アベノミクスでなぜ円安で株高になるか | デフレ派のブログ

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デフレ容認、円高容認の視点で経済などを論じたいと思います。経済学部出身です。

安部総理が就任し、アベノミクスという経済効果が表れることになっています。

で、何をするかというと、財政出動と金融緩和です。


財政出動に関して、わたしはネットで口をすっぱくして、土建屋の利権を攻撃していましたので、

どうやら、そのかいあってか関係なくか、

土建屋だけでなく、さまざまな先端分屋へ投資される予兆が見られますが、

それが実際に行われるのか、予算の内訳を見たことはありません。

誰か、安部政権の組んだ補正予算の公共投資の内訳が分かる方は教えてください。


で、金融緩和というのは、具体的には、野田総理の時に、すでに批判に押された野田総理のもとで、

円の流通量を80兆円から90兆円に増やすことを決定しました。

当然、円安になります。

安部政権が成立し、国民の信を受けたとされ、

日銀はさらに90兆円から100兆円に円の流通量を増やしました。

当然、もっと円安になります。


だから、二割ほど円安になるのは当然で。、

国際金融資本にとって、割安になった日本の株価が二割ほど上昇するのは当然です。


すでに、円安のためパソコン関係の値段が二割ほど上がったという報道も一部されております。


アベノミクスはただの印象操作ではなく、現実に実体である経済原理にもとづいて動いています。

ただ、投資家が噂を信じて相場を動かし、円安、株高になったわけではありません。

投資家が日銀の円の流通量の変化に気づいて、

あるいは、流通量の変化で相場が動くことを信じて、

結果として、安部総理就任に時期を合わせて、円安、株高になりましたが、

これは、野田総理の時に、円の流通量を増やすと決めた時、

もういずれそうなることはわかっていたことです。


安部政権の、今後の経済のかじ取りに、慎重な対応が必要です。


なお、わたしは、日本が十五年後財政破綻すると予測した時点で、消費税増税に賛成しましたが、

公務員は、財政破綻へ備える気はいまだにまったくなく、

予算規模を大きくしようとするつもりのようですので、

公務員に利権をとられるのが嫌なので、再び、消費税増税に反対します。


安部政権が、消費税増税をするか、しないかは、いまだにわかりませんが、わたしは今は反対です。


なお、わたしが前回の衆議院選挙で、民主、民主に投票したのは、高速道路無料化を支持したからで、

結果、高速道路を無料化してくれませんでしたので、今回、民主には入れませんでした。


維新の会と自民党を比較し、意思統一がばらばらの維新の会は信用できないと思い、

今回の衆議院選では、自民、自民に入れました。


理由は、数十兆円の損失を出してでも(わたしのアベノミクスの評価はこうです)、

憲法九条改正をしたいからです。

憲法九条改正は、わたしの一生をかけた悲願のようなものであり、

民主党が護憲政党であるため、自民党が政権公約に「憲法改正」と明記したことにより、

自民党支持をしました。


ただの一票ですが、こう判断して、投票しております。


安部政権の経済政策に期待がかかっているようですが、わたしはいまだ慎重な見方をしています。

つまり、わたしはデフレ派です。