特報 大分県教員採用汚職事件を追う 05 | 堺 だいすき ブログ(blog)

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特報 大分県教員採用汚職事件を追う 04 の続報

底なしの大分県教育委員会・・・。もはや・・・混乱は極み域に突入した感がある・・。

しかしながら・・・。まだまだ・・・。・



以下毎日新聞より引用


クローズアップ2008:底なし、大分県教委汚職 人事班に権限集中

 ◇「狭き門」不正に拍車

 現職の小学校校長や教頭、教育委員会幹部ら計5人が逮捕された大分県の教員採用汚職事件は、昇任試験でも金品のやりとりが明らかになった。議を含めた複数の口利きルートの存在も浮上するなど、疑惑はさらに広がる様相だ。


背景には、県教委の限られた職員に採用権限が集中する構造があり、他地域にも共通する問題点が見えてきた。


 「不正システムが常態化していた」。県教委参事の矢野哲郎容疑者(52)は再逮捕後、弁護士にそう語った。背景には、県教委参事の江藤勝由容疑者(52)が事件時に課長補佐として統括していた県教委義務教育課人事班に権限が集中していたことがある。


 人事班はたった5人で成績の集計から選考、採用後の配属先の起案など実務のすべてを任されていた。採用者名簿も作成し、上層部の決裁はあっても原本との照合はされない。資料は「10年保存」という内部規定に反して、毎年度末には廃棄されていた。


 不正を動機づける状況は、大分だけではない。


他の九州各県でも、採用試験に関しては面接の一部を除いて、教委以外の県人事委員会や民間人は関与しない仕組みだ。試験資料も「保存1年」の自治体が多い。


 また、得点の本人開示について、文部科学省は毎日新聞の取材に「全都道府県と政令市は成績を本人に通知している」と回答しているが、実際には多くの自治体が受験者中のA~Cのランク付けだけを通知しているとみられる。


 過去には82年の福岡県大川市や90年の徳島、山口両県、06年の大阪府などでも教員の採用・昇任を巡る事件が起きている


 さらに、教員人気による“狭き門”が「口利き」に拍車を掛けた。07、08年度とも11倍を超えた大分県の小学校教員採用試験では、臨時講師などを続けながら受験を繰り返す志望者が大半を占め、合格者の平均年齢は08年度で27・2歳。年齢制限の40歳直前まで受験する人も珍しくない。


 息子が臨時講師だった大分県の女性は数年前、現職教諭から「口利き」を誘われた。「1次試験は40万円、2次は120万円と言われたが、怖くなって断った」という。


 NPO法人「おおいた市民オンブズマン」には、今回のような教員の不正採用情報がこの10年で20件近く寄せられていた。「県教委幹部が身内4人の口利きをした」との情報もあり、昨年2月には県に調査を申し入れていた。しかし、自浄作用は働かなかった


 県北部の小学校臨時講師の男性は、何度も試験を受けたが落ち続けている。「不正や口利きがあったのは許せない。今度こそ、きちんとした仕組みにしてほしい」と憤る。

 県中部の小学校に勤務する40代の男性教諭は、「子どもから『どういうことなの?』と聞かれてショックを受ける先生もいるようだ。混乱が続き、子どもたちも教員にもいいことはない。沈静化してほしい」と語った。


 事件を受け、大分県教委は不正防止策をまとめた。

 人事班が行っていた試験成績の入力・集計作業を県人事委員会に移す。人事委は独自の整理番号で成績一覧表を作り、最終選考は県教育委員で構成する選考委員会が担当する。年度末で破棄していた答案用紙の保管期間も1年延長する。【小畑英介、金秀蓮】

 ◇地方ほど高倍率、年齢偏り「調整」

 教員採用試験の倍率は、地方と大都市部で大きな差がある状態だ。高倍率は地方に共通するが、大都市部では状況が一変し、東京都3・2倍、大阪府3・1倍などとなっている。大都市部では、児童・生徒の急増期に大量採用した教員が退職時期を迎え、教員を大量採用していることが背景にある。一方、地方は、40代後半~50代前半に年齢のピークがあり、採用者数も少なく、高倍率になる。


