■リボルバー Revolver | ツボヤキ日記★TSUBOYAKI DIARY

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■Revolver リボルバー


●ガイ・リッチー監督作として、ジェイソン・ステイサムの新作としても待たれていた「リボルヴァー」のTrailerがマドンナ落馬のニュースに重なってアップなんて、なんだか笑えないが、どうやら本作にマドンナの影がない模様で、そこはまあ、ガイ・リッチーを案じるファンにとっては、ホッと安堵の一息かもしれんデスね。



物語の主人公は、ジェイソン扮するジェイク・グリーンという不敵なギャンブラー。勝つわ勝つわ、の無敵振りを披露していただこうじゃないか、と思いきや、彼が来るとカジノは儲けがガクンと減少、とゆーことで倦厭される始末。勝負あってのギャンブラー、しかし凄腕過ぎても困るし、妬まれる。で、あらゆるカジノから締め出される程のやり手ギャンブラーをステイサムはいい感じで匂わせている。
どうやら、この物語の幕開けはジェイクが、犯罪の世界のボスでもあるカジノのオーナー、ドロシー・マーハとのカードゲームに関連して、またまた要注意人物になってしまうという辺りにあるようだ。






やり手のラスベガスのギャンブラージェイク、その金を管理する兄ビリー。ある日2人は、カジノと共に犯罪にも手を染めているボス、ドロシー・マーハの個人的なカードゲームを見ないか、と招待されることになった。ドロシー・マーハもまた、自らゲームをやる男だった。
彼は、ものすごい!?プレーヤー。しかし、周囲の者たちは彼に負けると、後が怖いことを知っている。そこでマーハは常に一人勝ちの世界に浸っていた。それが、ジェイクに限っては様子が違った・・・。
ジェイク・グリーンは、勝負に勝つために、常に野心的で挑戦的。さらに探究心も重ね持ったクールな奴。彼は、きっとここでは今まで経験することがなかった洗練されたゲームの深みにはまるのかもしれない。勝ち負けの世界の表と裏をじっくり見てみようじゃないか。








さて、本作は、紆余曲折あって、ハリウッドでは実現出来なかったガイ・リッチーを、リュック・ベッソンがバックアップし、やっと陽の目を見ることになった。Trailerで見る限り、ガイ・リッチー作品の中でも、映像的には重みも凄みもある仕上がりに見える。で、音楽と相まって、こりゃもう~任侠、人情の世界かい?!と思えるような雰囲気がぷんぷん。深作欣二なんぞ、ぽかり~と頭に浮かんじまった。あ、「シン・シティ」とかもか。
で、この「リボルバー」は、話の筋を追うとしても、映画を見るまでは結末が読めない、デスね。勝ち負けの世界に、自己愛に溢れた仰々しいプライドが仇花を見事に咲かせてくれるのか。そこにどーゆー手合いのギャンブラー根性がかかわっていくのか、見なきゃわからない、予測がつかない作品。
ここにゲームに法則があるのか、ないのか、ゲームにかかわらない当方には、また、新たに興味を惹かされそうな世界がここに展開してくれそうだ。さ、この映画「リボルバー」は、見る側が、ガイ・リッチーに賭ける、といった気分で映画館に足を運ぶのだろう。ええ~い、勝負や勝負やで~~。で、負けたりしない、よネ(苦笑)。

脚本は当初、リッチー一人かと思っていたら、新たに2名のクレジットがあがった。来年公開の70年代SFのリメイク「ローガン・ラン」を手がけたブライアン・シンガー(ユージュアル・サスペクツ、やね)の脚本に参加した映画「Blowin' Smoke 」の監督ポール・トディスコ。それにイーサン・グロス。撮影は、ガイ・リッチー組のティム・モーリス=ジョーンズ。




キャストは抜かりなく、主役ジェイソン・グリーンは、ガイ・リッチー組の俳優というイメージもまだ色濃く残しているジェイソン・ステイサム。「トランスポーター2」「コラテラル」「セルラー」「ミニミニ大作戦」「トランスポーター」「スナッチ」「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」と走り続けて、いよいよ看板役者に浮上するか、の本作。いい味は存分に堪能できそう。
久しく強力な役どころから遠のいていたレイ・リオッタがジェイソンの相手。申し分ないダーティな面構え。この映画は、彼がどう描かれているかが重要な鍵になる。監督の演出次第でどうにでもなるから怖い、という気もするが、怖いもの見たさ、あるデスね。レイ・リオッタは巧い。巧いから、もう~今回は特に気になる。映画「グッドフェローズ」にレイと出演していたヴィンセント・パストーレがいるじゃないかい。悪はお任せの強面の登場にはファンも嬉しいさな。
「サユリ」なのか「メモワール・オブ・ア・ゲイシャ」、題名が揺れ動くチャンの映画にも出演の伊川東吾。「アウト・オブ・タイム」「トスカーナの休日」「沈黙の聖戦」「ヘヴン」等で脇を固めたヴィンセント・リオッタ。で、アヴィ役にアンドレ3000(アンドレ・ベンジャミン)ですぜッ。ガイ・リッチー7作目にして、さあ~正念場。(2005年/製作国フランス・イギリス/アメリカ公開2005年秋/日本公開未定)







▲Trailer


▲New Trailer


▲Official site
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●Directer:Guy Ritchie ガイ・リッチー
●Screenwriter:Paul Todiscoポール・トディスコ
  Ethan Gross イーサン・グロス
 Guy Ritchie ガイ・リッチー
●Cast:Jason Statham ジェイソン・ステイサム Ray Liotta レイ・リオッタ  Vincent Pastore ヴィンセント・パストーレ Mem Ferda メム・フェーダ Vincent Riotta ヴィンセント・リオッタ Andre 3000 アンドレ・ベンジャミン Andrew Howard アンドリュー・ハワード Terence Maynard テレンス・メイナード Togo Igawa 伊川東吾

※役名、名前の表記など、ミスがあればご指摘よろしくデス。レイ・リオッタの役名は、ドロシー・マーハと書いたが、マーハなのかマチャでいいのか、マーシャという方もいるデスね。スペイン系辺りに見える設定だとすれば、どーなるのか。ドロシー・マーシャ、だとしたら違和感あるがな。どなたか、ご教授ください。ドロシーって男名ではあまり聞かない気がするが、と不安。それに、タイトルなんですがね、やっぱり「リボルヴァー」と、いきたかったんだが、きっと「リボルバー」になるんだろーな、と諦めました。