紳士淑女の皆様、ようこそいらっしゃいました。

此処では瀧村の詩をメインに作品を掲載しております。




■注意事項■


※記載された作品は、全て瀧村鴉樹に著作権があります。一切の無断転載は厳禁で御座います。


※アングラ色(エログロナンセンス)が強い作品も稀に御座いますので、吐き気を催しました場合、自己責任でお願いします。俺は知ったこっちゃありません。
※表現がキツ過ぎるのか規制に引っ掛かって表示されない場合がありますが、ご了承くださいませ。


※詩から作者の人物像を想像されても困りますよ。


※また、モデルさんにも肖像権が御座います。皆様瀧村が一人一人声をかけてご協力頂いております。画像に関しても、一切の無断使用厳禁とさせて頂きます。


以上の留意点をしっかりとご理解の上、どうぞ心ゆくまでお寛ぎ下さいませ。




宵闇へと惑え、ミッドナイト・チルドレン。

  • 10 Apr
    • タネを蒔く

      裏付けが取れないまま私は私への全的信頼を失ってまったのでこのまま雨粒をバケツに溜める仕事を続けます。   裏庭から濃い冷気が忍び寄り障子を震わせているのですがそれが何であるかを結露は知っていますから熾火に灰を被せます。   白くなり始めた毛細血管が指し示すあばら家で朽ちることも私の選択でしたよ。   潔白を立証する機会もないまま交互に発声される赤いラッパ軍は朝鮮朝顔の蕾から出てきたんです本当なんです。     「……んんんっ」                                   それ、ほら実が弾ける           風を呼ばなきゃ       蜂がチクチク刺してます。涙が勝手に出るんです。目ヤニが取れません。   深くなってしまった年輪の奥で、こびりついた残り火がチロチロと焼き切っていくんです。   で、心にも細胞はあるかって話で。                                            「………ッーと」     嘘なんですけどね、春の雨ですから。  

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  • 02 Feb
    • 受粉

      喧噪のなかで咲く白鳥は琥珀を咥えている。羽毛は真珠で出来ていて、卵白色の光彩を放つ貝殻が無数の目を宿している。毅然とした態度で挑む必要があり、そのカタストロフィは真冬のマグカップが弾けたことに由来する。イデアに心酔した熱狂の行きつく先はショウジョウバエの繊毛に類似した遊具に潜水する。白熱灯を丸かじりにするのだ今すぐに!チョコレートがこびりついた地下室で、脳髄たちの屈託のないお喋りが止まらない。あまつさえ欠伸を伝染するかのようにバランスのとれたバナナはポスターに愛撫する。   嫌いなんですよ、ええ、ええ。   頷いて酔いつぶれたいのは鉄仮面?その手を放してください今すぐに! あんたの気持ちなんか知りたくもない。 あんたの気持ちなんか知りたくもない。 花を売ってください今すぐに!   イデオロギーに死んだらいいんですよ。無数の目玉たちが諸人こぞりて盆踊る。ヨイヨイ宵越しの鐘は海に沈めてきたらいい。 ここに来るなと言われただろう?無数の可能性がここで死んできたのさ。   だって女の子が泣いてる。 可愛いね、可愛いんだよ。

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  • 25 Nov
    • 【ぶつぶつ】イマージュのスープ【呟く】

