11/10〜11/11(日本時間)海外中量級試合スケジュール | @TUG_man石田順裕応援ブログ

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世界リアルボクシングドキュメント


11/10土曜日

【コモンウェルスタイトル戦Lヘビー級】
オビル・マッケンジーvsエンツォ・マッカリネリ


11/11日曜日

【WBOタイトル戦Lヘビー級】
ネイサン・クレバリーvsショーン・ホーク


【IBOタイトル戦Sミドル戦】
トーマス・オースイゼンvsフルへン・スニガ

【Sウエルター級12回戦】
アルフレド・アングロvsラウル・カサレス


【WBFタイトル戦ウエルター級】
ウンベルト・ソトvsホセ・ロペス


【WBA暫定タイトル戦Sミドル級】
スタニスラフ・カスタノフvsセルベル・エムラエフ


【WBCエリミネーター戦Sウエルター級】
エリスランディ・ララvsパネス・マーティロスヤン


【WBAインタータイトル戦ミドル級】
パトリック・ニールセンvsイン・ザ・バキ


【Lヘビー級6回戦】
ダニー・マッキントッシュvs未発表


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~Lヘビー戦線~


WBOの無敗王者ネイサン・クレバリー(24全勝11KO)が4度目となる防衛戦を行う。

当初ライアン・コイン(21全勝9KO)との対戦で話が進んでいたがコインとドンキング間で契約上の紛争が勃発し先月急遽おじゃん。

突然戦う相手がいなくなりタイトル戦を行えるかどうか暗礁に乗り上げたが何とか相手が決まった。

「それは10日前のことだ。突然電話が鳴ってWBOタイトル戦をやらないかとオファーされたんだ。一週間後には準備しといてくれってさ」

こうしてショーンホーク(23勝17KO2敗)にビッグチャンスが舞い込んだ。

「オレは何も怖くない。いつでも世界中を驚かす準備くらいできてるぜ」

以前インディアンボクサーを紹介したが、実はホークもまたインディアン・スー族の血を引くウォリアーだったのだ

高いKO率からも勇敢なファイトぶりが伺える。

一方、王者ネイサンはボクシングと並行してイギリスの名門カーディフ大学で理数学士号を取得したインテリボクサーとして有名だ。

さあ科学の王者vs野生の挑戦者どちらが勝つか。



~Sミドル戦線~

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WBAがカオス状態なので一度ここで整理してみよう。

WBAには現在PFPウォードがスーパー王者に君臨し他団体王者との統一戦を繰り広げている。

そこで団体内ではレギュラー王座を設けた。

2011年8月にカロリー・バルズセイvsスタニスラフ・カスタノフが行われ勝者バルズセイが正規王者となった。

しかしその1ヶ月前には暫定王座戦も開かれていてブライアンマギーがこれを獲得している。

では統一戦をしよう、と7/7正規バルズセイvs暫定ブライアンマギーを行う予定だったが開催日時などで揉めポシャってしまう。

9月WBAはバルズセイの正規王座を剥奪、そしてマギーはトップコンデターへ降格した。

来月12月そこへ3位ミッケルケスラーがSミドルへ帰って来るのである。vs1位ブライアンマギーと空位となったレギュラー王座戦が確定している。


で、だ。やっと今回の試合の話だが上記一連のゴッタゴタからランキングが混沌としてしまったため暫定をまた設けたのだ。

2位スタニスラフ・カスタノフ(28勝16KO1敗)vs4位セルベル・エムラエフ(22全勝8KO)ウクライナのスターボクサー同士の一戦だ。

しかしWBAはこれがさらなる混乱を招くとは思わないのだろうか。



またIBO王者オースイゼン(20全勝13KO)も週末登場する。

今回の難敵スニガ(25勝22KO5敗1分)を退ければ来年早々1/19WBA&IBO統一ミドル級王者ゴロブキン(24全勝21KO)との大一番が待っている。

流れるのではとの噂もあるが現在早急にマッチメイクを固めているらしい。

これによりゴロブキンのWBAミドルベルトはどうなるのか含め動向に注目しよう。



~ミドル級戦線~


WBA6位デンマーク21歳若きホープ、パトリック・ニールセン(16全勝8KO)がWBAインター王座戦でリングインする.

