ユニフォームの色 | 雷神トールのブログ

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トリウム発電について考える

フランスのスポーツチームは特にナショナルチームの場合ブルー(青)のユニフォームを着ています。

サポーターは「アレー、レ・ブルー! アレー、レ・ブルー!」と 調子を付けて連呼しますね。ブルーはもはやフランスの代名詞となっています。

サッカーのW杯(ワールドカップ)の時のナショナルチームはもちろんブルー。

フランスの国旗は三色旗(Tricolor:トリコロール、アイルランド国旗も三色旗)とも呼ばれてます。青、赤、白。それぞれの色が「自由、平等、博愛」を表しています。フランスのどの町や村の学校や市庁舎などの公共建築の正面の壁に彫られている標語「Liberté, Egalité,  Fraternité :リベルテ、エガリテ、フラテルニテ」。これはフランス大革命(1798年)に掲げられた三つのスローガン、つまり共和国の理想を表しています。大革命でそれぞれ戦った階層を統合したわけですね。

平均的市民、つまり商人などの「ブルジョワジー」、後に無産階級と呼ばれた労働者、そして君主制を維持したい王党派など旧支配階級のそれぞれ3つの階層が抱いてた意識を色で表した。革命が三つ巴の勢力の争いだったことを三色旗で象徴したわけですね。

フランス国旗の歴史をも少し見ると、革命成就の少し前、1794年2月15日に国民公会が「政令」を発しました。それには「フランスの国旗は3色、各色が同じ幅で、青が掲揚する支柱の側、白が中央、赤が風にそよぐ端」と細かく定義してあります。

フランスのスポーツチームはつまりフランスの一般市民を代表していることになります。
このようにスポーツチームの色がその国の象徴となってる国は、他にもオランダのオレンジ、ブラジルの黄色、NZの黒(オールブラックスとこれはチームカラーか)などがありますよね。

冬期スポーツで雪の上を鮮やかなユニフォームを纏ったアスリートが滑降する姿を見るととても感動します。

特にヨーロッパではこの時期、11月から3月に掛けての冬の間、数か国を移動しながら行われる「バイアスロン世界選手権(W杯)」の中継を毎週楽しみに観ています。

バイアスロンというスポーツについては次回にでも少し詳しく書こうと思います。
まずはユニフォームの色からゆきましょうか。

まっ白な雪のピストにはスエーデンの黄色が映えますね。カナリア・イエローというか レモン・イエローというか鮮やかな黄色が目に沁みます。

 

 

              

 

次はフランスチームの青です。(写真)

 

             

 

数々の成績を残しながら2020年の初めに引退したマルタン・フルカッド。彼なき後もフランスチームは後輩のカンタン・フィエ・マヨン(Quintin Fillon Maillet )とかシモン・デチュー(Simon Dethieux)とかが頑張ってそこそこの成績をあげています。

先週も男子リレーで優勝したし、男女シンプルリレーでは若いジャックラン(Emilien Jacquelin )とジュリア・シモン(Julia Simon )のペアが他のチームを断然引き離して優勝しました。(写真はネットからお借りしました↓)

 

 

             

 

 

特筆すべきニュース:昨日の個人(individual ) 20km レースで日本の選手が27位となり日の丸がTV画面に表われた事でした。

でも、マルタン・フルカッドがいないとやはり安定した上位は確保できず、そこは俄然トップを走り続けるノルウエーの独壇場となりがちで、ただ、バイアスロンという競技は、強者が常に勝ち続けることはありえず、ちょっとした心の迷い、寒さと風などの気象条件などで射撃の的を外しペナルテイループを回る羽目に陥る場面が珍しくありません。

 

ノルウエー選手のジャージとタイツは黒に赤のグラデーションが入った粋なデザインです。(写真↓)

 

               

 

ノルウエーにはもう5・6年前からヨハネス(Johannes )とタラエ・ブー(Tarjei Boe )という兄弟がなんども表彰台に上る活躍を続け、他にもクリスチャンセン、ダールなど強豪が多数揃っています。


(つづく)