      お久しぶりです。瀧村です。お元気ですか。そうですか。 最近、また私の周りの詩人事情も活気が出て来て、ここひと月くらい完全に意識がそっちにシフトしています。そういうわけで、今の現状をメモ代わりに詩論なんぞを纏めていこうと思います。思考が進めば変化もあるのでね。  「もうこれ以上ない」って一編を作れたら死んでもいいと思って生きてきました。自分の人生とやらに興味がないのは相変わらずですし、私の生きる理由も人生の価値もそこにしかなかったですし。結論から言えば、ある意味「最高の一編」と呼ぶに足るものには辿り着いたんじゃないかと思います。これ以上は絶対ない。何をどう理屈っぽく考えたところで感覚をフル回転してもあり得ないし、今後私が「どう変わって何を作ろうとも有り得ない」と言えるだけのものです。これを私の歳で言っても先人詩人たちは口をそろえてこう言いますけどね。 「そんなことは絶対有り得ない」 とね。どうでもいいですよ、あんたがたの考えなんぞ。私にしかわからんもんだし。とにかくできちゃったしわかっちゃったもんは仕方がないのですが、それを発表する気は微塵もなくですね。ただ、人生の最期、例えそれがいついかなる場合であっても、私はそれを口にして死ぬことにしようと思っておりますの。多分忘れてても口をついて絶対出る。死んでもいいと思ってきた人生が、その一編が出来上がったおかげで、「階段を上る必要性はもうないのだから、後は自由に飛ぼう。好きなことを好きなように書こう」とシフトし、今に至るわけです。あれ以上のものはもう私には作れませんので、後は以上でも以下でもないただの存在を作ろうという気持ちになれたわけです。何これちょー楽。ちょー気楽。   さてところで、「詩とはなんぞや」という問いがありますな。以上のことを踏まえて、書いて行きます。ここからが本題。まぁまず、「詩」というジャンルであり、「詩」という言葉、単語ですよね。「詩」という文化であり、「詩」という文学であり、「詩」という芸術でもある。散文詩、または口語詩なんてもんが確立されてからは、その基準が一気に曖昧になってしまったように思われます。元々詩句は定型のものでしたから、その他との線引きは簡単でした。どういったものを「詩」と呼ぶべきか、という問いに対し、一番手っ取り早い回答としては「その他」を定義づけすることじゃないでしょうかね。「日記」とはなにか。「小説」とは何か。「論文」とは「批評」とは「コラム」とは「手紙」とは「メッセージカード」とは何か。詩以外の全て「ではないもの」が詩でしょう。そりゃそうだ。「詩にルールなんてない」というのは根本的に大間違いで、この基本の差異が頭に入っているか入っていないかで大きく違うのです。つまり、「改行されただけの文章であってはならない」これだけは絶対のルールです。そしてまたこれを逆に捉えるなら「詩として成立していれば、文章形態を取っても良い」ということにもなるわけです。一件矛盾しているかのようですが、この違いはかなり大きいのです。 詩って何ぞや、と言われれば、表現ツールです。世界が私にくれた色が、私の中で混ざり合って何かの形になっていく。もしくは、私の中に内在している宇宙の因子(この星の因子)が、感覚に呼応して溢れだしてくるものをなんとかしたくてたまらないのです。出したいの、出したくてたまんないの。その為に適切なやり方を必死で探しているのであって、レトリックの新しさなんて私にとっては本当にどうでもいいことなのですよ。時々掲示板などで「新しさ」に固執してらっしゃる方を見かけますが、新しいことにどれほどの意味と価値がございますでしょうかね。大切なのはその根っこなのですよ、オジサマ方。目新しいのなんてほんの一瞬だけで、飽きが来れば骨格が野ざらしになっちゃうじゃないですかね。死して屍拾う箸なしなんてことに、インターネットの上では言葉の屍たちが有象無象に食い散らかされて転がっているのを見かけますけどね。哀れなもんだなー。 どうにかしてえのは頭の中。それをきちんと偽りのない形で体の外に出して上げたいわけです。 詩は読み手の頭の中に絵を描きます。まぁ小説でもなんでも文字媒体はそういうもんですけれどね。ここに次元の考え方を代入してみます。一本のベクトルで描かれたものを一次元(1D)、二本のベクトルで二次元(2D)、三本と重力を考慮して三次元(3D)。そこに時間軸を追加して四次元(4D)。先日発見したことなのですが、詩的言語とは、総じてこの四次元以上に対応した言語表現であるのではないかということです。私たちが住む物理次元は、レイヤーのように折り重なり混ざり合う多重次元で成り立っていますが、一般的な認知、知覚だけではせいぜい3次元までの理解と体感が限界なわけです。それ以上の次元になると逆に物質は徐々に構造を失い、ベクトルとルートは単純化されていきます。全てが光と闇そのものに近付き、原型を留めないスープ状態になっていきます。これが、我々の脳内で起こるイマージュの本質ではないかと思います。そういった高位次元を物質次元の規則に当てはめていくことは大変困難です。なんせルートがないってことは方程式がほとんどないってことにも等しいわけで、これを言語化するということは、「詩は暗喩で出来ている」という大前提の中で「=」で繋ぐという行為の意味が変わってくることになるからです。表面上は同じですけどね。この暗喩の必要性と効果について考えていたところ、こういう結論に達したのがつい先日の事。二次元は一次元でできています。また三次元も二次元で構成されています。つまり、それ以上の高位次元であっても、我々が体感知覚認知できる次元で構成されていると言う事。それらは全く別のものになってしまうことではなく、同じものの一つのあり方なのでしょう。 ここで詩的表現と次元の関係が繋がってきました。我々詩人(というカテゴリの表現者)は、これら高位次元というイマージュのスープを言語化することによって、本来の意味でリアリティある作品となり得るのではないでしょうか。その為のレトリックであり、そのための研磨と結晶化であって、その詩的言語が分かりやすさや具体性(三次元的なルールでの)からかけ離れていっているように見えても、致し方ない現象なのだなぁと。 詰まる話、結論としては、「思考せずに書け」に尽きるなーと思ったのでした。まだまだありますけど収集つかなくなるのでこの辺で。

