ドル円は短い足から上値の重たさが目立ってきている&今後相場を動かす4つの要因 | トレードタイム 情報サポート室

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■今週のポイント

 

■【政治リスクが本格化する6月相場】
これまでも政治リスクが選挙を含め各国でありました。
しかし、今回の政治リスクはトランプ大統領が
その引き金となっている「ロシアゲート」問題です。

既に話題の中心になっている今月30日以降、コミー
前米連邦捜査局(FBI)長官による公聴会での証言への
警戒感が日増しに高まっています。

更に、大統領の娘婿のクシュナー大統領上級顧問が
FBIの捜査対象に入っているのも気がかりです。

この結果次第では、トランプノミクス崩壊とこれまで
先行していた株式相場が総崩れになる可能性もあり、
更にリスク回避の展開が再び台頭する恐れもあります。

この悪い流れを引き継ぐように、最近の米景気指標も
ブレが生じ始めています。

特に今週30日のPCEデフレーターや2日の雇用統計には
注意が必要です。

もし、数値が悪化するようなことがあれば、
追加利上げが後退し、売り圧力が強まる恐れもあります。



■また、【来月8日に行われる英国議会選挙】が注目されている・・・

 

メイ首相は与党保守党の議席積み増しを狙って、
解散総選挙を決断したものの、最新の世論調査では、
与党保守党は野党労働党に対するポイントが縮小したことで、EU離脱交渉の先行き不透明感が強まっていることも気がかりです。

この辺りからもリスクオフに走りやすい状況です。

・6月8日...英国議会選挙
・6月11日・18日...フランス総選挙

 


■【金融政策】にも注目です。

大注目はもちろんFOMCでの追加利上げやその後のコメントになります。

 

また、以下の各中銀のコメントには警戒したいです。

 

・6月8日...ECB理事会
・6月15日...BOE会合
・6月15-16日...日銀金融政策決定会合

特にECBドラギ総裁が金融緩和を堅持する一方、内部からは
QE縮小を推進する声も強まっているのも警戒したいです。

 


■【気になるドル円チャートは...】

 

先週のドル円チャートは、やはり112円15銭が抵抗と
して感じています。

日足上での今年のレジスタンスラインを突破したものの、
その後の買いが続いていません。

そんな中、ジリジリ下値抵抗が切り上がっているのが、
200日移動平均線です。

ちなみに、26日現在で110.04円となっています。
次の110円割れがあれば、一旦大きな調整も視野に
入れる事も必要です。

その決め手になりそうなのが、やはり「ドルインデックス」の
動きです。

日足をみれば、2017年以降、きれいな下降チャネルを描いています。

直近安値22日の96.70を割り込むようであれば、昨年の
大統領選挙時の安値95.91を試すことになりそうなので、
警戒はしたいです。

 

 

■最後に・・・

 

既に相場は6月の追加利上げはほぼ織り込み済みです。

それ故に、この先重要となるのは、政治リスクや選挙リスク、
そして地政学リスクの突発的なサプライズでブレイク相場が
再来することです。もちろんサプライズが起きることで、
きっかけになるものの、不透明なことが潜在的に
あるだけに相場はリスクオンになりづらい展開かとみています。

 


 

 

 

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