引退という言葉 | プロトライアスロンコーチ樋口のトビウオブログ

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福岡の久留米で初心者から上級者まで指導するプロトライアスロンコーチ、樋口玲士のブログです。


この時期になると、

高校生達が引退、引退と言ってるのをよく耳にします。

聞いてると、スポーツするのはこれで最後みたいな言い方をしてるじゃないですか。

まーたしかに三年生は夏の大会が終わったら、

受験勉強や就職活動もしなくちゃいけない人もいるし、一つのくぎりだとは思うんですけど、

別に今までやってきたことをバッサリやめる必要もないし、

社会人になってからも続けることは可能な環境も探せばあると思うので、

たとえば30歳超えても自分の記録を更新しようと頑張ってる人もいるし、

公務員だろうが世界選手権や日本選手権を決める人だっています。

僕なんかむしろ高校三年の夏の大会が終わってからが本番という感じでした。

高校卒業してからはオープンウォーターの道もありましたが、

やはり水泳の日本選手権に出たいという思いで、

卒業後5年間はスイミングで働きながら空いた時間を利用してトレーニングをしていましたし、

高校卒業時に持っていた、

100m 56秒や、
200m 1分59秒というタイムも、

22歳の時には100m52秒フラット、
200mは1分53秒まで伸ばしました。

今は当時にはなかった高速水着があるので、
100m51秒台いけるんじゃないかと密かに狙ってます。笑


ただ、それからは伸び悩んでしまい、
24歳の頃に誘われたトライアスロンに転向して今の自分があるわけですが、

今でも水泳の試合で自己ベストを出したい気持ちは変わりませんし、

実際ここ2年で400と、1500の自己ベストを数年ぶりに更新しました。

もう30代に突入する僕ですが、

たとえ相手が高校生だろうが大学生だろうが、負けてもいいなどと思ったことはありませんし、

日本にも、海外にも、

働きながらの30代や40代の選手、、結婚してママになっても、

日本選手権やオリンピックの選考会、オリンピックに出場して

自分の可能性を信じてやってる選手は
たくさんいるわけですから、

まだ18歳や17歳の高校生が簡単に引退引退と言うのは、

早すぎるというか、軽すぎるというか。

10代20代で若いうちしかできない事もやっぱりたくさんあるので、

自分の可能性を自分で狭くしてしまわないよう、

頑張ってほしいですよね。

社会人になっても、マスターズなどで25mや50mでのベスト更新は頑張ればできるし、

高校生はせめて大学まで頑張ってもいいんじゃないかななんて、

僕個人的には思います。

だから「引退」ではなく、

「ちょっと休憩」くらいな感じでいいかもですね!

僕は亀仙人のように、

生涯現役!

でいきます!

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