ネイサン・クレバリーvsショーン・ホーク WBOタイトル戦 | @TUG_man石田順裕応援ブログ

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世界リアルボクシングドキュメント



今のLヘビーと言えば最年長ホプキンスを筆頭にWBCチャドドーソン、ジャンパスカルらが顔役か。そしてIBFタボリス・クラウド、WBOネイサン・クレバリー、WBAベイブト・シュメノフら王者勢が続く。

そこにSミドルからブテやケスラーら元世界王者クラスが行き来をしている。ザックリこんな印象だろうか。

当ブログでは石田順裕今後の動向に合わせそんなLヘビー級シーンをも新たに紹介して行く事にした。ウエルター、Sウエルターのトップランカーは石田順裕から逃げ惑うばかりで相手にならないからだ。

10月の段階でLヘビーをも視野に入れることをほのめかした石田順裕だがこの11/10の興行でタイトル戦を行っていた可能性もあった。

というわけで今回はWBOネイサン・クレバリーの防衛戦。相手は本来一階級上クルーザー級のハードパンチャー、シェーンホークだ。

さてこのネイサン個人的にちゃんと観戦するのは初見である。どんなかなと楽しみに試合開始だ。


ネイサン右オーソドックスの構えから小気味よくジャブを突いて行く。速い。そして精度も高い。これはいいリードジャブだ。そしてワンツーを放つ。ガードを高く上げる正当派ボクサーファイタータイプだ。

接近しては左ボディーで確実に体力も奪って行くことも忘れない。

対するホークはネイサンの一連の攻めにアップアップで何もさせてもらえない。時おり左右パワフルなフックを振るうくらいか。

序盤から一方的な内容でネイサンがフルマーク。

その後もネイサン優勢の試合展開は続き第7ラウンド。ジャブジャブジャブワンツーとネイサン完全にホークをコントロールしている。

そのままロープまで押し込み上にパンチを散らし空いた左ボディーを強打、ガードが下がった所また顔面へ左右フック、そのままラッシュでホークたまらずダウン!


ホーク逃げようにもパンチの雨あられに全く逃げれなかった。

ここは立ち上がり試合再開も再びラッシュの詰めに入るネイサン、ものの数秒でまた沈めてしまう。がここでゴング。

フィニッシュは次8ラウンド。ネイサン右フック一発でダウンを奪うとその後はロープに張り付けメッタ打ちでストップ!

見事なTKO勝利を飾った。


10日前に突然出場が決まった急造仕上げのホークが相手だったため決して今回の一戦で過大評価はできないが納得のパフォーマンスだった。



快勝で波に乗るWBO王者は次戦生ける伝説バーナードホプキンス(52勝32KO6敗2分)がウワサされる。



またはWBA王者ベイブト・シュメノフ(13勝8KO1敗)との統一戦に乗り出す意向だ。

Sミドルトップランカージョージ・グローブス(英国)
「ネイサンは素晴しい王者へと成長している。真の力を証明するために来年IBFクラウド、WBCドーソンのような王者との一戦が観てみたいね」

トレーナーフレディ・ローチ
「ネイサンが名前を売るには統一戦がいいだろう。ネイサンは他世界チャンピオンを倒す力を秘めているし今まさにその段階に来ているよ。そうすればスターになれるだろう」



スピード溢れる猛回転コンビネーションでLヘビー級を圧巻した伝説の王者カルザゲ(2008年引退46全勝32KO無敗)の愛弟子ネイサン。

米国リング進出、Lヘビー級統一戦へ挑むネイサンのウェールズ新伝説が今始まろうとしている。




2012.11.10 Nathan Cleverly vs Shawn Hawk LIVE TONIGHT!