旧・日常&読んだ本log

流れ去る記憶を食い止める。

2005年3月10日~2008年3月23日まで。

以降の更新は、http://tsuna11.blog70.fc2.com/で。


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○本日のうっかり
引越し先の近所に行く用事があったので、図書カードを作りに図書館へ行きました。そうしたらば、ついうっかりうっかり、本を借りてしまいました(現住所でも本を借りているというのに!)。
鞄の都合で今回は制限まで借りたわけではないのですが、4月からは計10冊まで借りられるそうです。何だか箍が外れそうで恐ろしいです。しかし返却期間は二週間のまま。冷静な頭で図書館に行かなければなりますまい。

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アメブロのリニューアルに伴う工事が開始されますね。しばしお別れ。
データが吹っ飛んじゃったり、お気に入りブログと切れちゃったりはしないですよね。(トラックバックは本当によく切れているような気がするんですけど。こちらは何故にそうなってしまうのでしょうか)

また皆さんのブログに訪問出来る事を楽しみにしています。
それでは、また無事にお会いできますように。
(それでもって、私はこの機会にきちんと引越し準備を出来ますように)
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しつこく、料理本。

魚柄仁之助「うおつか流ぜい肉リストラ術 手間いらずの健康術」

食生活研究家で古道具屋を営む魚柄仁之助さん。テレビ、ラジオでも活躍されていらっしゃる。最近はあまりお見かけしないような気もするけれど、うっすらと記憶に残っていたらしく何となく店頭で手に取った。

世に料理本は数多いと思うけれど、栄養・料理を科学的に捉えつつ、かつ簡単に出来るように書かれている所が秀逸。目から鱗なことが、バシバシ書かれている。段取りのよさ、美味しく食べる工夫に惚れ惚れとする。
実際、物凄い安い食費で「健康美食」を営んでおられるのだけれど、単なる節約本ではない。
何作か続けて読むと、だぶってしまっている部分も見受けられるが、私が持っているのは「リストラ術」と、知恵の森文庫「魚柄の料理帖」の二冊。
料理と言うと、ついつい便利な台所グッズに目を奪われてしまう自分を反省する。料理をなさる方、一読をお薦めします。面白いです。

レシピ、節約生活を詳しく知りたいなら「魚柄の料理帖」。理論を知りたいのであれば「うおつか流ぜい肉リストラ術」がお薦め。私は「リストラ術」の方が好きです。

便利な台所グッズがなくても、料理はちゃんと出来るのよね~、と思いつつ、私、実はホームベーカリーなるものを持っている。これ目茶苦茶簡単に、美味しいパンが焼けるのですよ。材料を投入してボタンを押せば、美味しい食パンが焼きあがる。生地だけ作って、オーブンで焼くことも可能。天然酵母をおこすことだって出来てしまう(24時間かかりますけど)。天然酵母のどっしりしたパンも大好き。
魚柄さんだったら、きっちり自分で生地をこねるのでしょうけどね^_^;。。。
ま、魚柄さんのスピリッツだけは受け取ったということで。乾物を欠かさないようになったし、お浸しや胡麻和えなんかもよく作るようになりました。


*正確には講談社+α文庫という所から出版されています。


著者: 魚柄 仁之助
タイトル: うおつか流ぜい肉リストラ術―手間いらずの健康術
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○本日の「良かった!」
いろいろなブログで見かけてはいたのだけれど、悩んだ末記事にしなかった行方不明の女の子。無事戻ったそうで良かった!ご家族の心配は並々ならぬものだったでしょう。またネットで目立つということは、そういった危険性を孕むものだとは思うのだけれど、心無い声もあったと聞く。女の子とそのご家族が、今後心身ともにゆっくりと過ごせることを祈る。

○無題
またしても、スマトラ沖で巨大地震発生とのこと。
何ということなのだろう。彼の地で暮らす人々に力を。
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暮らしの本が続きますが、個人的に今「暮らし方」や「料理熱」が高まっているのです。