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  • 04 Nov
    • 舌の子

      幾千幾万もの鴉たちが一斉に葦の葉陰から飛び立ちその長い嘴と舌で光を味わっているその向こう側には穏やかな海流に静かに飲まれる私の家族が見える大いなる呼吸の中に隠れている詩情を見つけ出す事は言葉をめくる指先から垣間見える呪術そのものだ(あの子は喪ってしまった)(微かな囁きの中に隠れた祈りを)(喪ってしまった、喪ってしまった!)辺り一面が華やいでいる季節だけではなく霜柱の中にもいた筈だった鹿の瞳の奥にも枯葉の下にも寄生虫のザワメキとカガヤキ(洞穴の奥では、獣が眠っている)枝垂れた枝葉はあなたを蓄えた蓄積された養分にほかならないのは私だった肉体の果肉あなたにあげるよみんなみんなあげるそこで眠っていいよ

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  • 28 Jun
    • めいこボコボコおもてなし接待~星文昭流星ツアー編

      25日、AM6:00。高知駅に降り立ったドレスデザイナーの椿屋めいこを迎えに行く。彼女とは私が以前店長をしていた店で知り合い、ネットストーキングをされて仲良くなった。朝6:00から開いている店を知らないので(今思い返したら八の森があったわ次回行く)、定番のガストへ。昼前、2人でドゥニクリスタルへ。「あきさん、石組んでくださいよ」と言うので、ちょう適当に組む。意味なんか知らん。可愛ければいい。出来上がった辺りで、もなりさんが解説をしてくれました。「この子はねぇ、自分を磨いてもっと自分を好きになりなさい!相手を好きになりなさい!ビクビクしてないで手を繋いじゃいなさいよっていうか抱き着いてキスしちゃってもうその先よ!肉体からいきなさーい!愛を思いっきり引き寄せるのよー!!って言ってるわね^^」ちょう女子力高いティアラな仕上がりでしたよ。私トルマリン好きだし。私はソーダライトとクリソコラを購入。クリソコラは「聖なる音」ですよよよ。音で表現する人にはおすすめですよよよ。ホテルにチェックインし、軽く汗を流して雌犬にペディキュアを塗らせる。その後、コテスと星さんを乗せてZeroへ!星さんのもしゃもしゃがまさかの天パと知って衝撃を受けました。っていうか、マジで!マジで音がすごいの!星がね!飛んでくるんだよっ!!!感動しためいこは思いがけないアグレッシブさを発揮して星さんとお喋りしてました。マジかよやるなお前。そして待望のライブに!!1番手、℃7Rizy(ド・ナナ・リジー)大学時代からの友人。瀧村をあんな道に連れ込んだ張本人であり、瀧村の詩にも何度か登場する魔女。とにかく歌が上手い。感受性とセンスは抜群。柔らかく伸び、会場内を包み込む歌声で、圧巻.+*:゚+。.☆これからたくさん一緒にやりたい。2番手、筒井啓文くん。パワフルで元気が出る!シャノの1周年にも出てくれた恩人。瀧村は彼の「49日」が大好き。ノリとテンポの良さ!そしてMCの上手さ!学ぶところが沢山ある。調子悪いって言ってたけど、そんな事は微塵も感じさせないパワフルさで瀧村も楽んだよー(❁´ω`❁)3番手、Chat Noir。瀧村はよく動くので撮り辛いらしい。新曲3本やったよ!「Underdog & Bitter Life」「オオカミ少年の唄」「ぼくのうた(仮)」そしてメインアクトの星文昭さん!なにこのインストちょうかっこいい!!星が飛んでくる!星が見える!!!かっこ良すぎか!!!!!!!!来てくださったお客様からも喜びのお声を頂けて、「今日来れんかった人はホンマに勿体なかったね」なんて言ってもらえて、本当に嬉しかった。