【3・11特別企画】ジュリーの反原発ソングを(歌詞を変えて)歌ってみた | 我々少数派

【3・11特別企画】ジュリーの反原発ソングを(歌詞を変えて)歌ってみた

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 私にはミュージシャンとしての野望が2つある。ミュージシャンじゃないけど。
 1つは、尊敬(というより信仰)する中島みゆき大先生に楽曲を提供していただくこと。
 もう1つは、ジュリー(沢田研二)に楽曲を提供すること、である。
 うち1つを叶える時がきた。

 最近、ジュリーは反原発に熱心である。
 ステージで安倍政権を批判するMCをおこなったとか、山本太郎氏の選挙で応援演説をしたとか、報道されていた。
 震災の翌年の2012年以来、毎年1回、3月11日に新作をリリースし続けており、それらの中には反原発ソングも何曲か含まれている。
 ……という話は耳にしていたが、正直ちゃんと動きを追っていたわけではない。
 先日、ふと「ジュリーの反原発ソング」ってどんな感じなんだろうと思い、「沢田研二 原発」で検索したらYouTubeに「F・A・P・P」という歌があったので、聴いてみた。
 https://www.youtube.com/watch?v=SLvGSkYQGso
 何というか、ある種の、いわく云いがたい、まあその、複雑な気持ちになり、今こそこの私がジュリーに楽曲を提供しなければ、という思いを強くした。

 私は作曲能力には自信がないので、その「F・A・P・P」のメロディーに、元のものとは全然違う、〝替え歌〟どころではないまったく別の詞を乗せて、まずは自ら(ちょっとジュリーの声色で)歌って公開することを思いついた。
 ジュリー自身もおそらくまた新作を発売するのだろう震災4年目の今日2015年3月11日に合わせて、以下、発表する。
 なお、私はこの数年、すっかり高音が出なくなってしまい、キーは1音下げた。



 一聴いただけば分かるように、外山恒一にあるまじき〝マジメな〟反原発ソングである。
 そのようなメッセージを発していきたいというジュリーの志を何よりも尊重した。
 同時に、急速に政治性を明確にし始めたジュリーにとまどっているファンも一定いるのではないかと考え(そう感じさせるような〝事件〟も最近報道されていた)、そういうファンたちに(ジュリーなんだし熱くラブソングっぽく)語りかけるような設定にした。
 そして万が一、ジュリーがこれをテレビで歌う機会があったとしても、まったく問題ないように、反原発のメッセージは文脈だけで容易に理解できるようにし、元の歌詞のような直接的な表現は避けた。

 この作品の存在がやがてジュリーのスタッフの知るところとなり、「おっ?」と思ったスタッフ氏がジュリーに「こんなのありましたよ」と伝え、ジュリーも「おっ?」と思ってくれて、いっそ今後は「F・A・P・P」はこの歌詞で歌おう、なんてことになったりなんかしちゃったりした暁には、私はついに「ジュリーに楽曲を提供する」という長年の野望を実現してしまうわけである。
 過激派界の阿久悠、と呼んでください。