2014-2015シーズン版パウダーボードの選び方1 -まずはどこから考えるか編- | townpump

2014-2015シーズン版パウダーボードの選び方1 -まずはどこから考えるか編-

最近Townpumpにいらっしゃるお客様からよく「パウダーボードって....」といった相談が非常に多いので、
これから何回かに分けてパウダーボードについて書いてみようと思います。

まず、一般的に「パウダーボード」とか「パウダー向きのボード」と言われるものと普通の(?)ボードとの違いを端的に言うと「パウダーでもノーズが沈まない(沈みにくい)ホード」という点です。
具体的には普通のボードの場合、後ろ足(レギュラースタンスであれば右足)に重心をのせて乗ることが多いと思いますが、「パウダーボード」の場合、ゲレンデと同じよう(普通)に乗ってパウダーに入ってもノーズがささらず、パウダーでもゲレンデと同じように楽に乗る事ができます。
なぜ普通に乗ってもパウダーで浮くのかという理由は板によって様々ですのでこのBlogでは割愛させていただきます。

一口に「パウダーボード」といってもたくさん種類があるためどの「パウダーボード」買えばいいかという点ですが、
まずは大きく以下の4パターンを目安に自分の希望に合うものがどれかを考えてみてください

1, オープンバーン
オープンバーン系は木などが生えていない開けたパウダーバーンをロングターンで豪快に滑りたい人向けです。
一般的にオープンバーン系では通常ゲレンデでのっているボードより長くてノーズが太く、スワローテールのように浮力の強い板が好まれます。

2, ツリーラン
ツリーラン系はゲレンデサイドの林の中等をショートターンでスイスイ抜けていくような滑りをしたい人向けです。
元々は少し短めのオールマウンテン系のフリースタイルボードが主流でしたがここ数年はツリーランを強く意識したタイプの全長とテールが短くて、ノーズが太いタイプのパウダーボードが密かなブームになっていて来年モデルでは各社からこのタイプのボードがリリースされます。

3, オールマウンテン
往年のBurton Supermodelに代表される、ゲレンデもパウダーも1本ですませたい人向けです。
ぱっと見は普通のフリースタイルボードとほとんど変わりませんが、パウダー用に板の形状に各社のノウハウがつまっており、その見た目からは想像できないくらいパウダーで浮くフリースタイルボードです。

4, スプリットボード
スプリットボードはバックカントリーをハイクアップで登る人向けで、登行時に板が2つに割れてスキーのようにはいて登る事ができるボードの事です。
スノーシューよりもスプリットボードをはいて登った方が沈みにくい上に板をかつがない分軽いため楽に登る事ができます。
ただ、スキー経験がない方だと苦戦されると思います。
購入を検討している人でも意外と知らない方が多いようですのであえて書いておきますが、スプリットボードを購入される際は通常のソフトビンディングはそのままでは使えないため専用のアタッチメントもしくは専用のビンディングやメーカーによっては登行時に必要なシール、クランポンの様にボード以外にも必要なものがあるためトータルで考えると通常の板を買うより高くつきますのでご注意ください。

大まかに書いてみましたが、決してオープンバーン系のボードでツリーランが出来ないとかオールマウンテン系のボードでオープンバーンやツリーランができないという訳ではなく、あくまでもより楽に滑れる(=より簡単に楽しめる)という事です。

まずパウダーボード選びの第一歩は、
今お持ちのボードの買い直しついでに「パウダーも行けるボード」を買うのか
今のボードはゲレンデ用に持っておいて「パウダーに行くボード」を買い足すのかが
ポイントになります。
前者の場合は必然的に「オールマウンテン」系のボードが最有力となり、後者の場合はよく滑りに行く場所等にあわせて「オープンバーン」系か「ツリーラン」系のボードが最有力となります。
後はバックカントリーを長時間ハイクアップで登る事が多い方はスプリットボードが候補になります。

それぞれのパターンで来年townpump一押しのボードの紹介は以下からどうぞ.......