【御朱印なし】
岐阜県と滋賀県との県境に伊吹山という山があります。
伊吹山とは倭建命(やまとたけるのみこと)が薨去する前に素手で乗り込み白い猪に姿を変えた荒ぶる神にヤられてしまった山です。
古事記を読んでる方なら当然知ってるよね。
四方が山なもんでどれが伊吹山なんかな~って地図を見てたら、
伊吹山の麓に鎮座する美濃国二之宮伊富岐神社を見つけたのよ~٩꒰ ๑′◡͐`꒱♡
一の鳥居は神社から約850mの不破郡関ヶ原町野上にありました。
そこからひたすら真っ直ぐ‥東海道本線の踏切を渡り関ヶ原バイパスを越えると伊吹という地域です。
伊富岐神社の背後には標高1,377mの伊吹山。
倭建命は『こんな山あっという間に登って荒ぶる神を素手で退治してやんよ!』と登って行ったというからなんつーイケイケ皇子さま ( ఠ_ఠ )
伊吹山の麓って言ってもだいぶ離れてるから、
社殿の裏に山ーっ!って感じではないんだけど拝所に立つと伊吹山を遥拝する向きです。
むむ。
この手の橋ってだいたい進入禁止だけど、
周りを見てもそのよーな案内はない。
これは渡るしかないでしょ ٩( "ω" )و
き‥キッツ 三 (lll´Д`)
あとで知ったけど〝神橋〟って言うくらいだから神さまのための橋で、
人間が渡るもんじゃないらしいです(`Д`)
こんなもん登山靴でもワラジでも裸足でも渡れないよ!
参道から左に伸びた石橋は弁天さま。
無人だけど荒れ果てた感じではない。
慶長5年(1600)の関ヶ原の合戦で社殿が焼失しましたが、
慶長11年(1606)と寛永13年(1636)の棟札が残っていることから合戦後すぐに再建されたことが分かっているそうです。
拝殿の中にはいつの物なんだか青く変色したかっこいい鏡が!
岐阜県神社庁のHPによると、
御祭神は多多美彦命(たたみひこのみこと)。
この付近一帯は天火明命(あめのほあかりのみこと)の子孫伊福氏という豪族の発祥地なので、
伊福氏の祖神なのかも?だって。
▲赤い屋根は御本殿
式内社で旧社格は県社、美濃国二之宮です。
延喜式神名帳に記載された〝伊富岐神社〟の社号がそのまま残ってるのもすごーい。