 この年齢構成は、教員採用試験の判定のあり方にも影響を与えている。試験では、資質や経験など点数化しにくい要素も重要な判定材料になる。近年、教員の年齢構成を考慮して採用を“調整”する教育委員会も少なくないという。


 文科省教職員課は「年齢構成がいびつにならないよう、年上を採る傾向はある。28~29歳にならないとなかなか採用されない地方もあるのが現状。不正を呼び込む土壌となりかねない」と指摘する。


 文科省は毎年の通知で「採用選考基準の公表に努めること」を求めているが、配点などの基準を公表している教委(07年度)は全64都道府県・政令市のうち20道県市。


同課は「明確な基準がないから出せないのでは」と推測する。

 渡海紀三朗文科相は11日の会見で「試験の透明性は大きなポイント」と強調した。同課は大分県が再発防止策で導入した「整理番号式の集計」などの手法を全国に推奨していくことも検討するとし、「各地の教委と国が一体になって対策を進めなければ、信頼回復はできない」と危機感をあらわにする。【加藤隆寛】

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 ■事件の概要

 ◇採用・昇進で金品、地縁巡り癒着も?

 事件は、08年度小学校教員採用試験で長男と長女を合格させるため、大分県の佐伯市立蒲江小学校長、浅利幾美被告(52)=贈賄罪で起訴=らが、県教委参事、江藤勝由容疑者(52)=収賄容疑で再逮捕=に現金など400万円を渡した。

 また、両者を仲介した県教委参事の矢野哲郎(52)と妻で同市立重岡小学校教頭の矢野かおる(50)両容疑者=贈賄容疑で再逮捕=も、07年度試験で長女の合格のため江藤容疑者と県教委審議監だった同県由布市教育長、二宮政人容疑者(61)に各100万円相当の金券を渡した。


 調べなどから、江藤容疑者は▽07、08年度採用試験(各41人採用)で35人以上の合格について口利きを受けた▽うち約15人は最大100点以上加点し合格させ、本来合格の10人を不合格とした▽二宮容疑者以外からも不正を指示され、それを示す複数の「口利きリスト」が押収された--ことが分かった。


 さらに▽参事昇進を巡り、哲郎容疑者が現職審議監に金券20万円を贈与

校長や教頭の昇任試験を巡り佐伯市の小学校校長、教頭計3人が計110万円の金券を江藤容疑者に贈与

県議も10人以上が両年度の口利きに関与

中学、高校でも不正--も判明した。

 これら校長、教頭の計5人は佐伯市の小学校勤務。江藤容疑者は佐伯市の県教育事務所で、哲郎容疑者も同市教委で勤務経験があり、地縁による癒着も指摘されている。

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 ■小学校教員採用試験の倍率(07年度)

 (1)秋田 27.7

 (2)岩手 25.3

 (3)高知 20.1

 (4)山形 19.8

 (5)鳥取 16.5

 (6)福島 14.9

 (7)沖縄 14.5

 (8)長崎 14.0

 (9)宮崎 12.1

(10)青森 11.9

    大分 11.9

毎日新聞 2008年7月12日 東京朝刊

教員採用汚職:県教委に苦情殺到 19日から試験も

 大分県教委の教員採用試験を巡る汚職事件で、県教委に苦情などが殺到している。しかも17、18日には県内で全国都道府県教育長協議会の総会などが開かれ、19日から来年度の採用試験も始まる。


事件や疑惑で幹部職員が逮捕されたり欠勤する中、業務と苦情対応にも追われる職員からは「これ以上不正が出ると、組織として持たないのでは」と不安の声も聞かれる。


 県教委総務課によると、先月14日に義務教育課参事、江藤勝由容疑者(52)ら4人が逮捕されて以降、4日までに電話やメールで苦情が計42件寄せられた。5日以降は集計不能の状況で、ある職員は「受話器を置くと、また次が来る。誠心誠意やるしかないのだが……」と話す。


