NAPOカンファレンス初日 | カリフォルニア 会議通訳・翻訳会社 EJ EXPERT代表のブログ ザ・トランスレーター

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40歳過ぎて専業主婦からプロの同時通訳者と起業家に転身。会議通訳の仕事、翻訳や通訳スキルの習得、通訳翻訳会社の経営、独自のプロ養成コースなど、北カリフォルニアはシリコンバレーを中心に発信しています。

NAPOカンファレンスの初日は、8時過ぎから始まり、オープニングは現在活躍中の人気オーガナイザーたちによるパネルディスカッションで始まりました。オーガナイズのプロとして考えられているプロフェッショナル・オーガナイザーですが、実際には住宅専門、企業専門、慢性的に片付けられない人専門などに分野が分かれています。その中から更に、書類、情報、時間などに整理の対象が枝分かれしています。

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彼女たちは全米の違う州で、オーガナイズのプロとしてでなく、その専門書を出していたり、テレビ番組の出演や雑誌の記事掲載など、いわゆるカリスマオーガナイザーばかりビックリマーク 

1時間のディスカッションが終わったあと、出演者が入れ替わって次のパネルディスカッションが始まります。参加者は実際に活躍しているオーガナイザーの成功の秘訣が生で聞ける絶好のチャンス。

ここでの通訳のお仕事はいわゆるウィスパリングで、JALO代表理事の高原さんの横で日本語をささやくわけです。彼女は毎年カンファレンスに参加しかなりリスニングが上達しているので、簡単なところは省きながら訳していきます。

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円卓に座っているため、周りの人に迷惑にならないようにささやかなければいけません。しかし、通訳していることを知らない人に睨まれることもアリ汗 ステージでスピーカーが話している時に、おしゃべりをしている(しかもず~っと)不届きなヤツと言う目で見られてしまうのです(泣)。

NAPOは会員が4,200名を超えるアメリカのオーガナイザー協会。その歴史は26年目を浅いですが、モノや情報のあふれるアメリカ社会でいまや職業として完全に確立しています。

会長の開会の言葉の後は、オーガナイズのカリスマであるジュリー・モーゲンスターンさんが基調講演を行いました。ジュリーさんはアメリカのメディアに多く登場するだけでなく、何冊もの著書が邦書になって日本でも販売されてきました。

ジュリーさんは世界中のオーガナイザー協会で講演をしてきて、この職業がグローバルに広がってきていることを実感していると言います。26年前に5人の女性がスタートさせたこの協会は、全米だけでなく世界中から参加者が集まる組織として成長してきています。NAPOが提携している海外のオーガナイザー協会もヨーロッパ、カナダ、オーストラリア、南アフリカ、などなど様々な国から世界のオーガナイザーが集まっています。そして、スピーカーのジュリーさんは、何と2度も日本を代表するオーガナイズのエキスパートであり代表理事である高原さんの名前を連呼。700人ものオーガナイザーの前で立って紹介を受ける高原理事!! これで全米のオーガナイズ業界に日本でもオーガナイザーたちが活躍していることをアピールできました。

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初日の受付ブース。ここで名札と案内をもらいます。私はあくまで付き添いなので「ゲスト」の名札をいただきました。

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オーガナイズ関連の製品を販売する業者の展示会。ここではオードブル系の食べ物やキャッシュ・バーがあって、他の参加者と交流できる場となっています。

パネルディスカッションのあとは、日本ライフオーガナイザー協会がめでたく提携を果たしたICDの幹部とミーティング。これから2つの協会がどのようにかかわっていくか、ICD現会長と次期会長が同席のもと、話し合い・交渉を行いました。ここでの私の役目は、逐次通訳で日本側とアメリカ側のコミュニケーションを成立させることです。1時間半の話し合いをしたあと、すぐにまた次の講演が始まるという結構ハードなスケジュールです。

ホテルとコンベンションセンターから出る時間もないほどみっちりつまったスケジュールですが、明日の金曜日もがんばります合格