で、今日は 桐島洋子「聡明な女は料理がうまい」

古い本です。でも今さらっとですけど読み直して、まだいけました。
「昭和五十一年に刊行されてベストセラーに(単行本の方)」って
、ほんとに古い。まだお産まれになっていない方も多そうですね。・・・私、産まれていますが。今だったら、この題名が物議を醸してしまうのでしょうか。「負け犬の遠吠え」のように。
本当は「聡明な人」や「聡明な人間」とすべきですが、そうするとこのコピーの良さが消えてしまうんでしょうね。

「負け犬」は未読なのですが、別にカテゴライズして喧嘩を売るような本ではないようですね。内容を確かめてから話してくれ~。実は「オニババ化する女たち」も気になっています。悲しい事に、他人事じゃないのですもの)

これは、私が初めて「生活者」を意識した本です。
私の手元にある文庫本の巻末には、娘・桐島かれんさん(モデルさんとして有名ですよね)の一文も寄せられております。こんな母娘関係素敵だなあ、と思います。

以下、プロローグからの引用。ちょっと過激?
しかし、こうやって言い切る桐島さんがかっこいいと思うのです。
単純なレシピ本ではありません。

男は女にできる仕事ができないのに、女は男の仕事をどんどんモノにしつつある。無能な男に女が追いつくのではなく、有能な“両性具有”の女に男が追いついての男女平等こそが望ましいのだ。
読者は、私の文章にかなりの強がりを感じられることだろう。正直言って私もしばしばへとへとになり、男のように奥さんを持ちたくなる。この分業社会で仕事と家庭を両立させるのは、口で言うほど簡単なことではない。しかし、そういう社会のしくみのほうがまちがっているのだから、屈服するわけにはいかないのである。断固強がって、人の二倍も三倍もがんばるくらいの心意気がなければ、とても社会を変えていくことはできないだろう。
ただがんばるだけで玉砕してしまっては始まらないから、男性的な自由な発想で家事を合理的に再編成し、最も快適な秩序を自分のものにして台所を賢く支配していかなければならない。私がいま書きたいと思っているのは、そういう戦略としての料理の本である。


生活者たるもの、合理的に家事をこなし、自らの手で美味しいものを作り出さなければなりません。凄く不思議なのですけれど、実験をきっちりこなす「理系男性」の中にも、料理は全く出来ません!という方がちらほらいらっしゃるのです。面倒くさい実験をきっちりこなすのだから、レシピがあって多少量や手順を間違えてもどうにかなっちゃう料理は、簡単だと思うのですけど。外食や店屋物が続くと、身体が辛くなってくるのになあ。平気なのかしら。一人暮らしなのに台所にはヤカンしかない、なんていう猛者もいらっしゃいました。
あ、でも「理系男性」の方々。きっと両極端で、それはそれは美味しい「ガトーショコラ」を焼いて会社に持って来て下さった、50代の男性もいらっしゃいました。この方は確か、チタンの中華鍋が欲しくて奥さまと交渉中だったはず。購入されたのだろうか。私は日々の料理はそれ程苦ではないのだけれど、お菓子作りはどうも苦手。インチキ理系人間だからでしょうか。実験での失敗も数知れず…。高い試薬を申し訳なかったです、先生…(ここで謝っても仕方ありませんが)。


*臙脂色の文字の部分は本文中より引用しております。何か問題がございましたらご連絡下さい。



著者: 桐島 洋子
タイトル: 聡明な女は料理がうまい
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○本日の困惑
私の植物の成長との相性。なぜミリオンバンブーが少々危ない感じになり、冷蔵庫の中の新ジャガに芽が生えてくるのでしょうか。ミリオンバンブーなんて、枯らそうったって枯れない気がするというのに。そして、冷蔵庫の中でも成長を続けちゃうってどういうことなんだ、新ジャガ。芽を取ってちゃんと食べましたけどね。育って欲しいものと、欲しくないものがあるわけですよ。引越し後は多少ガーデニングにも手を出そうかと考えているのだけれど、この相性を考えると不安。
植物との相性ってあるのでしょうか…?
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暮らし方の本をぺらぺら眺めるのも至福のひと時。
こちらは義母からお借りした。

