11/3〜11/4(日本時間)海外中量級試合結果 | @TUG_man石田順裕応援ブログ

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世界リアルボクシングドキュメント



11/3土曜日

【ヨーロッパタイトル戦ミドル級】
△ロベルト・サントス(1-0ドロー)vsマルコス・ネーダー


11/4日曜日

【NABFタイトル戦Lヘビー級】
☆ルシアン・ビュテ(3-0判定)vsデニス・グラチョフ


【Lヘビー級10回戦】
☆アラン・グリーン(7R棄権)vsルナン・セント・ジュステ


【Sウエルター級10回戦】
☆ミカエル・ゼウスキー(1RTKO)vsセサール・チャベス



~ルシアン・ブテ復帰戦飾る~
完全復活とは言いがたい内容だったもののひとまず勝利を手にしたブテ。

ミスを冒さない事に最大のウエートを置いたテストマッチは明らかに対フロッチ戦を見越してのものだ。来年3月フロッチとの再戦に個人的には懐疑的な目を向けているが新しいブテと見る向きもある事も確かだ。

11/17に行われるフロッチ防衛戦(vsユサフ・マック)の結果を待とう。


アラングリーンは今年5月ケスラーにケチョンケチョンにやられランキング25位へ落ちてしまった。同じく再浮上を目指す32位ルナン・セント・ジュステと拳を交えた。

試合開始序盤はアグレッシブに打って出たグリーンが圧倒。しかし途中4ラウンドにジュステのストレートをモロに被弾して危うい場面を自ら演出するというポカも。

5ラウンド持ち直し6ラウンドからまた攻勢に出るとジュステ顔面が血まみれだ。これ以上の続行は不可能として7ラウンドストップ。勝負を決めた。

今後の展望としてブテがフロッチ戦を回避した際の有力候補とされている。



~ネーダー&ゼウスキー~
トップホープたちの今後にも注目だ。

まずオーストラリアの若き英雄ネーダーだが大接戦の末ドローに終わってしまった。記事では厳し目の書き方をしたが動き自体は目を見張るモノがありなるほどと感心した。

会場はネーダーの勝利を推してブーイングが巻き起こっていたがネーダーが勝ちでももちろんおかしくはなかった内容だ。

ここはダイレクトリマッチが濃厚ではないかと予測する。

2KOとKO率が低いが次戦では決め手となる得意のショットを修得して見せてほしい。


そして圧巻はSウエルター級ゼウスキーだ。アッパーカットワンパンチで強豪チャベスをKOしてしまった。

現在主要4団体で15位圏外だがまずは地域タイトルを獲得し来年にはランキング20位以内に入る事を目標にしている。

決して急ぎすぎたくない、という23歳は着実なキャリアアップと実力アップを図る方針だ。



~山中慎介vsトマス・ロハス~
週末仙台ではWBC世界バンタム級タイトルマッチが行われた。

王者山中慎介(16全勝11KO2分)vs元WBC世界スーパーフライ級王者のトマス・ロハス(39勝26KO13敗1分)。2階級制覇を狙って日本へ乗り込んで来た古豪が相手だ。

試合は終始山中ペースで進んだ。ロハスも強引に左右フックを強振してきたがこれを右で抑え左カウンターも合わせた。

試合を決めたのは7回。またも食って掛かるロハスの右フックに合わせ顔面にねじ込むように左ストレートを打ち込んだ。

戦慄の失神KO劇。ロハスピクリとも動かずそのまま病院へ直行した。

今後の展開は来春、マルコム・ツニャカオvsクリスチャン・エスキベルの勝者と指名試合を行う予定だ。

「チャンスがあれば本場アメリカのリングで試合がやりたい」

さて念願かなって米国デビューなるかにも注目しよう。



2012.11.3 Shinsuke Yamanaka vs Tomas Rojas

2012-11-03 Shinsuke Yamanaka vs Tomas Rojas 投稿者 sweetboxing5