犬を飼うということ[第8回]|本郷家の問題はすべて金に起因していた | テレビドラマに夢中!

犬を飼うということ[第8回]|本郷家の問題はすべて金に起因していた

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2011年4月15日 - 2011年6月
毎週金曜 23:15 - 24:10(54分)
脚本:寺田敏雄
音楽:沢田完
音楽協力:テレビ朝日ミュージック
ゼネラルプロデューサー:内山聖子
プロデューサー:木内麻由美、大江達樹、池田偵子
演出:本木克英、遠藤光貴、髙橋伸之
制作:テレビ朝日、ザ・ワークス
主題歌:関ジャニ∞「マイホーム」(インペリアルレコード)
オフィシャルサイト:http://www.tv-asahi.co.jp/inu/

* cast
本郷勇次(30):錦戸亮(NEWS・関ジャニ∞)
本郷幸子(29):水川あさみ
本郷大(8):山崎竜太郎
本郷眞子(6):久家心
堀田克彦(29):田口淳之介(KAT-TUN)
窪田 松夫(57):泉谷しげる
川島 秀樹:武田航平
安住 由紀子 :鹿沼憂妃
中尾 啓介 :風見しんご
野崎 誠吾:吹越満
奈良橋 宗一:杉本哲太


テレビドラマに夢中!-犬を飼うということ

眞子と大は夏休み返上でスカイの面倒を見る。勇次と幸子は大切な家族であるスカイを見守り、出来る限り一緒に過ごす時間を持とうと誓うが、団地自治会から12月末日までに退室せよと通告される。


水川あさみは田口淳之介から借りた50万円を返すために、
レストランで田口とランチをする。
これがまた田口行きつけのフォーマルなレストランであり、
水川は思わず、この料理を家族に持って帰って食べさせたいと思うと呟くと、
田口は珍しい話を聞いたと言わんばかりに「そういうのっていいね」と感想を述べる。
しもじもの暮らしは面白いのう、という感じだったので笑ってしまった。

水川は家に戻ると、まだ明るいというのに、
すでに仕事を終えて帰宅していた錦戸亮がヴェランダの手すりに足をかけていたが、
貧乏をはかなんで身を投げようとしていたのではなく、
職場の先輩が新しく始めるという窓清掃会社の起業に誘われていたのだった。
これから会社を作るという話なので、当分は収入は期待しないでくれと言われており、
そういう話をみだりに持ちかける相手も相手だと思うが、
錦戸はすでにその気になっていた。
同じ清掃仕事の正社員をしているのに、そういった話に乗り気になる理由がよくわからないが、
その会社が成功して大きくなれば幹部になれることが魅力的ということなのだろうか。
水川は、男の人って仕事に自信がもてることがすべてなのよね、と言っていた。
要するに、錦戸は、人に見込まれたりすることに弱い性格なのである。

これによって、本郷家はさらに収入が不安定化することが見込まれたのだったが、
ところが、訪ねてきた泉谷しげるが、
退職金の残金380万円あまりがおさめられた預金通帳と印鑑を提供したので、
出産費、スカイの治療費、そして激減したはずの収入といった
本郷家の問題はあらかた解決してしまった。
一家は夏休みの行楽にこそ出かけられなかったが、
風見しんごがマスターをしている「CrossRoad」へスカイを連れて行き、
週末の外食を愉しむことができる程度の余裕をもてるまでになった。
このドラマにおける問題は、ほとんど金がないことに起因していたのである。
こういったドラマもいまどき珍しい。

夫婦は団地の自治会から呼び出しをくらって、年内の退出を求められる。
「12月になんてなる前に…」と水川が口をすべらせたので、
すでに380万円を頭金にマンションか一戸建てを買って引っ越す予定なのかと期待したが、
年末までスカイはもたないと言われているということのようであった。
泉谷しげるは月に一度はすき焼きを食べに来ると言いおいていたので、
やっぱり入り用ができたから金を返してくれと、いつ言われるかわからないと思う。
ラストシーンは、どう見てもそのままスカイが死ぬのであろうという描写だったが、
予告編を見るかぎり、逝き際のスカイと別れを惜しむシーンが満載になるようだ。

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他の回の「犬を飼うということ」
第7回|金なさすぎ
第6回|本郷家の試練は続く
第5回|スカイは不治の病だった
第3回|家庭の危機すぐる
第1・2回|ビンボのリアリティ

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