麻生圭子「京都がくれた「小さな生活」」

モノグサなので自分はとても住めないけれど、京都の町屋暮らしって素敵だなあ、と憧れる。

ウナギの寝床構造、走り庭、坪庭、漆喰壁 などなど

「大改造!!劇的ビフォーアフター」(番組の改変期のせいで、二週ほど飛ばされている気がするけど)というTV番組が大好きで、家に居るときは大抵見ている。見逃すと凹みます。
見てどうなるというものでもないのだけれど、へ~、こういう方法が!など感心しながら見ている。家族の暮らしぶりを「匠」が上手に汲み取って、素敵な家を設計なさっている。
自分はこういう暮らし方がしたいという強い意思が、素敵な家を造るのだなあと感じる。思うように暮らしたかったら、まず自分の思いを明確にしなくてはならないのだなあ、と。

著者の麻生さん、作詞家を経てエッセイストになった方らしい。公式ページでプロフィールを見た所、私も知っている曲がいくつかあった。きっとこの本のコンセプトは、都会で華やかに暮らしていた著者が、一見不便で地味に見える生活を楽しんでいますよ、ということなのだと思う。

ちょっと自分では買わない類の本なのだけれど、

ひとつひとつの色かたちが美しい京野菜、和菓子、もちもちした生麩、羽釜で炊くご飯、炭の匂い、灰の色

何だかとっても羨ましい~。写真も豊富で、文章も語りかけ口調。さらっと読める。


私は世の中に下記のようなお菓子が存在することも知らなかった。
がさつな私には無理そう・・・。でも丁寧ないい暮らし。素敵だなあ。

こういう上菓子は風呂敷で抱えて持つものだったんですね。とはいえ、私だって、袋をぶんぶんと振り回したわけじゃありません。あくまでもふつう、です。ちょっと斜めになっただけ。それほど、やわらかいんです。


*臙脂色の文字の部分は、本文より引用を行っています。何か問題がございましたらご連絡下さい。

*正確には、集英社be文庫という所から出版されています。




著者: 麻生 圭子
タイトル: 京都がくれた「小さな生活」。
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本日はキリスト教で復活の主日にあたります。
所謂イースター【復活祭:イエス・キリストが十字架に架けられた後、復活したことを祝う】です。子供の頃に近所の教会などで、イースターエッグを貰った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
カトリック教会では前夜に復活徹夜祭ミサを行うことが多いのかな。多くの信者が洗礼を受ける日でもあります。新しい命に生きることが出来ますように。

(今年は所用により、復活徹夜祭も主日のミサも行けずじまい。
基本的に不良信者です…)


有名な祈りの言葉を載せます。世界に平和がもたらされますように。
宗教的なことを除いても、いい言葉だと思います。



闇に光を
悲しみのあるところによろこびを
なぐさめられるよりはなぐさめることを
理解されるよりは理解することを
愛されるよりは愛することを
わたしが求めますように。

「平和の祈り 聖フランシスコ」
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野田知祐さん、C.W.ニコルさんらの本を読んで憧れていたアラスカ。しかしそこは超インドア派の私、やはり実際にアラスカに行ってみるのではなく、アラスカに関する本を読む。死ぬまでに一度オーロラを見てみたいけれど、行動力がないので、実現しないような気がする・・・(滞在中に見られるとも限らないし)。

星野道夫「ノーザンライツ」

自然や動物の写真で知られている星野さん。文章にも非常に味がある。穏やかで、思慮深い。本書は、シリアとジニーという二人の年老いた女性から語られる、開拓時代のアラスカのお話を綴ったもの。このお二人、年老いたと言ってもまだまだ元気。彼女達の若き日の話しにはそんな昔にこんな女性が存在したのか、と衝撃を受ける。

