「実録 放送禁止映像全真相」 | 月灯りの舞

月灯りの舞

自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記

「実録 放送禁止映像全真相
  ―封印解除」


三才ブックス(三才ムック VOL. 196)
2008.6.1/500円


月灯りの舞-放送禁止全真相


封印都市伝説に迫る!!
放送禁止 本当の理由。
あの作品はこうして消えた!!
 <表紙より>


放送禁止モノの本はいっぱい読んだから、
けっこう出尽くした感はあり、
これも今まで読んだ通り一遍のものかなあと
想ってたけど、なかなかディープだった。


廉価版なのに読み応えたっぷり。


放送禁止TV

【特撮・アニメ編】

【ドラマ・バラエティ編】

【ドキュメンタリー・ノンフィクション編】

放送禁止映画


に分かれている。


巻頭には 日本の封印作品が海外ではさりげなくリリース

されているらしい。

その海賊版の「DVDジャケット ギャラリー」と称して

カラーで紹介されている。


内容とおよそかけ離れたテイストになっているものも多く、

笑ってしまうが、見てみたい気もする怪しげなものもある。


ドラマやバラエティの打ち切りの真相とかは
興味深い。

出演者の不祥事やパクリ、ヤラセはもちろん、
差別、放送禁止用語などは、クレームが多い。


視聴者は、ある部分だけを切り取って
ヤイヤイといちゃもんをつける。

最後まで見ずに「悪影響」と決めつけ打ち切りに
追いやられた名作ドラマも多い。


また漫画原作のドラマ化の場合は、
あまりに漫画とかけ離れた場合、
作者が耐えきれなくて、原作を「原案」に変えて
くれと申し出たり、自らの連載を終了させる
ケースもある。


作者からではなく、ファンからの抗議もあなどれないようだ。

映画化やドラマ化に寛容な作者もいるが、
やはり原作の世界観が損なわれるほどの映像化は
どうかとも想う。


逆に、オリジナルとして脚本を書いたドラマなのに、

漫画からのセリフを堂々とパクっているケースもある。

名作漫画なら、ファンは黙ってはいないだろうに。


犯罪にからむケースも多く、
残酷描写すぎるとか、実際の事件に酷似しすぎた場合も
放映を見合わせることも多い。
リアルすぎるというのも考えものである。




★「放送禁止映像大全」天野ミチヒロ:著(三才ブックス)
http://tsukiakarinomai.ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10004797170.html


★「封印作品の謎」安藤健二:著
http://tsukiakarinomai.ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10004797170.html


★「封印作品の謎 2」安藤 健二:著
http://ameblo.jp/tsukiakarinomai/entry-10009942263.html