11/25日曜日
【WBC暫定タイトル戦ウエルター級】
☆ロバート・ゲレーロ(3-0判定)vsアンドレ・ベルト
【WBO NABOタイトル戦Sウエルター級】
☆キース・サーマン(4RTKO)vsカルロス・キンタナ
【ウエルター級12回戦】
☆ビャチェスラフ・センチェンコ(9RKO)vsリッキー・ハットン
【WBA暫定タイトル戦ミドル級】
☆マーティン・マレー(6RTKO)vsホルヘ・ナバーロ
【ヨーロッパ&WBCシルバータイトル戦Sウエルター級】
☆セルゲイ・ラブチェンコ(2-1判定)vsセドリック・ビーツ
~ミドル級戦線~
マーティン・マレー vsホルヘ・ナバーロ WBA暫定タイトル戦
マーティンマレー(25勝11KO1分)は昨年12月にシュトルムに惜しくも引き分けたせいか敬遠され対戦相手に悩まされていた。
そこで今回わざわざ南米ベネズエラから無敗のファイターホルヘナバーロ(12全勝10KO)を呼び寄せた。
高いKO率が不気味だが世界的には全くの無名。試合が始まってみれば実力差は歴然だった。マレーがすっきりと6RTKOで勝利を飾り暫定ベルトを巻いた。
さて今後の展開だが4/27WBC王者マルチネスとの一戦が噂されている。またWBA正規王者ゴロブキンとの対戦、シュトルムとの再戦などのラインナップが予測される。
一度はテーブルに上がりかけた石田順裕戦が是非とも見たい所だ。
2012.11.24 Martin Murray vs Jorge Navarro
~Sウエルター級戦線~
キース・サーマンvsカルロス・キンタナ NABOタイトル戦
キースサーマン(18全勝17KO)がキャリア初の大勝負に出た。WBOの地域ベルトを保持しているカルロスキンタナ(29勝23KO3敗)へ挑戦した。
これまで相手をバッタバタと豪快にぶっ倒すパフォーマンスを魅せてきたサーマンだが超実力派キンタナ相手にどうだろうか。
結果は初回からダウンを奪うなど終止サーマンが圧倒。なんと4ラウンドでキンタナを仕留めてしまった。詰めのラッシュはまるで全盛期のタイソンのようだった。
今回の快勝で勢いに乗るサーマンはベルト奪取に向け試合後マイクアピール。WBAウエルター級王者マリナッジ、WBOウエルター級王者ベイリー、そしてあのメイウェザーをコールした。
また海外ファンの間ではSウエルター級ならカークランド戦をと期待されている。ハングリーな24歳注目のホープがいよいよ世界タイトル戦へと乗り出してきた。
2012.11.24 Keith Thurman vs Carlos Quintana
~ウエルター級戦線~
ロバート・ゲレーロvsアンドレ・ベルト WBC暫定タイトル戦
先週末最も評価を上げたのがロバートゲレーロ(30勝18KO1敗)だろう。スピード&テクニック&パワー全てを兼ね備えたアンドレベルト(28勝22KO1敗)に対し6ポイントもの差をつけ完勝した。
試合開始序盤から猛攻を加え1、2ラウンドと連続でダウンを奪うとこのまま試合を終わらせてしまうんじゃないかと思うほどだった。
ゲレーロが狙うはビッグマッチだ。かねてからメイウェザー戦を熱望し、パッキャオvsマルケス戦の勝者との対戦をコールした。
ガンと戦う妻ケーシーのためにもリングで負けるわけにはいかないのだ。そうだこの感動のエピソードはいずれご紹介する事にしよう。
2012.11.24 Robert Guerrero vs Andre Berto