ね!素敵でしょ!みんなみんな素敵なんだよ!!また企画したいな。ありがとうございました!!!その後ホテルに帰って、めいこは風呂へ。友人に送り付けたら「永久保存版やな」と言ってもらえました。ほら、色々想像できる構図やろ?その後揉みしだいて貰って就寝。朝7時に起きました。寝起きもセクシーめいこはん。7daysホテルは朝ごはんのパンが旨いの!朝飯食った後にコテ飯を食うめいこはん。なにその幸せそうな顔。長々詩の構造について話した後チェックアウトして、美術館へ。アール・ヌーヴォーのガラス作品を観て、寝不足の2人は終始「しゅ、しゅごいぃぃぃ///」「なんでこんな形にしたんや」「気が狂うておる」を連発。テンションは異常。その後南国にある友人の店「錆と煤」でランチに。肉が蕩ける!!イカワタとかビール欲しくなるやろ!!この店は旗振りパフォーマーの微睡麻風と、画家のPazzu夫妻がやってるよ。おすすめ!たらふく食べておしゃべりした後は、手芸店で色々見て、お買い物して送り届けました。私にとっても凄く濃厚な2日間。楽しかったし、色々思考を巡らせるキッカケにもなりました。ありがとう。コンテストがんばれ!!!余談ですが、帰ったら部屋の壁が割れてました。

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  • 14 Apr
    • グラデーション

      苦い思いばかりが舌の根元に蔓延っている草葉の陰から顔をのぞかせたのは白い顔をした少年の幽霊か「馬鹿馬鹿しい」と一笑に付して網膜を剥がしたのは理解のあるごく一部を切り離す為さなんてねとりあえず暫くは黙っていたいんだヤニで黄色く爛れたママアルコール臭の取れない痣記憶違いでしょう?濃厚なフィクションに欠伸が止まらないんだって!とりあえず早く僕から逃げてよバッドトリップを有効活用する為に篩にかけている神経質明日と明後日の違いがわからない昨日のことも覚えちゃいないし今だってほら見事に盲目!言葉の限りに幸福を尽くす花に水をやるのが仕事なんだ君の痛みなんか知らないよただ花に水を水をやりたいんだけどどうしたって黄色く滲んでだってだってだって!やだやだやだって!見るな見るな見るなってば!草葉の陰から顔をのぞかせたのは苦笑いを浮かべる少年像理想的な晩御飯はお伽噺で固くなったコッペパンが歯の隙間に挟まってだからって記憶違いの歯車が回るわけでもなくて飾り気のない純情は潔癖症な性欲に踏み潰されていくんだ少年時代は刻一刻と遠ざかり木通の花が咲く頃はいつだって物悲しさばかりが残るわけでしょう?そういう1年を毎日繰り返してっていつか数えられない程密集していくってわけおかわり!(10000を越す稲妻に手を伸ばす)だからといってね歯の奥の詰め物が取れかかった感じを言い表すには足りてない成分が多くて困った事に一つも身につかない年月を重ねる事に頭が悪くなってる気がしてそうじゃない、そうじゃないんだ元々馬鹿だったことに今更気付いてるんだよ早くて3日持って1週間力の限り誠心誠意お慕い申しておりますよ、へへへっそれくらいの記憶力しかないのですぐ食い違ってきちゃうやめろやめろ、美談にするのはどうせあの頃は生きるか死ぬかだったじゃないかお互いにね関係性が近過ぎるんだフィクションに仕立てた方がいくらかみんなみんな一過性の麻薬みたいなもんだ下品だって言われようが薄情だって思うよりマシなんだ許すとか許さないとかじゃなくてさとりあえず苦々しい顔を引っぱたいてる明日から頑張るを歌う今日はグラデーションマップの上を動くやじるしそうやってやってきたそんなもんだよそんなもんだよ

