「イヴ 1」 | 月灯りの舞

月灯りの舞

自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記

「週刊漫画サンデー」に連載されていたものが
コミックスになったので購入。


「イヴ 1」

作:鍋島 雅治/画:花小路 ゆみ
実業之日本社(マンサンコミックス)/2008.10.29/533円


イヴ

恋愛を学ぼう!
モテない、さえない、出会いがないと嘆く者たちよ。
汝、あきらめることなかれ!
恋に迷えるすべての子羊たちに贈る福音の書、ここに登場!!
             <帯より> 


若き「天才恋愛学者」伊武マリア先生が、
あらゆる恋の悩みをスッキリ解決してくれる
究極恋愛カウンセリングコミック。


麗しき美貌で知的な伊武マリア先生は、
最年少で博士号を取った行動心理学者。


だけど、「恋愛研究所」で、恋愛に悩める男性を
“モルモット”にし、いろいろな実験をさせて
恋愛の悩みを解決していく。



【だまされやすい男】


デート商法にひっかかって、指輪を高く買わされた男。

100人の女に声をかけさせ、女性に慣れさせるレッスンを
したり、時にはキツイ言葉を投げかける。


一歩踏み出す勇気を教え、その男の最大の魅力を引き出す。
そして最後はめでたく意中の女性と婚約に。



「あらゆるモテる才能があなたになくても!
 努力と経験だけは決してあなたを裏切りません。
 ひとは頑張ればなりたい自分になれるんですッ!」

            (イヴ先生のお言葉)




【使える男】


孤島の診療所にいて、大学勤務医になった男。


誰からも必要とされないと思っていた時に
キャバ嬢と出会う。


男には彼女が天使に見えるが、
イヴ先生は“ただの使える客”たどズバリ指摘。

彼女の本心を知りたいという男にイヴ先生は、
愛の実験を教えるが、それは「パンドラの箱」。
開けたら二度とは戻れない。

それでも男は、彼女を信じて、その実験に挑む。

ちよっと切ないし、女は怖いと思うけど、

最後は本当の愛に気づき、希望あふれる未来を
つかめる。


イヴ先生にかかれば男は誰でもモルモット。
その男の本質を見抜き、適切な行動を促し、
男のいい所を気づかせ、男に自信をもたせるのも
うまい。


「それにしても意外に据え膳食わない
 男性が多いのよねぇ」
      (イヴ先生のお言葉)


男の人の方がナイーブで、
夢追い人なのね。


誰にでも勃起する精力絶倫もケダモノ派もいるけど、
据え膳食わないのは、
ココロとカラダが連動している男が
多いってことなのでしょうね。



男の人にとっての恋愛指南書でもあるけれど、
女の人にとっても男性心理というか、男性行動学の
参考になるお話。


恋に悩める方、女心ってわかんなーいなあって方は
ぜひ読んでみて。




東京カルメン

東京カルメン 1」


同じ原作者さんと漫画家さんによる
この本も妖しき美貌と知性を持つ
魔性の女性カルメンが登場。