重要 三木市子ども虐待通報事件 その後 | 堺 だいすき ブログ(blog)

堺 だいすき ブログ(blog)

堺のいろんな情報・・・出来事・・・・もろもろを書き綴る
辛らつなブログ。
since2007.0705
nothing about us
without us


URL重要 校長さん、市議さん 不用意なあなたの一言が教師を潰す ご注意あれ
で、児童虐待に関しての対応の難しさを述べたのであるが・・・。

その後の続報

以下神戸新聞より引用

校長に守秘義務違反 三木市教委、県に報告

 三木市内で昨年、父親からの虐待が疑われる児童が兵庫県のこども家庭センターに保護された事案の対応をめぐり、三木市教委は四日、児童が通う小学 校の校長に地方公務員法の守秘義務違反があったとして、県教委に報告した。県教委はあらためて事実関係を調査し、処分を検討する。


 市教委 によると、児童を保護した二日後の昨年七月十二日午前、父親の知り合いの三木市議から「県の(こども家庭)センターだけの判断で保護するのは無責任ではな いか」と電話で問い合わせがあり、校長は「センターが児童に行ったカウンセリングには養護教諭も立ち会った」と答えたという。


 同日午後、父親は「養護教諭に会わせてほしい。いないのなら、明日、校門の前で待っている」と学校に電話したほか、十一月にも養護教諭との面談を求め来校した。校長らが対応したが、養護教諭は十一月上旬から療養休暇を取っている。強い面談の要求が一因という。


  市議は「学校で直接校長と会い、誰が保護の判断をしたか尋ねたが、聞き出せなかった」と否定。市教委は、校長と市議との電話のやりとりを複数の職員が聞い ていたことや、市議との電話の後すぐに父親から面談を求める電話があったことを判断の理由に挙げ、違反行為については「公務員としての責任の重さを自覚す るよう徹底したい」としている。

(1/5 09:50)

以上引用

あれ?以前の朝日新聞の記事と市議の発言が違うのだが・・・。 もしかして、遁走したのかな?
まあ、不用意な口利きは、大きなトラブルの本、今後は、遁走した議員との関係で、この教訓を得て、口利き防止条例を作ることをお勧めしたい。

その後の対応は・・・。

以下産経新聞より引用

三木・女児虐待 小学校長が保護の教諭情報を漏らす

 兵庫県三木市内の市立小学校で昨年7月、父親に虐待された女子児童が児童相談所に保護されたことをめぐり、父親から相談を受けた市議に対して校長が「養護教諭が立ち合った」と保護にかかわった当事者の職名を漏らしていたことが4日、分かった。父親は養護教諭に面会を求め続け、養護教諭はストレスで休職を余儀なくされた。市教委は校長の行為が地方公務員法の守秘義務違反に当たるとして、同日付で県教委に報告。県教委は近く処分を決める。


 市教委によると、昨年7月10日、女児が児童相談所に一時保護されたことについて、父親が「子供に会えなくなった」と市議に相談。2日後に市議が校長に電話した際、校長は養護教諭がカウンセリングに立ち合ったことを伝えた。

 これを受けて父親は同日午後、養護教諭との面会を求め「校門の前で待っている」などと同校に電話。その後も数回電話したほか、少なくとも3回来校したという。

 養護教諭は父親と直接応対していないが、精神的ストレスなどが原因の自律神経失調症と診断され、11月以降は療養休暇を取って休職している。


 児童虐待の発見者や通告者などに関する情報が加害者に伝わると、逆恨みの対象になるおそれもある。市教委は「現在の児童虐待マニュアルは職員の心のケアなどを含め事後対応の部分が十分でない。今月中に改訂し、再発防止に努めたい」としている。

 (2008/01/05 9:29)


以下朝日新聞より引用

虐待対応マニュアル作成、情報漏れ再発防止へ 三木市

2008年01月04日


 兵庫県三木市の市立小学校の校長が、父親に虐待された女児の保護に養護教諭がかかわったことを、父親の知り合いの市議会議員に漏らした問題で、同市教委 は4日、校長の行為が地方公務員法の守秘義務に違反する疑いがあるとして県教委に報告した。また同日、虐待対応マニュアルを新たに作成して学校に配るな ど、再発防止策をとることを明らかにした。


