今回、沖縄の北谷（浜川漁港）から大遠征に行ってきました。
船はいつもお世話になってます”ゆりか”
です。
船中泊の準備を整え、PM１０：００出航。
第一ポイントへは約９時間かけて到着。とんでもなく遠いところにきてしまった。
初めて踏み入れるポイントだけに何が起こるのか、、、可能性は未知数です。
まずはGT調査。
が、しかし、潮と風が同調しておらず、何ともやり辛い。
船長である竜ちゃんは私達がキャストしやすい様に風上に船を立ててくれたのですが、船の下から新しいポイントが出てくる。。。。
それにいち早く気付いた相方は、気合いを入れてアゲインストにフルキャスト。
私はサイド側にキャスト。。。
しばらくすると、ぽぽこに１発目のバイト
が乗らず。
立て続けに２発目
がフックアウト・・・・
自分が糞に思えてくる。
今度こそはと、キャスト３ジャーク目にして
”バコ―――――――ンッッ”
「絶対に獲る―――――ッッッ
」
しかし、国内GTは約９か月もの間釣ってないだけに、緊張で足がガクガク震えてしまう。そんな私に竜ちゃんは全フォローでサポート。
「水深あるから大丈夫だよー
」
「焦らずゆっくり、少しずつ巻いていこう
」
励ましの言葉で冷静さを取り戻し、無事GTを膝乗せすることが出来ました。
（未計測なのですが、１５キロあるかないか位だと思います。）
プラグ：トーマス ストロングＰＯＰ １６０－８０
これまで、毎月遠征に行く恵まれた環境にありながら、９か月ぶりとなる国内GT。
喜びに加え、釣れたのではなく釣ったんだという達成感にしばし浸っていました。
海外では釣れて当たり前という空気の中、いかに国内で釣ることが難しいのか身をもって感じているだけに、
今回のGTは自分にとって救世主のような存在でした。ようやく暗く長いトンネルから抜け出し、自信を取り戻せたような気がします。
その後、ここ最近のレギュラーメンバーであるイソマグロをキャッチ 。
このまま勢いに乗れるかと思いきや、、フィーバー終了。
見切りをつけ第二ポイントとなる、硫黄の匂い漂う島へ４時間かけて移動。
水産資源豊かなこの島で幾度となくいい思いをさせてもらっているだけに特別な思い入れがあります。
が、しかし、夕まづめまで休む事なくキャストしたのですが、その時はやってこずノーバイトに終わりました。
気持ちを切り替え、日が落ちてからのお楽しみタイムに突入
船中泊といったらやはり夜釣り――――――
キビナゴ付けての餌釣りだから、竿を落とせば、すぐさま喰ってくる
こよなく海とお酒を愛する竜ちゃん船長と、さぁ夜はこれからだ～
という時に、、、
まさかの第一脱落者がッ
相方、、、前日のパトロール隊としての寝不足で船酔いダウン。
（あれだけ夜釣りを楽しみにしていたのに、可哀想に・・・・。）
そして、しばらくすると、竜ちゃんまでもが長距離による操船の疲れで気絶（爆睡）
船中ただ一人、エネルギッシュなぽぽこ。。。
ライトタックルで一人夜釣りをしていると、幾度となくドラグが止まらず針をブッチ切っていく奴が掛かる。
その正体が気になって、船に積んであったトルサのリールでリベンジ。
もうほとんど泳がせです。途中、切り身が無くなったので、タモでトビウオを捕獲して餌を調達。
集中し過ぎて、気付けばAM１：３０。結局正体を突き止める事が出来なかったのですが・・・・・・
釣果としては根魚メインで、ミミジャー、タコ、ギンガメなど本当に良く釣れました。
（カメラのフラッシュが利かなかったので、朝に撮影。）
＊２日目＊
朝まづめ。島周りでのGTキャスティングに期待したものの、平和過ぎる海。
正午まで粘って１バイト、１フッキング、ゼロキャッチ。。結果撃沈でした。
途中ジギングをしたものの、２枚潮でパッとせず。。。
潮の利いていない時に釣れるヤガラが釣れ、即退散
この日は伊是名の民宿伯だったので、早々の戻りとなった訳ですが、、、。
向かい風で４時間かけてPM８：３０港に到着。
釣果が釣果だけに、移動がえらく堪えました。改めて、船中泊での遠征は一か八かの博打の様に思えます。
そして、久しぶりに地に足を着けて、民宿まえだにて。
遅い時間にも関わらず、嫌な顔一つせず前日夜釣りで釣った魚を刺し盛りにしてくださり、結局この日も泡盛片手に夜更かし。。。
（色々、離島泊はしていますが、遅い時間に帰ってくると民宿では晩ご飯も用意してくれない所もあるんです。）
民宿前田では遊漁もやっているだけあって、釣り人の気持ちをわかってらっしゃる。
ミミジャーは金目の様な上質な脂が乗ってって絶品でした。
伊是名に行く際は外せない民宿ですッッッ。
＊３日目＊
この日は船長判断、オールGTで攻めました。
実績あるポイントで細かく筋を立て直し、再び流す事を繰り返すものの一向に出てこない。
GTが出る時は本当に一瞬で、それ以外は何をしてるのかというと
自身のルアーの動きを見て、
”今のペンシルダート最高～
”
”ナイスッ
ポップ音堪らんッッ
”
と、ほぼ自分に酔いしれている時間なんですよね。９割そんな感じ。。
そして今回の最終日、長期戦だったからこそ自身のメンタルを保つ上で、
引いてて楽しい（単純な？）
豪快な爆裂音を出し、水飛沫を飛び散らすポッパーで貫き通す事にしました。
前半、何ら反応もなく伊江島へと移動し、最後の可能性を信じてキャストするものの、早々に心が折れた相方は後半戦ベンチ休憩。。。。
すると、１人でキャストを続けるぽぽこに、ようやく念願のバイトッッ
しかも、そのルアーの下に数匹のGTがッ
幾度となく追い喰いして上がってきたのは・・・・・
中でも一番可愛らしいサイズの子でした。
しかし、最終日ほとんど執念だけでキャストしていただけに、出てきてくれてありがとうという気持ちで心は満たされました。
これにて、遠征終了となった訳ですが、、、
いつもブイブイ言わせてる相方、今回ほぼ何も釣ってません。（いつもの私状態です
）
「正直、もう少しジギングがしたかったかなぁぁ・・・。
」
とぽつり。。。。(^_^;)
（持参したジグは３０キロ以上。うち使ったのは３本。。。。）
やはり、１日GTは心が折れそうになります。けど、そのおかげで今回久しぶりにGTが釣れたんですけどね。全体的な釣果をとるか、GTにこだわるか、難しいところです。
何はともあれ、今回GT釣れて本当に良かった。
竜ちゃんありがとうございました。
最終日の夜は沖縄本島に行ったら必ず食べる、山羊汁に舌鼓。
”ぬちぐすい”にて
相方から、
「９か月ぶりに国内GT釣れて良かったね～
おめでとう
」
と言われ、心を良くしていたのですが・・・・・
「今回釣ったから、次に釣るのは９か月後
」
と言われ、震って
しまった。
けど、逆に考えれば９か月GT釣れなくても食っていける訳ですから燃費良いですよね。
こんなにもGT釣ってないのによく懲りずにやってるな。と思われるかもしれませんが、、、今後もGTを追い求めて突き進もうと思います。