 ある職員は「繰り返し試験を受ける身にもなって」と受験生から電話を受けた。「申し訳なくて泣きたくなった。何ということをやったのか」と、ため息をつく。組織ナンバー2で教員出身者トップだった元県教委審議監、二宮政人容疑者(61)が新たに逮捕された4日から、苦情件数も一気に増えた。「こんなのは氷山の一角」「子どもがかわいそうだ」などの意見もあり、1時間に及ぶものもあるという。


 事件の舞台になった小学校教員採用試験を担当した義務教育課は、人事・免許班トップの江藤容疑者、学力向上支援班担当の同課参事、矢野哲郎容疑者(52)のポストが空席に。現在は課長らが兼務して業務をこなす。同課の担当者は「こういう事態になった以上、1.5倍働いてくれと職員にお願いしている」。


 不正防止のため事務作業を見直した今年度実施の試験が1週間後に迫り、答案の最終確認や点数の集計のリハーサルなど準備で仕事は増えるばかり。本来なら陣頭指揮に立つべき富松哲博教育審議監(60)も、昇任にまつわる金券授受疑惑で欠勤状態だ。

 職員の中には、県教委庁舎近くにホテルをとり、“泊まり込み”で仕事に従事する職員もおり、疲労の色が濃くなっている。【小畑英介】

毎日新聞 2008年7月12日 18時34分(最終更新 7月12日 19時37分)

大分教員採用汚職:塀の中の元審議監が疑惑の現職に同情?

 大分県の教員採用汚職事件で、昇進に絡んで金券20万円を受け取った県教委の富松哲博・教育審議監(60)について、前任者で収賄容疑で逮捕された元審議監、二宮政人容疑者(61)が「彼も大変だなあ」と漏らしていることが、関係者の話で分かった。既に“塀の中”にいる元審議監と、疑惑の渦中の現職審議監はいずれも、部下で県教委参事の矢野哲郎容疑者(52)=贈賄容疑で再逮捕=から金券を受領。二宮元審議監は金券受領について「魔が差した」とも話しているという。


 県教委ナンバー2の審議監は、教員出身者のポストとしてはトップで、人事や採用などを総括している。

 二宮容疑者は05年4月に審議監に就任。富松審議監は義務教育課長として二宮容疑者に仕えた。

二宮容疑者は退職後に由布市教育長となり、富松審議監が後任となった


 二宮容疑者は、07年度教員採用試験で、矢野容疑者夫妻の長女を合格させた見返りに金券100万円を受け取り逮捕された。一方、富松審議監は矢野容疑者を県教委参事に昇進させた謝礼として金券20万円を受け取った疑惑が浮上している。

 2人に金券を贈った矢野容疑者は、採用や昇進で「審議監ポストに頼んだら(金品を)支払わなければいけないと思った」と話しているという。県教委本庁での勤務経験のない矢野容疑者が、自らの出世のためにナンバー2の威光にすがろうとしたのか。【金秀蓮】

毎日新聞 2008年7月13日 2時30分(最終更新 7月13日 2時30分)

大分教員採用汚職:現職の県教委ナンバー2立件へ

 大分県の教員採用汚職事件で、県警は県教委の富松哲博・教育審議監(60)を収賄容疑で立件する方針を固めた模様だ。県教委参事、矢野哲郎容疑者(52)=贈賄容疑で再逮捕=から参事昇進の際に受け取った金券20万円が、わいろに当たる疑いが強いと判断し、週明けにも取り調べに踏み切るとみられる


。一連の事件は、昇進を巡る事件に拡大するとともに、現職の県教委ナンバー2の刑事責任が問われる見通しとなった。

 関係者によると、富松審議監は3月、自宅で矢野容疑者から参事昇進に便宜を図った謝礼として、20万円の金券を受け取った疑いが持たれている。矢野容疑者は当時、佐伯市内にある離島の小・中学校長だったが、在任期間わずか1年での参事昇進は県教委内で「異例の人事」との指摘もあった。


 富松審議監は昨年12月と今年3月に佐伯市教育長を訪ね、矢野容疑者の参事昇進を打診していたが、これとは別に、昨年11月に同市内の飲食店で矢野容疑者に対し、事実上の内示を告げていたことが新たに判明した。矢野容疑者は当時、県教委への異動を希望しており、その場で「よろしくお願いします」と謝辞を述べたという。矢野容疑者は今年4月1日付で参事に昇進した。


