度気が向いたらCanonに電話して説教ですね。











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