八百万の神々~天神さま(菅公さま)物語(4)+サリーのへいわたり | 堀田はりいと猫サリーのブログ

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にゃっおー!(おっはよー)


今日は、天神さまのさいしゅうかい でーす。
その前に、さやかおねーちゃんが、せいとさんのきぼうで、ときどきひらいてるウサ(大分県宇佐市)アイリッシュ・ハープ教室の庭のお花のしゃしんをお見せしまーす。


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このしゃしんは一週間くらい前にとったしゃしんだって。
サリーのいるところは、高原なので、まだ花はないけど、ウサというところは、もう春みたいね。


八百万の神々~天神さま(菅公さま)物語(4)

前回よりつづく

作:堀田はりい

 僧の日蔵さまは、吉野金峰山の岩屋にこもって、修行されてる最中に、頓死の状態になり、六道めぐりをし、地獄で苦しまれている醍醐天皇と三人の家臣にお会いになられたのでございます。十三日後に蘇った僧の日蔵さまは、日記の中で次のようにご報告されております。

金剛蔵王に導かれて、飛行し地獄に入る。
十王宮を詣でる。十王とは冥府で亡者を裁くという十人の王のことなり。亡者が冥府に入り、初七日に秦広王の庁に至り、その後順次、初江王、宋帝王、伍官王、閻魔王、変成王、泰山府君、平等王、都市王、五道天輪王と各王庁を過ぎて、罪の裁断を受け、来世の生所が定まるという。
兜率天(トウソツテン)に昇る。兜率天は欲界第四位で内院と外院があり、内院では弥勒菩薩が常に説法をしている。
地獄の入口に八面の火を噴く怪獣が見守るなり。地獄において炎に包まれた醍醐天皇と三人の廷臣に出会う。
醍醐天皇は、現在の苦しみは、無実の道真を流罪にしたなど生前に犯した五つの罪のためであり、法華経千部を奉納するなどの功徳を積んで供養するよう、朱雀天皇に伝えて欲しいと語る。

その後、帝釈宮に至る。そこでは帝釈天王と阿修羅王の果てしない戦いが繰り広げられている。

冥界から戻り、朱雀天皇に地獄の様子や醍醐天皇の言葉を報告する。報告を受け、朱雀天皇は、一日のうちで金字で法華経千部を書写、奉納し、施餓鬼を行うなどの善根を行なう。

 以上が六道めぐりをされた日蔵さまのご報告内容とご報告をお受けになられた朱雀天皇が行なわれたことでございます。

 朝廷は菅公さまの地位を元の右大臣に復し、正二位を追贈賜ったのでございます。菅公さま左遷の文書を破棄し、大赦の令を出されたのでございます。菅公さまのお子様たちも流罪を解かれ、京に呼び返されたのでございます。その後さらに正一位左大臣、そして太政大臣を追贈賜ったのでございます。

 清涼殿落雷の事件から菅公さまの怨霊は雷神として畏敬されるようになったのでございます。菅公さまの祟りを鎮めようと京の都の北野という地に建立されたのが北野天満宮でございます。北野の地にはその昔『天神火雷』という地主神がございました。こうして菅公さまは『天神さま』として、全国に広まったのでございます。祟り封じの『天神さま』は、菅公さまが生前優れた学者・詩人であったことから、天神は学問の神さまとして信仰されるようになったのでございます。『完』

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写真は3月9日に撮影。


「東遊伝」では、大宰府以前の大宰府(筑紫の国の都)が水の都として描かれています。



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