 店には県教委参事、江藤勝由容疑者(52)=収賄容疑で再逮捕=も同席していたとされ、県警は江藤容疑者も矢野容疑者の昇進に関与した疑いがあるとみて慎重に調べている。


 矢野容疑者は06年7~9月にあった07年度の小学校教員採用試験で、長女が合格するよう便宜を図ってもらうため、元県教委審議監、二宮政人容疑者(61)=収賄容疑で逮捕=に金券100万円を、江藤容疑者に同100万円をそれぞれ贈ったとして再逮捕されている。長女は点数の水増しにより合格したという。


 矢野容疑者は調べに対して容疑を認め、関係者には「審議監というポストに(金品を)渡せば便宜を図ってもらえると思った」などと話しているという。矢野容疑者は昇進でも便宜を図ってもらった謝礼として金券を贈ったとみられる。

 富松審議監は毎日新聞の取材に対し、矢野容疑者の参事就任の「あいさつ」として金券20万円を受け取ったことを認め、「県教委内で異動が決まれば金品を渡す場合もある」と話していた。富松審議監は二宮容疑者の後任。

毎日新聞 2008年7月13日 2時30分(最終更新 7月13日 2時30分)

大分教員採用汚職:県教委OBの私大教授も口利き

 大分県の小学校教員採用汚職事件で、県教委OBで県内の私立大学教授(65)が、元小学校長、浅利幾美被告(52)=贈賄罪で起訴、懲戒免職=の長男、長女の試験前の昨年7月ごろ、県教委義務教育課参事の江藤勝由容疑者(52)=収賄容疑で再逮捕=に「受験するのでよろしく頼む」と伝えていたことが分かった。教授はその後、自分の病気への見舞名目で浅利被告から現金10万円を受け取っていた。現金は紙袋に入れた魚の干物の下にあったという。

 この教授は毎日新聞の取材に「教え子の娘で、頑張っていたので『よろしく』と伝えてしまった。今でもお見舞いと思っているが、口利きの謝礼と言われれば、そう受け取られても仕方がない」と話している。


 江藤容疑者が勤務する義務教育課人事班には、県議など複数からの口利きが判明しているが、大学関係者の口利きが明らかになったのは初めて。


 教授によると、浅利被告は中学時代の教え子で、江藤容疑者は教育事務所長時代の部下。現在は大分県内の別の大学でも非常勤講師を務め、在学中だった浅利被告の長女に昨年、採用試験で課せられている「模擬授業」を指導した。


 浅利被告から「長男と長女が教員を目指している。長男は今回が3回目」という話を聞き、試験前の昨年7月ごろ、県教委を訪れた際、江藤容疑者に2人の名前を告げて「よろしく頼む」と伝えたという。


 その後、同年8月上旬に浅利被告と長女が自宅を訪ねて来て、自身の病気の見舞いとして手提げの紙袋に入った魚の干物を渡された。後で確認したところ、干物の下に現金10万円入りの封筒があったという。教授は驚いて浅利被告に電話をしたが「お見舞いですので受け取って下さい」と言われ、受け取ったという。

 長男、長女の合格発表は同年10月にあり、教授は発表の1~2日前に江藤容疑者から合格を知らされたという。【佐藤敬一】

毎日新聞 2008年7月14日 15時00分(最終更新 7月14日 15時00分)

大分県教委の教員採用汚職:揺れる県教委 採用試験、異例のリハーサル

 ◇問題持ち帰り許可--19、20日実施、1805人が受験

 大分県の教員採用汚職事件を受けて、不正防止のため見直した来年度採用試験(小・中・高など)の打ち合わせとリハーサルが13日、県庁であった。1805人が受験する予定の試験は19、20日に迫り、今回から事務作業の担当を、県人事委員会など外部組織へ大幅に移すことにしており、これまで認めていなかった試験問題の持ち帰りも許可する。【小畑英介】


