「愛について」 | 月灯りの舞

月灯りの舞

自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記

「愛について」
五木寛之 :著
ポプラ文庫/2010.4.5/552円


月灯りの舞

心が愛に満たされていれば、
人は幸せに生きられる。
        <帯より>



自分への愛、家族への愛、人間への愛、
恋愛、性愛、同性への愛、仕事への愛……。


人生に不可欠な12種類の愛について、
著者ならではの視点で語った愛のガイドブック。
           


性愛のところでは……


真言宗の経典では、セックスは素晴らしいものだと
礼賛しているという。


「この世のあらゆる現象を、陰の気と陽の気で
 とらえる考え方によると、男女のセックスで
 生じるエクスタシーこそ、万物生成の源である
 和気です。


 昇り詰めてとけあった男の気と女の気が
 作り出す混沌の中に菩薩の境地を見ることが
 できるといいます。


 道教では、セックスにおけるエクスタシーが
 人間の体の気の流をスムーズにして
 不老長寿を実現させるものであるというのです」
と。




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