若い頃は飛行機を乗り回し、アラスカに魅せられ、80歳に手が届こうとする年齢で、星野さんと共にアラスカ北極圏の川を下る旅をしている。
本来、執筆されるはずだったこの旅の様子は、星野さんが急逝されたため、彼の手によって書かれることはなかった。
お二人の写真の下に、星野さんが以下のように脚注を付けておられます。

アラスカのパイオニア時代を生きてきたシリアとジニー。二人は、遅れてアラスカにやってきたぼくに、いつも何かを託すようにアラスカの物語を語ってくれた。

アラスカの過去の話し、現在の話が丁寧に語られていく。「アラスカはいつも、発見され、そして忘れられる」。ただ自然っていいよね、素晴らしいよね、という本ではない。過去の痛み、喪失も語られている。
星野さんの人柄によるものだと思うのだけれど、周囲に居られる友人たちがとても素敵だ。痛みや喪失を越えて、再生を果たした人々なのだ。厳しい自然と対峙して生きてきた人々の中には、きっと何らかの人生の真実がある。

ご存知のように、星野さんはヒグマの事故により既に亡くなっておられます。「ミチオとの旅」として本書の主要な登場人物であるシリア・ハンター氏が最後に一文を寄せておられます。


特に心に残ったのが、「タクシードライバー」「思い出の結婚式」の二編。

「タクシードライバー」は、白人でありながら、誰よりも遠い昔のエスキモーの心を持っている若者・セスの物語。彼は老いてゆくことが無用な存在になってゆくアメリカ社会と、それが重要な存在になってゆくエスキモー社会との違いを身を持って感じる。

「思い出の結婚式」はアサバスカンインディアンであるアルの物語。アルはインディアンである自分と、白人であるゲイから産まれた一人息子カーロに、古いインディアンの歌を聞かせながら、こう語りかける。「一緒に歌わなくてもいいから、今自分がやっていることを止めて、ただ黙って聞け・・・」


先住民の人々の暮らしの中には、それまでの彼らの知恵が沢山詰まっている。急激な開発は、彼等の内、特に若者からその知恵を奪ってしまう。

いい本です。読んだことのある方は是非ご感想を聞かせて下さい。静謐な空間にいる気持ちになります。

C.W.ニコルさんについても書きたいことはあるのだけれど、本が手元になく記憶もあやふや。
「黒姫の赤鬼」と自称し、TVで吼えてらっしゃった所しか今は思い出せません^_^;。
星野さんと同じように先住民の人々に沿っておられたと記憶している。捕鯨の話なども良かった。
実家から持って来る事が出来たら書いてみたいと思う。


*臙脂色の文字の部分は本文中より引用を行っています。何か問題がございましたら、ご連絡下さい。




著者: 星野 道夫
タイトル: ノーザンライツ
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○本日のヘビーローテ
YOSHII LOVINSON「CALL ME」。戦車に乗ってただひたすら歌うPVを少し前に見て、ずっと気になっていた。で、CD屋に行った時に我慢できなくなって購入。マキシしか出てないのかと思っていたら、アルバムが出てました(わざわざマキシを探してもらったのに、アルバムに気付いて交換してしまった。店員のお兄さん、ごめんなさい)。他の歌も良かったけれど、やっぱり「CALL ME」に矢鱈と訴えかけてくる力を感じた。THE YELLOW MONKEY時代、ほとんど聴いたことなかったんですけど、いいですね、YOSHII LOVINSON。でもCD屋で発音する時に緊張するので、もうちょっと名前がどうにかならないのだろうか(ダイアモンド☆YUKAIみたいですよ、まるで。全然違う?)。

○本日の驚
だからどうって言われると困りますが、本・書評ジャンルが2005人!
…2005年?関係ないですね。
しかし、どんどん増えてますね(小悪魔の辞典編纂者さん曰く「雨後のタケノコ」。自分もその一人ですが)。アメブロさんサーバーも大変ですなあ。4/1からリニュってどうなるんでしょうか。デザイン一新!って、結構デザインは好きなんですが。重かったり弾かれたりERROR!になってしまうのだけ(だけ?)、治して頂ければ小躍りしちゃうんですけど。ジャンルも増えるそうで、迷子にならないか心配です。

