独り座り出来るころには、床の上におすわりさせるだけでなく、
腰掛けて座れるように、そのチャンスをつくってあげることが大事です。
床に独りすわりしてくれたら、大人は楽なのでその姿勢をずっととらせがちですが、
あえて腰掛ける姿勢を練習させるようにしたいものです。
なぜなら、足裏が床の面にぴったりと接地する時間をもてるようになるからです。
将来2本足で立ち、歩けるようになることが自立することでもありますから、
その将来のために、足裏が床につくチャンスを意識して作ってあげることが大事です。
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写真のボクは、ダウン症です。
心臓の疾患もあり手術をしているだけに、発育のペースにハンディを負っていました。
しかし、背筋の力を引き出すために、
背すじ矯正し、対面(ついめん)抱っこやズンズン運動の
生活に取り組むようになってからめきめき成長してきました。(写真1)
ボクの目がしっかり焦点の合っている目ヂカラのある目に変化してきています。
目標となるものを見て前進しようとする意欲が出るようになっただけ
その意欲は表情にあらわれるようになるのだと思います。
お座り姿勢がとてもきれいなので、「上手、上手」とほめたら
まねをして、拍手をしています。(写真2)
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足裏を床につけて腰掛ける姿勢を促し、背筋を鍛えるのです。
背もたれのある椅子に腰かけてはいますが、
背もたれさせずに、ボクの腰(腸骨部分)を両手で支えて
腰の真上に頭がのっかっている姿勢を維持させるように促します。(写真3)
ボクは、自分でミルクを飲むことだけに専念し、
お座りのバランスを保つことに負荷をかけさせないように助けています。(写真4)
足裏がしっかり床についたままを維持したいので、
足場にクッションをひいて、足が着地しやすいように助けています。(写真5)
このように、日常生活の姿勢を変えることが
子どもの消化機能を高め、免疫力を高め、
意欲や好奇心をかきたてて成長していくようになっていくのです。
子どもが成長するのを待っていては、なかなか変化はおこりにくいものです。
子どもの時期に、親が関わって直してあげることこそが、
これから一生続く姿勢と健康づくりなのではないかと思うのです。
お座り姿勢をかえたら・・・1⇒ http://plaza.rakuten.co.jp/kidsstudion2/diary/201106140000/
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