痔ろう根治~手術編~ |  孝の独り歩き

 孝の独り歩き

山口県・広島県をメインに写真を撮っています。

痔ろうに悩んでいる方はまずこちら



今回は手術編として、自分が体験した手術をなるべく詳しくお話します。


まず、10時予定の手術に対して9時に点滴を打ちます



孝の独り歩き(山口編)

点滴を入れるために、血液採取より少し太めの針を刺すのですが


自分の腕はぽっちゃり・・・いやプックリ型で、血管がなかなか出ず、看護師さんが当分ぱちぱち叩いて浮き出させようとしていました


ようやく、針を挿入して点滴のクレンメ(覚えましたよ~)を調整して流しいれますが


「あら~?あらら~?」と上手く行っていない様子・・・不安になりながら見ていると・・・


点滴が外に溢れ出してしまい、やりなおし(◞‸◟)  今、ここ凄い紫色のあざになってしまっていますw



次は相当慎重に、ペチペチ腕を叩きまわし、ブスリ


成功!



孝の独り歩き(山口編)

よくみると判ると思いますが、看護師さん泣かせの腕でしょ?血管全く出とらんw



孝の独り歩き(山口編)

そうそう、手術用の衣にも着替えます。基本バスローブみたいだけど、脇の部分全部ボタンで簡単に外せるような仕組みになっています。


これを着て、点滴を打って


手術室に向かうまで、部屋で待機。



孝の独り歩き(山口編)

なんかおばちゃんみたいで恥ずかしいけど、このときめっちゃドキドキしています。



そして前の手術が30分程度押して


10時30分に呼ばれ、歩いて手術室へ。



病棟の廊下を進み、「関係者以外立ち入り禁止」と床に大きく書かれている場所をズンズン進み


ドラマで良く見る「手術室」というランプがある場所で少し待たされる。




ここで、病棟の看護師さんとは別れ、手術担当看護師さんに引き継がれます。


ちょっと、ここで詳しく書いておきたいのですが


手術担当の看護師さん達の雰囲気、凄いです。


病棟の看護師さん達は、保母さん的な優しさで包まれていますが


手術担当の看護師さん達は、語り口は優しいですが、目を見るとゾクッとするほど冷たい(言い方が難しいですが恐ろしいほど冷静という意味です)感じで、直視できません。


たとえるなら、この時に僕が突然もんどりうって血反吐を撒き散らしながら痙攣したならば


病棟の看護師さんならば「きゃあああ」と逃げてしまうような雰囲気ですが


この手術担当看護師さん達は、全く動じずに最適な処置を施してくれるであろう冷静さを感じました。



そんな看護師さん達に連れられて、手術室の扉が開くと


下から冷たい空気が沸き上がってくるような空調になり


二枚目の扉は足で踏んで、観音開きで扉が開きます。


扉の先には、細長いベッドがあり、ここに座ります。



まずは脊椎麻酔。


お尻に麻酔を効かせる為に座って注射を打ちます。


正方形のクッションをお腹に抱き、看護師さん二人に支えられながら、麻酔担当の人が「ここに打ちますよ~」と背骨をクリクリ触ります。


まずは痛み止めを数本打ち、皮膚表面の感覚が無くなりかけたところでゾワ~としたものが進入してきます、そして足の方に向かって体の中で液体が流れるような感覚がありました。


その後「うわ、ごめんなさい」と麻酔師さんが謝り、え?と思っていると「肉付きが良くて脊椎の場所が・・・」とまさかの二発目


しかし、痛み止めを追加してくれたおかげで二回目は全く感覚ありませんでした。


この後10分くらい麻酔を効かせる為に座り続けて


お尻をキュッとしても感覚が全く無くなったところでうつ伏せに


細いベッドは可動式で、お尻を突き出す体制(ジャックナイフ)に自動で変形し、手術開始!



全く何をしているのか判りませんが、はじめの方にかなり強く内臓を引っ張る感覚があります。


後から看護婦さんに聞くと、肛門を拡張し、直腸を引っ張り出したそうです。その時の感覚らしい・・・。


その後は電気メスで肉が焦げる臭いが部屋に充満するくらいで、作業は20分程度でゴム管を縛る所まで終了。



手術が終ると、ベッドがフラットに戻り、寝たままコロンと寝返りをうつように別のベッドに移動し


全裸で仰向けになった僕に、恐ろしいスピードでガーゼ・T字体・手術衣と装着していき、容態が安定しているか確認するために10分程度そのまま放置。


しばらくして、病室のベッドが到着し、7人がかり(笑)で持ち上げられ病室のベッドに移動。


手術室から見送られ、病棟の看護師さん二人にガラガラと部屋まで連れて行かれるのですが


この時の天井の動きが凄いw


アトラクションみたいです。楽しかった。



これで手術編は終わりです。




ちなみに、最初のガーゼチェックの時、T字帯してるし~、と布団を恥ずかしげもなくめくっていましたが


T字帯ってこれね
孝の独り歩き(山口編)

フンドシかと思いきや、フンドシとは逆に着けられていて、前はなーんも防具なしw


だいぶ経ってから手で触ってみると、手術衣もはだけて布団に直でズンドコベロンチョしていました。めっちゃはずい。




オムツもてっきり付いているのかと思いきや



孝の独り歩き(山口編)

オムツはベッドに敷く用でした。 出血がひどい場合がありガーゼでは防ぎきれないのでオムツを敷くようです。



そうそう、手術中、看護師が執刀医を呼ぶときに「院長!」「院長!」と呼んでいて、???と思っていたのですが、後からチェックすると、この周南記念病院の理事長兼院長様は大腸肛門科を担当されている竹重先生でした・・・凄い威厳のある人だなぁと思っていたのですが、本当に凄い人でした・・・。すんごいデッカイ病院なんですよ。


手術の2日後に医者団の回診がありましたが、お医者さんが集団で居ると凄いです・・・雰囲気に圧倒されます。RPGでいう四天王とラスボスが集合したような威圧感がありましたよ。自分は体は大きいですが、この時は自分が小人になったように萎縮してしまいました。



これで基本的に痔ろう関係は終わりかな。


後は一ヶ月程度



孝の独り歩き(山口編)

座浴しなければいけません。 


どうしてかと言うと


鼻ピ


ヘソピ


に負けない


尻ピ をしているからですw


鼻ピをしている人で鼻水が出た時思いっきりティッシュで鼻かむと痛いでしょ? そういうことです。


尻ピが取れるまでは遠出、出来ないなぁ(◞‸◟)