それいけ社会科見学 vol.2

都内を中心に自然や環境、伝統的な技術から先進技術まで
身近な場所にある気になる施設を社会科見学。
ツナガーが観て・触って・体感したレポートをご紹介します。
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第二回目は人の生活にとって大切なもの、水をピックアップです。
今回の震災においても被災地各地で水不足が取り上げられていました。
人の身体の60%が水分と言われ、また飲料水としては、もちろんのこと
トイレやお風呂など人が暮らしていくうえでなくてはならないものですね。
そこで今回は、南砂町にある
水再生センター に行ってきました。
昭和5年に稼働した東京で2番目に古い施設です。

東京23区には、13カ所の水再生センターがあり
◯汚水処理…家庭・工場などから出る汚水の処理
◯雨水の排除…道路や住宅地に降った雨水を排除し浸水を防ぐ
◯公共水域の水質保全…下水を処理し水により川や海の水質を改善・保全
などの、3つの点で役割を担っていて
1日に約500㎥の水を処理しています。
南砂町水再生センター の案内を
お世話してくださったのは小川さん・大石さん。
まずは4Fにてビデオをもとに施設の説明を受けました。
家庭や工場で出た下水の集め方に始まり、
ここ
水再生センター においては、
第一沈殿池→反応槽→第二沈殿池と処理され放流されます。
そして第二沈殿池で沈殿した汚泥が焼却されるまでを知ることができます。
またその後、実際に見学可能な沈殿池や反応槽を見て回りました。

汚泥は焼却され、その灰はセメントや建設資材などにリサイクルされます。

(右)下水道局のキャラクター「アースくん」

(右)その昔使われていた下水道。


下水道管。細いもので25cm~最大8.5mあるそうです。


第一沈殿池。まだ泥水で臭いもします。


反応槽で微生物と空気で汚れを沈殿させます。


見てください! 瞬時に微生物が水をきれいにしていきます。


最終の第二沈殿池。臭いもなく透明度もあります。


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南砂町水再生センター
東京都江東区新砂3-9-1
TEL 03-5632-2180
※事前予約の上、見学
※現在、震災の影響で見学を見合わせています。

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それいけ社会科見学 バックナンバー
vol.1 アーバンファーム ...大都会の真ん中で稲刈り?
vol.2 水再生センター(南砂町) ...23区で使われた水をきれいにします!
vol.3 JAMSTEC ...世界唯一水深6500m有人潜水可能なしんかい6500!
vol.4 東京おもちゃ美術館 ...木製のおもちゃを中心に見て触って遊べる体験型ミュージアム!