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      テーマ:
  • 03 Apr
    • 昔話をしようか。

      ひとつ、昔話をするよ。今を生きるってことは、過去をなかったことにすることじゃなく、込み上げてくるものを噛み締めながら、時には奥歯をすりつぶしながらでも味わいながら呼吸するのね。昔話をするのは老いた証かしら?それでも現実味を帯びてたまに夢に見る。あなたの顔も忘れてしまったけどね。夢の中ではあんなに「愛している」なんて叫んでいるのに、目が覚めたら忘れてしまうのだけどね。誰だっけ。君は誰だっけ。まぁいっか。舌にピアスを開けた時のことでも話そうか。ピカピカ光る裸みたいな衣装を着てさ。男に酒を注いでた時だったよ。突然抱き締められてキスをされてね。客じゃなくて先輩にね。誰だっけ。君は誰だっけ。どうでもいいけど、ビックリするほど気持ちよかったわけ。それで彼女が笑うのよ。「気持ちいいのを分けてあげたくてね」なんてさ。子供みたいな顔で。とても感動しちゃったわけ。これって慈愛だろって。だから私も開けたの。その後凄く腫れちゃって、ご飯は食べられないし滑舌は悪くなるしだったけど、落ち着いたら便利なもんだった。たまに噛んで歯が欠けそうになったけどね。誰だったっけね。忘れちゃったよ。彼女が死んだって聞かされたのは、別の店に移って暫くしてからだったな。仕事中なのに泣いてしまって、なのに思い出せないんだよ。『楽しかった!』それしか出てこない。無邪気で美しくて、とても孤独な人。人の中にいて、人に揉まれて、抱き締められて愛されて、愛を突き放して、そうして死んでいったんだ。手首を切ったくらいじゃ死ねないよ、なんてどっかの誰かが知ったかぶりで言ってたけど、そうやって彼女は死んでしまった。どんな日だったかな。晴れてたっけ。雨だったっけ。わかるわけないか。あの店には窓もないもの。薄情者なんだよ。だって思い出せないんだ。思い出せないんだよ、どうしたってさぁ。これが本当だったかなんて、もう私にも分からないんだよ。

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      テーマ:
  • 02 Apr
    • 水槽とドビュッシー

      水槽の中で漂っている月それは私の生涯その青白い肌に絡みつく蛸の足が黒くうねり首を締め付けているそれは恐怖ではなく甘い束縛でもなくただ悠々とした柔らかな刺明け方に重なり合った後「何も言えないよ」と彼は言うそもそも言葉を欲していた訳でもなく「それで構わない」と私も笑う……隠し事は得意?裏側にある悲しみは絨毯のように足元に広がって柔らかなベロアの質感で深い眠りを促す「斯くあるべき」と濁す主観は安堵感と差別意識の温床になるものだ……違うかい?漂った海月の魂にドビュッシーは力なく流れ込み深海魚になった女は衝動的に内臓を吐き出した滑らかな表皮角膜に刻みつけられた時間軸のパステル絵筆を浸し続けた甘い濁り凍えているのは執着心の名残か君の名前は思い出せるのに悲鳴も涙も真意も見失ってしまった100の否定も1の肯定にもあまり感慨は湧かない灯籠を翳す足元に火種をベロア調の痛みに火を点けてまで削り取った心臓を水面に散らばらせたいそこで私は3度目の死に眠るのだ

