連日の真夏日の中、外出はためらうのですが、勇気を出して計画してみました。
まずは二子玉川にある「玉川大師」
長野「善光寺」の地下霊場、大日如来の胎内めぐりは有名ですが、関東でも体験できると先日知りました。
受付で説明を受けて深さ5m、長さ100mへの胎内巡りへ出発。
階段を下るとそこには暗闇が待っています。ちょっとひんやりします。
右手を壁につけてそろそろと前へ進みます。20mほどで灯りが見え
「奪衣婆」が待ち構えていています。
50mの奥の院には四国88カ所霊場のご本尊が列びます。
数え年のご本尊様の前で拝んだあと、大日如来、涅槃像を拝みながら更に前へ進み、
出口で長寿の鐘を一つ鳴らして階段を昇り地上へ戻ります。
ご本尊様と紐でつながっているという五鈷杵は残念ながら見つかりませんでした。
玉川大師を後にして、「静嘉堂文庫美術館」で国貞・広重の浮世絵を鑑賞。
昼食後、欲張って、原宿の「太田記念館」へ足を運びました。
北斎生誕250年を記念した展示会です。最終日のせいもあって、かなり込み合っています。
一枚一枚じっくり見ると、全体的な色使い、背景、洋服の柄など細部にわたって丁寧に描かれているのが
わかります。芸術的価値を語るほどの智識は持ち合わせていませんが、見ているだけで感動です。
お客さんの1~2割は外国人で、北斎の海外での知名度を改めて感じました。
来年はボストン美術館が保管している北斎の作品の展示会が予定されているそうです。
来週は根津美術館で開催されている「いのりのかたち」を鑑賞予定。
出歩くには暑いので、適度に温度調節されている美術館は最適です。