○本日のがっかり
何たるかを理解したかと思ったトラバ。さっきまで繋がってた、みわ(ID:book-love)さんと切れてしまいました。な~ぜ~。

○本日の「私、大丈夫?」
ここの図書館を使うのもこれで最後よねと思って、本の返却に行ったのに、気が付けばまた借りてしまったこと…。しかも無駄に達成感が溢れる新書5コンボ。読みきれるのか、自分。大丈夫か、自分。自問自答。
うーむ。

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椎名誠さんつながりで知った、カヌーイスト野田知祐さんの本。
アウトドア人生相談と銘打ち、読者からの様々な質問に答えていく。
この回答がいい意味で適当。長さもまちまち。すぱっと歯切れよく答える野田さんが、小気味いい。ちょっと講演を聞きに行っているみたい。
センテンスも短く、読みやすい。興味を持った質問の回答だけを、ぱらぱら捲ってもいいのかもしれない。個人的には「ナマズの美味い食い方はありますか」という質問とその答えが好き。なんでこれを、「カヌーイスト」の野田さんに聞こうと思ったのだろう。
ナマズ。泥臭くてまずいと、野田さんは答えている。そういえば、まさに「ナマズを食べに行こう会」と称し、食べに行ったことがあるのを思い出した。ふわふわと柔らかくて美味しかったように思うのだけれど(あれ、ナマズだったよなあ)。

読者から出された質問は、野田さんのアウトドアの実践方法や考え方に関するもの、日本の自然破壊に関するものなど。
野田さんは、全国の川をカヌーで下っておられたので、日本の自然破壊、ダムの問題からも離れられない。最近は護岸工事の進んだ日本の川は見限って、シーカヤックを勧めておられたように記憶している。

超インドア派で体力のない私でも、うっかりカヌーに乗ってみたくなる。
この本を読んでいる間、頭の中にはずっと「自己責任」という言葉が浮かんでいた。多分、いい意味で厳しい人なのだと思う。


昨夏、西表島でカヌーツアーに参加した。
その川は干満の差が激しく、行きには全く見えていなかった干潟が、帰りには忽然と出現していて、カヌーを寄せて干潟の上を歩き、マングローブの林をじっくりと見た。
干潟には、シオマネキ(片方のはさみだけが大きくてそれを振り回している)、コメツキガニ(米粒みたいな団子状のものをいっぱい作る。米粒を足で踏むと何とも言えない感触)なんかも沢山いた。
干潟の上を裸足で歩く感触は何とも言えない。
もう無条件で気持ちよい。

ところで「マングローブ」という名前がついた植物があるわけではない、というのは有名なのだろうか。私はガイドさんに教えられて初めて知った。「熱帯や亜熱帯地域の河口など、満潮になると海水が満ちてくる所に生えている植物をまとめてマングローブと呼ぶ」らしい(ちなみに、根っこがまるで人の手のように見えるから「マングローブ」)。
西表島では、確か「オヒルギ」「メヒルギ」「ヤエヤマヒルギ」といった種類が見られるのだったと思う。ツアーガイドさんにいろいろ教えてもらったこと、もう大分忘れてしまった。しばらく呪文のように唱えていたのだけど、勿体無いなあ。「マングローブはどうやって増えるのか」とか、確か面白かったのに。

非常に楽しい体験だったのだけど、二人乗りのカヌーにおいて私は全く戦力にならなかった。一緒に漕いでいた夫に怒られました。
違う方、違う方にカヌーが進んでしまうのですよ。一人で漕ぐと面白いように前に進みませんでした。
くるくる回るか、岸に突っ込みそうになるか…。
アウトドア派にはなれそうにありません・・・。
いいのです・・・、本を読むだけでも・・・。


*昨夕のニュースで、横浜市の親子とツアーガイドさんが、西表島と新城島の間で行方不明になっていると放送されていました。
無事見つかりますように!





著者: 野田 知佑
タイトル: 本日順風
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