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  • 15 Feb
    • 【ろくでなし日記】近況報告。

      お久しぶりです。瀧村です。ろくに更新をしない私のブログですが、なんだかんだで続いております。詩は書いてます。載せないことが多いですけど。出し惜しみです、単なる。この一年、Chat Noirというアコースティックユニットをさせていただいて、誘ってくれたコッティには本当に感謝しております。最初は正直、「めんどくせぇ」とか思ってて、コッティからのお誘いをのらりくらりかわしてたんですよ。んで、ある時「瀧村、引きこもりなんですよ」とよくわからない断り方をしたところ(いや、事実としてアクティブな引きこもりです)、「引きこもってたらダメ!お外に連れ出しちゃるき!」と言われ、その言葉通りこの一年間、高知を西へ東へ連れて行ってもらいました。瀧村自身、前のグループの時のしんどさを引きずってたので(イデアは解散いたしました)、もうほんと今回はコッティにまかせっきりで(申し訳なさを感じつつ)、それでもめげずに引っ張りまわしてくれました。おかげでイデアをしてたときと同じくらい家にいません。今年は、もうちょっと自主性と主体性をもって取り組んでいきます。充分、お休みさせてもらったしね。Chat Noirとは別に、朗読の活動も増やしていきたいです。また路上やろうかなー。イベント企画しようかなー。冊子作ろうかなー。コッティやnikoさんに協力してもらって、ポエトリーリーディングのCDも作ろうかと目論見中です。売れるかどうかなんかシラネ。納得いくものを最低限作らねば。ツイキャスなどは相変わらずしております。昨年8月から占いなんぞも覚えまして、一時期は毎晩もりもりカードをめくっておりました。元々アート好き、読書好きーな人間ですので、持ち歩けるアート作品として占いカードっていいんですよね。瀧村自身はどちっかっていうと理屈っぽいところあるので、占われること自体には全く興味ないのですが、このよく分からん感じが面白いなーと思ってもそもそやってます。詩のことを書こうと思って書いてたけど、悲しくなったのでやめます。詩人なんてやってますが、あくまで『敗北型』なので、8割絶望しかないんですよね。残りの二割はグラウディングとそれに追随するオーガズム。思想を主張するのは、詩の中でやればいい。私がやるべきことは、語ることではなく作ること。体現せねばね。ではまた。

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      テーマ:
  • 09 Jan
    • 月影のワルツ

      湖の畔に暮らしている私の欲望は穏やかな波打ち際に石を投げている悲しみは穏やかにシーツの上に横たわり裸で手招くその素肌の柔らかさその命の滑らかさを愛しく超越する瞬間を私は激しい飢餓と共に賛美する男は拳を振り上げ女は爪を立てる生き生きと流れてゆくこの血の行先は下水道でも墓場でもなくあの湖だろう(泣いて許されるのは、幼子だけさ)道化師が囁く狼が忍び寄る欲望は悲しみと絡まり合い一つに溶け合ってしまった湖面に映る月の影に隠れてしまったああ、血が足りない血が足りない奥歯で苦虫を磨り潰すような蟷螂を解体したときのようなそんな心持ちで子猫をゆっくりと踏みつぶすこれは病んだ魂の化身ではなくそれを拾い上げて零してしまった痛みだ思い知れ

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  • 22 Nov
    • 無声音の領域

      毛穴が開いていく私の頭脳が点滅している細胞の一つ一つが静止と回転を始める声は拾い掌は招き脚は示し瞳は誘う風化した岩山に足跡を残す獣の本能はロジックに反発する意識トルマリンの泣き声を拾って民族の行進狼の気配がする水の匂いがする森に漂う生命の気配がする私の目は幽玄に囚われる豪雨の中であなたの名前を呼ぶ禊は契り真鍮の歯で噛みちぎり終焉を飲み込む蝋溶け出した蜜私の魂夢情念愛蜜蝋の約束「秘め事は、真夜中に。」