相手はベルギー王者のイン・ザ・バキ(24勝6KO3敗2分)33歳の古豪だ。

バキは3年前現WBC5位のアフタンディル・クルトシーゼとの対戦経験(ボコボコにされ負けてしまったが)やGGGに敗れたプロクサとの対戦も持ち上がった事もある実力者だ。

ニールセンは前回イージーと見込んで選んだ相手にまごついた試合をしてしまった。

その泥試合からわずか一ヶ月半というハイペースで試合を組んだがさてどう出るだろうか。



~Sウエルター戦線~
今週末一番の注目試合はエリスランディ・ララvsパネス・マーティロスヤンのWBCエリミネーター戦だ。

1位ララ(17勝1敗1分)は誰もが対戦を避けて通ると言われるほど強い。

vsパニッシャー戦では敗れはしたもののあわやという所まで追い込み世界的評価を上げた。

しかしララはモリナ戦では苦戦したように臆せず接近戦に出られ距離を潰されると弱い部分も見せた。

ララはアマ時代、同郷キューバに4度戦って一度も勝てなかったライバルがいたり、その選手が引退してアマ世界王者に輝いてからも、3度やって全敗する天敵が存在した。

つまりモリナ(アマ105勝20敗)のような同等のアマ仕込みのテクニックベースを持つ相手のアタックが苦手なのではないか。




そこで登場するのが同級2位パネス・マーティロスヤン(32全勝20KO)だ。

アマ時代次々と米国アマスターをなぎ倒しリング上の〝悪夢〟とまで怖れられたアルメリアのファイターだ。

そのアマ時代のハイライトとなるvsトラウト(現WBAS ウエルター級王者)、vsブラッドリー(現WBOウエルター級王者)、vsベルト(前WBC&IBFウエルター級王者)との試合を掲載するが、この動きが相当やばい。

後の世界のトップ王者相手に翻弄し攻め立てダウンを奪うなどして勝利しているのだ。

この縦横無尽のフットワーク&コンビネーションはララが最も苦手とするスタイルではないだろうか。

さてそんなパネスも2010年サウスポーカシム・オウマ戦ではカウンターを浴びダウンした経験を持つ。

そして左カウンターに定評のあるララ。

お互いの長所と苦手意識が混在する激闘必至の一戦に注目だ。どちらがカネロ戦への切符を手にするのか。



そのWBC王者カネロ(41勝30KO1分)は9月以来試合が確定していない。

年内は見送り5/5次戦候補にメイウェザー、マルチネスもしくはコットを計画している。どの組み合せでもビッグマッチとなるため着地まではまだ時間がかかるだろう。



~ウエルター戦線~


今年6月Sライト級のハードパンチャールーカス・マティセ(32勝30KO2敗)の前にパワーで圧倒され5ラウンドで粉砕されてしまったウンベルト・ソト(58勝34KO8敗2分)が今回さらに階級を上げてウエルター級に初参戦、

マイナー団体WBFタイトルマッチを行う。

王者21歳ロペス(17勝10KO2敗1分)にとっては初めて対峙する世界的スターボクサーだ。

「ソトに勝利する事は容易じゃないよ。しかし人生で簡単な事なんてそもそもないのさ。新しいボクの始まりを見ててくれよ」

番狂わせを起こすべく秘密トレーニングを積んだらしい。

しかしマティセ相手にパワー負けしたとはいえソト絶対優位は揺るがない。

ソトの4階級制覇が濃厚だろう。



~石田順裕の戦い。vsマッチメーク~
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石田順裕が先日、日本へ一時帰国した。

虎視眈々と次戦のチャンスを狙っていたがなかなか実現には至らずいったん仕切り直しだ。

約3ヶ月の渡米生活だったが新王者となったクイリンのスパーパートナーを務めるなど充実したトレーニングの日々を送っていた。

「かませ犬で構わない。いつでもどこでも誰とでも戦う」

本来Sウエルターである階級の壁をとっぱらいウエルター~Lヘビーまで5階級に渡り戦場を求めた。

「具体的な試合の話も いくつかありましたが、実現に至りませんでした」

どのボクサーとの話だったかまでは分らないが、例えば試合10日前に相手が決まったと言う今週末のWBOLヘビー世界戦、11/24未だ相手未定のミドルトップランカーマーティンマレー戦など様々なカードが予測される。

しかしあと一歩と言う所で惜しくも決定まではならなかったようだ。

石田自身ブログでその過酷な状況を象徴するこんなエピソードが語られた。


「スパーリングする筈だったロシア人は、帰国したまま 戻って来なかった。かなり実力あって俺の天敵みたいな奴だったんだけど ずっと試合が決まらなかったから。〝家族をロシアに残して、夢と金を求めてアメリカへ〟名前も知られてない 強いボクサーなんて幾らでもいる」

同じ境遇のジャーニーマンの後ろ姿に自身を重ね合わせた。


しかしマッチメークが難航する中、石田順裕に大変嬉しい出来事があった。

第3子となる男児が誕生したのだ。


石田さんおめでとうございます!!!


そう一時帰国はあくまでベビーを抱くためだったのだ。そして新しい家族のためにもファイトマネーをと再起を誓った。




「このままじゃあ終われないです」


石田順裕の海外ビッグマッチへの挑戦は続く。




Timothy Bradley vs Vanes Martirosyan 2004 Olympic Trials



Austin Trout vs Vanes Martirosyan 2004 Olympic Trials



Andre Berto vs Vanes Martirosyan 2004 Olympic Trials