 7日に発表された見直し策では、県教委の義務教育、高校教育各課の人事班がすべて担っていた成績の入力・集計作業を県人事委に移すほか、作文や教養試験の採点も人事委と知事部局を加えた共同実施とする。

 県教委と県人事委など約15人が参加した打ち合わせ・リハーサルでは、県教委の担当者が採用試験の流れを説明。成績の入力についてはパソコンの画面を示しながら、受験者が特定されないよう今回から導入される整理番号の振り方の手順などを確認した。


 一方、これまで問題用紙の持ち帰りは、一部科目で用紙自体に解答欄もあったことなどから、一律に持ち帰りを認めていなかったが、認めることになった。これまで公開しなかった教養などの正答に加え、作文や面接などの評価基準を示すことも検討している。

 今回の事件では、試験データを改ざんし、合否を操作した疑いが強く、受験生の正確な自己採点を可能にすることで、不正を未然に防ぐ狙いがある。

 採用試験を担当する県教委高校教育課の南雅量(まさみつ)課長は「絶対に不正ができない仕組みができた。受験生の皆さんには安心して受けてもらいたい」と話した。

 出願倍率は小学校10・8倍(昨年12・7倍)、中学校13・8倍(同19・8倍)、高校23・5倍(同25・8倍)。

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 ■アクションライン

 教職員採用や教員の昇任人事での不正や口利きの体験、情報をお寄せください。ファクス092・721・6520、fuku‐shakaibu@mbx.mainichi.co.jp、〒810-8551(住所不要)毎日新聞報道部「アクションライン係」。住所、氏名、年齢、職業、電話番号と、匿名希望の場合はその旨も明記してください。

毎日新聞 2008年7月14日 西部夕刊

大分県教委の教員採用汚職:教育長も合否通知 発表30分前、県議らに依頼され

 大分県の教員採用汚職事件に絡む県教委による合否の事前通知問題で、小矢文則・県教育長が、08年度の採用試験(昨年7~9月)の際、受験者の合否の事前通知を求めてきた県議らに対し、合格発表の約30分前に伝えていたことが分かった。


文部科学省は守秘義務違反の疑いがあると指摘しており、小矢教育長の進退問題に発展する可能性が出てきた。


 小矢教育長は毎日新聞の取材に事前通知を認め「支持者の依頼を断り切れずに頼んできたのだろうから」と、県議の立場を考慮したことを説明。「(事前連絡は)すべきではなかった。採用に便宜は図っておらず、金品の受け取りは一切ない」と話している。


 小矢教育長によると、昨年7月にあった1次試験後に、複数の県議らに採点などでの不正はしないとの意思を伝えた上で、合否の直前通知だけは了承。合否は電話で直接、県議らに伝えたという。

 小矢教育長は進退について明言は避けたが、事件などの責任について「自分が誰よりも重い」と表明しており、事件後の処理などが一段落すれば進退を決断するとみられる。


 小矢教育長は県病院局長などを歴任し、昨年5月から現職。

 教育長による事前通告について文科省教職員課は「採用試験で透明性や信頼性を確保するよう通達しているが、事前の合否伝達はそれ以前の問題。同様の事例は聞いたことがない。問題ではないか」と指摘している。


 県教委は十数年前までは口利きなどをしてきた県議らに前日に通知していた。その後は発表直前に改めたが、今も慣習的に続いている。県教委は問題の発覚を受け、09年度から合否の事前通知をやめるという。【梅山崇】

毎日新聞 2008年7月15日 東京朝刊


以上引用


ふぅ~・・。

本当に底なし・・・・


具体的な事例が示されることで、問題点が明らかになってきているようである・・。


ただ、体質の問題・・・・果たして今後どうなっていくのであろうか・・・。


心配なのは、教育現場・・・・。


ただ、だからといって、うやむやのままでは、問題は、更に深刻化するばかり・・。


まだまだ・・。幕引きには・・。程遠いんだろう・・・


ただ、明確な立ち位置だけは、各市教委は、明確にすべきであろう・・。

それをまずは、行えるのではないだろうか・・。


非は非として、まずは、現実を認識することから、新たな再生はないのではないかと・・・。


まだまだ続く