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  • 09 Nov
    • 沢の水を掬い泣き出す命の咆哮木通の実を割るとそこにはかつて愛した記憶が胚珠として犇めいている漂いは舟月言語の介入を拒むもの漏斗収束して崩壊するものあんたの声が聴きたいんだ、僕はわかるかい?どうにかなっちまいそうだ細胞の一つ一つまで沸騰するこの感じ疼いてしょうがないんだよ帆掛け船で漂い出でて懐中電灯で海中を照らし蛸の足で絡め捕られ鯱に引き裂かれ鼓動を撒き散らす奔流に溶け込むあんたの目を見たいんだ、僕はわかるかい?どうにかなっちまいそうだ全ての肉体が発光している沸騰している僕は星になる。

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  • 05 Mar
    • 密林

      ジャングルの奥で私を探して隠れているよ潜んでいるよあなたは暴虐の王私は肉食の……牙を研いで一片の曇りもなく見つけ出して私の食欲狙っているよ繁みの奥から愛は蛇行するものしゃぶって齧るものあなたは無防備なハンター私は凶暴な獲物愛は蛇行するものあなたの指は生と死の境界私の舌は甘い誘惑密林の奥で私を探してほら私を見つけて

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  • 04 Mar
    • 【ろくでなし日記】ちょう久々。

      名刺を配りまくってるくせに、日記書くの一年ぶりじゃない?こんにちは。大切なのは、ハートにラブ。瀧村です。一年間沈黙してる間、何か大きなことがあったかと言われればそうでもないです。ただ粛々と日曜マイクをこなし、遊び、ネトゲに興じた一年でありました。そういえば、イデアメンバーの青木槐が埼玉へお引越しなさいました。恋人と住むためだそうですおめでとおおおおおおおうぉうぉうぉうぉうぉうぉうぉおおおう✦年明けあたりからネトゲも静かになりまして(最終的にTERAで落ち着いている)、最近はもっぱらツイキャスに生息しております。主に大変ええ声で朗読なんぞをしておりますので、日々に疲れ切った方、癒しを欲してらっしゃる方、社畜様など、リラックスタイムに聴きに来てください。玉に声がかすれてるのは寝起きだからであって酒やけではない決して!昨年末から編み物とかもしてます。女子力あげたいです。飯を作ったらおかんの作るような飯しか作れません。上がってるのはおかん力です。くっそ。四月を一区切りに、イデアを再編し直します。ほぼ沈黙していたこの二年、色々構想はあるので、また派手にかましていけたらと思っておりますので、また応援のほどよろしくお願いします。面白いコト、しようぜ❤そういえば、12月に個人詩誌新刊出しました。『胎児キキの冒険』¥300です散文詩で書かれる小説であり、散文詩の集合体であり、一本の長い散文詩でもあり。力作の一冊です。他にもお知らせはありますが、また後日。もさもさ。

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  • 02 Mar
    • エーテル

      悲しみが辺り一面に響きわたって緑はより一層濃く反応を示す私の声は意味を持たない初めからメロディーは輝いていたあなたの瞳から失われるまでは私は私自身の贖罪のためにどれほどの心を傷付けたろう私の涙は意味を持たない存在の在り方にも意味はない境界を、教えて。濃密な緑の中で鰐は口を開けている私の舌は長く伸ばされ花を奪おうとしている悦びは慰めのようにひび割れた心に染み込んでゆく手放したのはどちらの意思だったのかあなたを確かに愛しているのに亜熱帯性の夜私は天体と地球の囁きを聞く

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    • 言葉にならない声なら捨ててしまって心は涙へと還ってゆく窓を開けよう新しい風を呼ぼうその時涙は空へと還り私はあなたの星になれる時間だけが肯定だった包み込む草原と青すぎる青夏は悲しく恋はただ悲しく私を呼び続けている言葉にならない命は枷を外して黄昏の空に還そう窓は私を開放するために風を呼んでいる風は私を開放するために雨を呼び続けている

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  • 14 Dec
    • 十二月

      十二月は私の正義である露草を食む山羊の喉元を狙う虎の目である言語は淀みなく流れ、やがて降りくる森は静謐さを持ってそれを受け入れるだろう辺りは静まり返り、私はその中で一人帰途を辿る

