楽観視のみでは戦いにくい展開に&今週のポイントは? | トレードタイム 情報サポート室

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■先週は、トランプ大統領のロシア疑惑を巡る問題が浮上し、
弾劾裁判の可能性や税制改革案の審議停滞による警戒感から、
ドル売り優勢の一週間でした。


その流れの中で最も目立ったのがNYダウです。
昨年の米大統領選挙以降、大幅な調整なく上昇トレンドに
なっていた株式相場にも、ついに一晩で300ドル以上の
下落に見舞われ、リスク回避色が強まりました。

また、米経済指標にも変化が出始めています。
NY連銀製造業指数や住宅関連が軒並みマイナスに転じました。



■今週のカギとなる材料は?

■ロシアゲートや北朝鮮リスクでリスク回避への可能性は?

トランプ大統領におけるロシア疑惑問題の真相がいよいよ
表面化します。米上院情報委員会は、19日にFBIの前コミー長官が
公聴会での証言に応じたことで、捜査の方向性が決まり、
大統領の弾劾や罷免を視野に入れざるを得なくなり、
政治リスクが長期化する恐れも出てきました。



そのことで、下記の影響がでると予想されます。

1:経済政策
政治リスク台頭→税制改革審議停滞
→オバマケア代替法案が上院で難航

2:追加利上げ
FOMCにおける金融政策正常化 
→ 今年に掲げた想定通りの利上げが出来なく不透明に

特に、これまでFOMC予定通りに利上げを積み重ねて
きたことは、ある意味、経済が好調であることを示し、
株式市場においてもこの利上げトレンドが
変更するのであれば、大きな調整局面になる可能性も否めません。

つまり、株式市場がこれまでのトランプラリーの
牽引役であったことは確かです。
それ故に、大きな調整が入るのであれば、それに対する
リスク回避も視野に入れた動きも出るはずです。



【株式市場好調→リスク選好→ドル買い】
このポイントから【株式市場調整→リスク回避→ドル売り】に
移行する可能性も捨てきれません。


■その他材料で気にかけないといけない点は、
好調続けてきたNYダウもトレンド転換・・?
です。

NYダウの日足チャートを見ると、あの大統領選以降、
上昇トレンドを形成してきました。

しかし、そのトレンドに対してサポートラインを引いて
いただければ、一度ブレイクダウンしたのがわかります。

更に、そのサポートラインが今回の上値抵抗線になって
いることも良くわかります。
少なくても移動平均50日線を割り込み、次の下値抵抗となるのが、
100日移動平均線(19日現在:10510ドル)となっています。
このレベルを割り込めば、本格的な調整が始まりそうです。




■ドルインデックスは、米国の先読みをし始めた・・

一方、ドルインデックスを見ても、この先を先取りした動き
が出始めています。
こちらは週間足ベースでみていただくと、わかりやすいです。

2014年5月の安値からこちらもきれいに上昇トレンドがでています。
しかし、こちらもサポートラインを引くと、ついにこれまで
維持してきた上昇トレンドがブレイクダウンしているのがわかります。



■最後にドル円は、週足のトレンドは未だ上値を追う可能性を
残していますが、112円ミドルを超えきれないと下方向を
軽視してはいけなくなりました。

先週の陰線が重く、むしろ110円前半の安値を割り込めば、
4月につけたギャップを埋める可能性も視野に
入れておくことも肝心です。


 

 

 

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