 この問題では、市議から情報を得た父親が「養護教諭に会わせろ」と学校に電話をかけたり、学校に来て捜し回ったりし、養護教諭が精神的ストレスで休職に追い込まれている。


 記者会見した山崎啓治・教育長は「早い段階から校長の守秘義務違反の可能性は承知していたのに十分な対応ができず、反省している」と謝 罪。マニュアルには、保護された子どもや保護にかかわった教職員の情報を外部に漏らさないことなどを明記し、各校に配るほか研修で活用するという。また、 休職中の養護教諭の精神的なケアに力を入れるとした。


以上引用

今回の事件、まだ、解決されたわけではない。
保護された児童がその後、どのようになるのかということがまだ、展開としてわからない。
今回の事件は、児童虐待の典型的なケースである。

実際に、児童虐待に関して、起こる前に、発覚した事例であり、悲しい結末を迎えたいくつかの事件に対して比較して、これらの取り組みがどのように展開していくのか注目すべき事件であろうと思う次第である。

いろんな児童虐待に関して、行政・学校が、どのような体制で臨み、何をしなければならないのかということが問われる事件である。

さらに、その後、児童がどのような形で、その権利が保障され、どのような形で、家庭が営まれていくのか・・。社会と家庭との関係がどのような形で、判断され、さらに、社会が児童を保護し、育成していく家庭で、どのような形で、行政・地域・社会がどのようなかかわりを行うのかということが問われている場面でもある。

そういう意味での典型的な事例であり、そのようなプロセスで起こった事件として、様々な教訓を導き出すことであろう・・。個人の人権や、個人情報との関係もあるだろうが、今後は、児童虐待に関しての考察という意味で、どのような対応が行われたかという検証もされなくてはならないであろうし、何らかの形で、報告されなければならないであろうと思う次第である。

また、議員等の関係についても、今後、検証が必要であろうと・・。たとえ、議員であっても守らなければならない点、配慮しなければならない点、更には、行政といえども、人道上で、配慮しなければなせない点等・・。

いろんな意味で注目される事件であろうと思う。

まだまだ、現場では試行錯誤されることも多いし、苦労も多いであろうが、うまく、適切な対処を望むものであり、児童を第一に考えていって欲しいと思う次第である。

今回が、教員ということで会ったのだが、それが近所という問題がありえたのかもしれない。そのときに校長の責任はということも考えなければならないということである。

実は、隣の方で・・・。なんて不用意に言ってしまえば・・。それは、近隣関係での出来事ということでわからないかもしれない・・。しかしながらねるその結果、事件性の問題、傷害や、殺人ということに発展した場合は、どのような展開になっていたのだろうか・・・。

そういう意味では、今回の事案については、いろんな意味での、教訓を指し示すことが多い・・。
大きな枠組みでの思考や思想が必要である・・。

今回、マニュアルや、研修ということであるが、できれば、いや、絶対に、児童虐待に関しての研修を、専門家や、現場の人に来てもらって行うべきである・・。多分、相当の認識の差が出てくるものであろうし、児童虐待に関しての問題を新たな認識にさせるものになるものであろうと思う次第である。

さらに、モンスターペアレンツという視点でも、共通する問題もあるわけで、その工夫等のが、相互に役立つものであろうと思う次第である。

再発防止ということであるが、学校、地域?と異なるところはあるかもしれないが、子どものせいちょうゃ発達を保障する取り組みということで、今後、これらの教訓から連携を強めて言って欲しいということを思う次第である。

多分、三木市では、児童相談所等は、兵庫県の管轄になるはずである。いっそうの連携を図ってもらいたいと思う・・。

ということで、今後の課題や、問題点を少し述べてみた。
こんごは、マスコミもこの問題を継続的に扱い、追跡していくべきであろうと・・。それが、報道した責任というものであろうと思う次第である。今後の取り組みに期待したい。

また、各自治体、関係者も、また、学校サイドも、この事件を教訓にしていって欲しいと思う次第である。

報道等があれば、順次、取り上げていきたいと思う。

堺市にも、今一度、点検を・・・。


追加記事

今回関係する当事者である三木市教育員会において、報道記者会見が行われ、その内容がホームページでアップされている。
事実関係を正確に知る手がかりとなるということだけでなく、その対応のあり方、問題点に関して、参考になると思われる。

さらに、今後、各教育委員会に於いても 教訓を生かしてより充実した取り組みをおこなっていってもらいたいという希望をもって紹介していきたいと思う。
以下 三木市教育委員会のサイトより

URL 児童虐待への取り組みについて

URL児童虐待の通告にかかる守秘義務違反について(記者会見)

以上追加を行う・・。