近年、需要が高まっている〔DIY可能物件〕とは?
DIY可物件とは、中古住宅購入・賃貸でもDIYすることができる物件であり、今とても需要が高まっています。
昨今では、新築住宅を購入せず中古住宅を購入し自分の好みでリノベ―ションする方が多くなっております。また、リフォーム済のリノベーション中古住宅は非常に需要が高くなっています。
一般的な賃貸物件の場合、さまざまな決まりがあり自由にリフォームすることができないのですが、このDIY可物件は、持ち家のように自由にリフォームすることができることがメリットになり、新しく住宅を建てるよりもコストが低く抑えることができることが人気のある理由のひとつになります。先述の通り近年、中古住宅を購入しリノベーションするお客様が急激に増加しています。
最近は空き家が多くなってきており、社会問題としてよく注目されているのですが、賃貸物件でもリノベーション需要に対応しDIY可物件として貸し出すことは、空き家の問題解決にも繋がっています。
一戸建ての空き家を放置することは、空き巣など犯罪の温床になったり、倒壊の可能性があったりと地域の不安材料になります。空き家のままにせず、貸し出すことは結果的に地域の安心安全につながります。
空き家を放置したままだと固定資産税などの税金がかかる他、撤去命令が下されるなど多くのお金を支払うことになり、損しかしません。
https://skyestate.co.jp/blog/akiya02/
空き家のDIY可物件では、和室を洋室に変更したり、引き戸仕様を変更したり、押入れをクローゼットなどにDIY可能にすることで、入居者が増える傾向にあります。古い木造戸建てという概念を捨てて、現代に沿った物件の提供方法に変えることで、さまざまな人達からの需要が高まります。最近のDIY可物件は、一戸建てだけでなく、アパートやマンションなどの部屋も自由にカスタマイズできる物件もあります。
DIY可物件の人気層
セルフでDIYすることができるDIY可物件は若い年齢層に人気な傾向があります。
自分で好きなように内装をカスタマイズすることができるので、家や部屋にこだわりをもっている方などに特に人気があります。
簡単なDIYでは、壁紙の張替えや塗り替えなどDIYの知識があまりなくてもおこなうことができ、部屋の雰囲気も一気に変わります。フローリングでもさまざまな仕様のものがあり、ヴィンテージ古材や幅広タイプ・国産材無垢フローリングなどの種類があるので、自分の好きなものを選ぶことができます。ペットを飼っている方にはクッションフローリングなどが人気です。
若い方に人気がある理由のひとつに、こういった簡単にセルフでリフォームすることできることによるコストの削減があげられます。あまりお金をかけたくない方が、低コストでこだわりの内装を実現することができるので、そこに若い方の高い需要があります。こだわりのインテリアでオリジナルの部屋を作りたい方や、自分好みの空間を手づくりして生活を送りたいなどといった希望を持つ人達は昔から変わらず多いです。しかし、今の若い方で以前のバブル期のような高い給与を手にしている人はほとんどいません。なので、注文住宅を建てるのは厳しいけど賃貸のリフォームぐらいならできるという若い層が増えており、それは今後もさらに増えていくことが予想されます。
本格的にDIYに取り組みたいという家づくりやものづくりが好きな方などにも人気で、そういった方はDIYの知識が高い傾向にあります。最近では空き家DIYを教えたり、一緒にやってみる体験型イベントが開催されたりしており、よりDIYへの関心が高まる機会が増えています。興味があれば、ぜひこういったイベントに参加してみるのも面白い経験が積めて有意義だと思います。
https://suumo.jp/journal/2021/07/16/181060/
DIYのメリット
中古住宅購入者のメリット
大よそ新築の5~7割程度にて中古住宅を購入し、業者依頼し自分好みにリノベーションし新築同様に仕上げても新築よりは
るかに安く仕上がります。なんと言っても自分好みにカスタマイズできる事が最大の魅力です。リフォーム工事時に壁や床を剥がす事に依り主要構造部(内部)の状態も確認出来安心です。ベースの建物にも依りますが、予算を抑え建売には無い間取・仕様を求める方のニーズが高くなっています。
賃貸大家さんのメリット
築年数が古いといった理由で、入居者の募集をしてもなかなか決まらなかった物件が、DIY可物件を探している方の目にとまることで、入居希望の方が増えることが利点です。
築年数が古いというマイナスな要件をDIY可物件にすることで、他の物件と差別化することができるようになります。入居中の借主が魅力的な住宅にすることで資産価値が高くなり、後に借りる方も見つかりやすくなるといったメリットもあります。
借主のメリット
なんといっても自分で好きなように内装をアレンジすることができる点です。一般の賃貸では叶わなかったリフォームをすることができるので、好きな空間を自分で作ることができます。また基本的に本来の賃貸価格相場より安く、借りることができるという点も大きなメリットになります。
DIYのデメリット
大家さんのデメリット
あまり奇抜な部屋にリフォームされている場合は、後に入居者が決まりにくいケースもあります。前の入居者が自分好みの部屋を作成しているのですから、DIY可を求めていない入居者や、自分らしい部屋にDIYしたい入居者のどちらにも需要がなくなることもあるので注意が必要です。リフォームや工事などにかかる費用が入居者負担になるので、部屋の賃料が安く設定しなければ入居者が見つかりにくいといった側面もあります。
借主のデメリット
どんなにお金をかけてDIYしても自分のものにならないことです。あくまでも自己所有ではなく、大家さんの所有物になるので、何百万円かけてDIYしても自分の家にならないので、退去する場合は返却する必要があります。築年数が古いDIY可物件の場合は、取り壊しになる可能性があるのです。古い物件になるので、せっかくリフォームしても数年ほどで取り壊すこともあるのでお金をかけてリフォームしたのにもったいないことになってしまいます。築年数が古い物件ほどDIY可になっていることが多いので、注意する必要があります。あらかじめ不動産会社に確認することが必要です。
リノベーション済住宅の購入層がとても増えており、リノベーション住宅は売りに出ればすぐに売れてしまう傾向です。併せて、中古住宅を購入し市フォーム業者さんに依頼し自分好みにリノ―ベーションする方も多くなっています。また、中古住宅を購入し自分でDIYにてリフォームを愉しむ方も増えており中古住宅の需要はとても高くなっております。
賃貸需要についても同様で新築よりはるかに家賃の安いリノベーション物件は引手余手ですが、最近では自身でリフォームできるDIY可能物件が注目を集めています。
不動産のティーアールでは、中古住宅を御購入のお客様・DIY可能物件をお借りいただいたお客様に、お客様の御要望を伺ったうえでDIYリフォームのアドバイスを行わせていただくと共に、お客様が自分では出来ない工事に関しては、お客様の注文に応じたリノベーション工事斡旋を行っております。また、リノベーション済住宅の企画販売・リノベーション済賃貸物件の企画斡旋も行っております。経験豊富なスタッフが、お客様にとってお得な御提案をコンサルティングさせて戴いております。是非、お気軽に御相談下さい。