いろぶろぐ | 雷神トールのブログ

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トリウム発電について考える

再開のごあいさつ

いろいろな事情からブログを長い間休んでいました。
コロナ禍で家に籠り切りの生活が長く続くうち、かつての
ブログ仲間さんがたまらなく懐かしく思われて来ました。
そこでこの度タイトルを変更して再開する決心をしました。
皆さままたどうぞよろしくお願い致します。

私は「絵」が好きです。途切れ途切れにではありますが 水彩画も油彩画も描いてきました。 自然「いろ」に関心があります。

すべて初心に戻って、ブログ記事にどんなことを書けばよいか? 
それについてYou Tube の動画をいくつか視ました。 
初心者向けのそれらの動画は「自分が最も関心を持ってること」 について書くのが一番良い。そして最初はテーマを絞らず「雑記」が良いとアドバイスしてくれています。

そこでブログ再開にあたっての記事は「色」について書こうと思います。
「色」についてなら若い頃から「いろいろ」考えてきました。
そもそも「色」ってなんだろう? ここでいう「いろ」とは「色彩」のこと ですが「色」という言葉は実にたくさんの意味で使われていますね。

そもそも「色」という漢字を漢語事典で調べると:
象形、「かがんだ女性とその上に乗った男性を表し、男女の交合、情愛を表す。転じて「かおり」「ようす」「いろどり」などの意味と……。

ずばり、男女のまぐあいの体位を象形した文字なんだ、と知らされて びっくりしました。やはり「いろ」という言葉から大人が真っ先に思い浮かべるのがこの事象、「男女間の愛欲」なんだ。無理もね~や。と思います。

 

ですが「いろ」は色欲、女色、好色、漁色といったエロスに関することだけを意味する言葉ではありませんよね。おおもとがそこから発してるにしてもです。

日本には「いろは歌」がありますね。これとっても素晴らしい、世界の ほかの言葉に、こんなにいいものがあるでしょうか!
日本語のアルファベットに当たる音をそれぞれ一回限り、47文字すべてをつかってひとつの歌を作っている。言葉の流れがあり子供が容易に暗誦できる。しかもそこには思想が表現されてる。

その思想は日本人が親しんでる無常観ですね。

「いろはにほへとちりぬるを……」
あいうえお50音図は母音と子音のマトリックス、近代合理主義的、数学的な発想で作られていて西洋人に日本語を紹介するにはとても便利です。

 

でも、「いろは歌」は暗唱できるとしても、そこに含まれた意味を理解してもらうのはあんまり易しいことに思えません。これって東西文化のかなり基本的な事だって思いませんか。

「いろは歌」は弘法大師の作という説が民間にはあるらしいけど、大師の没後平安中期に作られた、と広辞苑にはあります。
「涅槃経第14、聖行品の偈(げ):諸行無常、是生滅法、生滅滅己、 寂滅為楽」の意を和訳したものだそうです。

広辞苑は「色」の意味を6つに分けています。
①いろ、いろどり:原色、変色、色彩、色紙
②表情、顔立ち:顔色、容色、喜色満面、才色兼備
③男女間の愛欲:色欲、好色、女色、漁色
④すがた、おもむき、様子:景色、暮色、敗色
⑤五うんのひとつ、感覚的に意識される一切のもの、かたちあるもの:色界、色即是空
⑥品、種類:五色揚げ、八色の姓

今日はここまでにします。最後までお読みくださりありがとうございました。


めのお