11/30金曜日
【Sミドル級10回戦】
ピーター・マンフレッドjr vsライコ・サンダース
12/1土曜日
【WBAタイトル戦Sライト級】
ホアン・グズマンvsクハビブ・アルカバーディフ
【WBAラテンタイトル戦ミドル級】
ドモニク・ドルトンvsリチャード・グティエレス
【英国タイトル戦Sウエルター級】
デントン・バッセルvsロニー・ヘフロン
12/2日曜日
【WBAタイトル戦Sウエルター級】
オースティン・トラウトvsミゲール・コット
【ミドル級10回戦】
ダニエル・ジェイコブスvsクリス・フィッツパトリック
【ミドル級10回戦】
クリス・ユーバンクjr vsマット・ハイニー
【Sライト級10回戦】
ポール・スパダフォラ vsソロモン・エグバリム
ボクシング無料ライブ配信サイト
~Sミドル級戦線~
昨年11月WBC世界ミドル級タイトルマッチvsチャベスjr戦で5RTKOに敗れたマンフレッドjrは一時リングを離れていた。
ディフェンスマスターと呼ばれ万を辞した世界戦で滅多打ちに合い限界を感じたからだ。マンフレッドは戦いながら世界の高い壁をイヤと言うほど味わったともらしている。
試合後〝今から子ども達とサンドイッチを食べにピクニックでも行こうか〟そう夫が提案すると妻ヤミカは安堵の表情を浮かべたと言う。
事実上の引退宣言だった。
11/30マンフレッドjr突然の現役復帰である。一年ぶりのリングだ。家族との生活を優先するため引退したマンフレッドはまた家族との生活を充実させるために復帰したのだった。
今回従来のミドル級から一階級あげてSミドルでの復帰戦だ。相手のサンダース(22勝9KO18敗2分)はLヘビー出身である事から今後もSミドル戦線を主戦場に置く事を考えているかも知れない。
アマ時代対戦経験のあるフロッチ(その際は敗れている)とのビッグマッチにこぎつけるか。
~ミドル級戦線~
脊髄癌と診断され闘病生活を送っていたダニエルジェイコブス(23勝20KO1敗)の復帰第2戦目が行われる。
再びリングに上がる事はないだろう、とまで言われた男は先月カムバックを果たした。しかもなんと73秒というKO劇であった。前回はブランクの影響かSミドルでリングへ上がったが今回は本来のミドル級で登場だ。
舞台はボクシングの殿堂的スタジアムMSGにてセミファイナルと人気&注目度の高さを伺わせる。
相手はクリス・フィッツパトリック(15勝6KO2敗)同じ年25歳のホープだ。これといった出世試合はまだないが戦績を見る限り決して侮れないだ。8歳の頃からグローブをはめて以来ボクシング人生初のビッグステージに立つ。
さてジェイコブスは現在ランクから外れてしまっているがクリスに勝てば世界再ランク入りに成功するだろう。そして現段階でもうすでに次戦を2月地元ブルックリンで行う事が決定している。
ブランクを取り戻しベルトを目指して一直線に突き進む。狙うは世界だ。
~Sウエルター戦線~
今週末最大のビッグマッチと言えばトラウト(25全勝14KO無敗)vsコット(37勝30KO3敗)のWBAタイトル戦だ。
トラウト四度目の防衛戦となるこのベルトを脈々とたどってくと石田順裕が保持していた2010年の暫定ベルトにつながっている(記事トップ画像)。リゴベルトアルバレスが半ば地元判定気味に奪い去ったベルトは2011年トラウトの手に渡り正規ベルトとなった。
挑戦者コットだが先日のメイウェザー戦での奮闘ぶりが記憶に新しい。メイウェザーが流血するという目を疑うような光景を初めて見た。凶暴なコットのアタックは、いかに技巧派のトラウトといえども12ラウンド安全にさばききれるものではないだろう。
オッズの方はというと15:8でコットが優位と出ている。ビッグマッチ常連のコットの実力からすると思ったほど開きがない印象だ。トラウト身長177cmリーチ183cmに対しコット身長リーチとも170cmという体格差の影響もあるだろう。
トラウト勇敢に前に出て行ければアップセットが起こせるかも知れない。しかしトラウトはやはりディフェンシブに戦ってしまうだろう。そしてそれを追い詰めるコット、という展開でコットが勝利すると予測する。
Austin Trout vs Miguel Cotto Episode 1 - SHOWTIME Boxing