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  • 02 Jul
    • 沈黙のアルバトロス

      雨の気配はいつも川を挟んだ対岸の山からやって来る。西の集落からも、東の部落からも同様に見えると言う。北の棚田は海からやって来ると言い、南の港は山神信仰に依るものだと言い伝えた。信ずるに足るべき信念はどのようにして培われるのか。言論の濁流へと漕ぎ出した彼女は「愛がない」と感情論にすげ替えつつ、諸先生方宜しく、切ることを念頭において紙面の支配を試みているように思われた。思想が渦巻き型へと変質したのは、言語のせいか。人間のせいか。筺の上に立つ馬は、荘厳で力強く美しかった。男の放った鏃は緋色の空と同義語であった。彼女は気分が優れない。「引き返せ、今なら」床を抜かれた。暴力的な愛情表現だと思った。被験者に病的な兆候が見られれば直ぐに報告をとの命令だったが、バックアップすら取れていないことの言い訳も考える時間がない。アルバトロスの鳴き声が、彼女を遠く連れ去る。

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      テーマ:
  • 02 Mar
    • 雪の密林

      吹き抜ける声の後を追って蔦は絡まり朽ちた残骸を貪る響きは沈下橋の傍に佇んでいるあの人はとても美しくとても悲しかったよ、と昴が語りかけた無常な声に一貫性はない「あの日、理が弾けたのを見た」オリオンが如何に理知的で夕闇がどれほど深刻でわだかまりは恭しく星々は従順で揺れる大河が暴力的であったか私に語ってくれる人はもういない森へと迷い込んだその先で血の匂いを滴らせながら小鳥と戯れた小川は次第に変貌を遂げる娘は欲望と愛をよく知っていた両手で大切に守りながら生まれてきたカウンターテーブルに蜂蜜を教えて欲しい、その前をこの体が朽ち果てる前にあなたの悲しみを全部詰め込んで。

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      テーマ:
  • 20 Feb
    • その節は、どうも。

      パイプオルガンはシフォンの女を主食にしている煙に巻くのは常套手段だから気を付けろで、何の話だっけ?そうそう、梟と鷲が同じ獲物を狙った場合の事象についての会議だった伝わっていることを前提に話されてもねえエニグマは老母の胎内に宿っているその先には銀糸のカーテンが引かれているあまつさえ引っこ抜かれるような感覚特別感はないよ別段核心を突いてるわけでもないんだ、ただ男は霙交じりに降り積もる小川は洞窟に入り夏でも凍える結晶に変わった削られた大地は泣きもしない悲しいのはあなただけだと言う切られた腕は受け入れている悲しいのはあなただけだと言う水浸しのキッチン悲鳴を上げるふくよかな母親転がるベリーの弾丸を詰めてあなたを血塗れにしたいで、どの光景で攻める?陥没は優雅なフィクションに浸っている叙情的ポーカーフェイスの歓楽街小川は洞窟に向かって進む何処かで結合する音氷でできた夢の後先見ないで見ないで「言わんとするところは理解を示すが残念だけれど陳列できるのは難色ばかりだ」鴉は困って項垂れました栗鼠は慌てて胡桃を振りました梟は大きな欠伸をして雨に濡れる路面を見つめています白い鳩にはなれそうにもありませんね爪魂を掴んで運ぶモノ犬は戦場で狩りをするモノ爪は透明な有機体悪徳商法な自己嫌悪です頭が割れそうに痛いんです背中がそれは夢ですよパラノイア癖のある淑女の皆々様はアドリア海に浮かぶ帆船を思い浮かべながら葡萄酒に蜂蜜を混ぜる憧れていたそんな女の子円卓は進まない針は折れたままだって心臓は柔らかな檻名前は甘やかな鎖

      3
      テーマ:

プロフィール

瀧村鴉樹

性別:
FtXくさい雌犬
自己紹介:
※シンジョウ※ 義理と人情を重んじるロックンロール吟遊詩人という名のただの詩人。 怖い人じゃあ...

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