それいけ社会科見学 vol.1

都内を中心に自然や環境、伝統的な技術から先進技術まで
身近な場所にある気になる施設を社会科見学。
ツナガーが観て・触って・体感したレポートをご紹介します。
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第一回目は東京駅から徒歩5分
ビジネス街の一角に広大な水田があると聞き調査してきました。

人材派遣会社パソナグループのもうひとつの顔
人と自然の共生をコンセプトとしたアーバンファーム です。

ビルの外観からは、東京と思えない窓からあふれるばかりの植物が…。
大都会のど真ん中で常に自然を感じられます。

エントランスを入ってすぐに、そのパノラマ水田はありました!
1Fの約7割を占め、光・風・温度の色々な工夫をされています。
田植えから始まり→活着期→分けつ期→幼穂形成期→出穂期→登熟期(ちょうど2月は登熟期)
室内の為コンバイン等で作業が出来ないため、
社員のみなさん一人一人の手で苗植えや稲刈りを行うそうです。

植物工場では、省エネ実現のためにHEFLといったハイブリットの照明で
天候に左右されず、年間を通して安定した光を配給しているそうです。

植物の光合成にはRED、葉や茎の育成にはBLUE、植物の色彩成育にはGREENと
3色のライトの特性を活かしたものです。

野菜や果物は、水耕栽培のため土を使わず、
すべての肥料を溶かし込んだ(養液)で栽培しているため
その水の使用量も少なくすむそうです。
また各野菜にあった光の量を当てることにより生育に最適な環境を作っています。



2階の打合せスペースにもたくさんの野菜があり
パッションフルーツやアイスフリルと珍しいフルーツから、カボチャなどの野菜まで
合わせて80種類、年間で200種類以上を育てています。
マイナスイオン効果もあってこんなオフィスで働けたら
仕事がはかどる事間違いなしです!
あっ!でもある意味、和んでのほほんしてしまうかも...(笑)

イスの下ではスプラウト栽培もしており、スペースを有効活用!
また、パソナではチャレンジファームという就職支援や
アート村プロジェクトによるパソナアート村工房では
働く意欲がありながら就労が困難な障害者の方々の
アートによる就労支援も行っています。
1Fにカフェも隣接していて、見学の合間にちょっと休憩もできます。
障害者チームが作ったクッキーやパンも堪能できます。
健常者と障害者の壁がない感じでとても素敵ですね!

とにかく初めから終わりまで、大都会・東京とは思えない程、自然を満喫できました。
当初は少し敷居が高いかなぁ...と、やや緊張ギミのツナガー取材でしたが
受付のお姉さんもとっても優しくて…なんだかほっこりしちゃいましたね。
見学予約(見学日の3日前)すると、案内係の依頼もできるそうです。
ちょっとした気分転換だけで訪問するのもいいですし、じっくり自然を体感するでも。
お近くにいらしたら、是非一度のぞいてみてください。
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パソナグループ アーバンファーム
東京都千代田区大手町2-6-4
TEL 03-6734-1070(平日9:00~17:30)

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それいけ社会科見学 バックナンバー
vol.1 アーバンファーム ...大都会の真ん中で稲刈り?
vol.2 水再生センター(南砂町) ...23区で使われた水をきれいにします!
vol.3 JAMSTEC ...世界唯一水深6500m有人潜水可能なしんかい6500!
vol.4 東京おもちゃ美術館 ...木製のおもちゃを中心に見て触って遊べる体験型ミュージアム!