幼稚園入園禁止令 主治医とのガチンコ勝負! | ぱいれーつかあさん☆彡羅針盤はマヤ暦!

幼稚園入園禁止令 主治医とのガチンコ勝負!


今日、はじめて私のブログに遊びに来てくださった方。

「えっ、笑えるぱいれーつって書いてあったから、来たのに!」と思われると思います。

 

いつもの 「ぱいれーつかあさん」は 必ずや?笑えるネタばかり。

よかったら、下のとっティーおすすめ記事3点をご覧下さいね。

・珍味

・とんかつ屋にて

・参観日            その他 7月8日までは、ほとんどすべて 笑えます。


 

         幼稚園入園禁止令 入園を夢見て・・・1

         幼稚園入園禁止令 入園を夢見て・・・2

         幼稚園入園禁止令 入園を夢見て・・・3 のつづきです。


 


ぱいれーつかあさん 今日もざっぱーでいこう
「どういうつもりなんですか!

 おたくの息子さんは しつこいタイプなんですよ。

 幼稚園入園は あきらめたほうがいいでしょう。」

 

そう言われた2月から、3ヶ月以上たっていた。

この間に2度ほど、主治医とは顔をあわせている。

 

「素直に従いました。幼稚園には 正式に入園を断りました。」

「そうそう、小学校は義務教育。だけど、幼稚園は入れなくてもいいところなんだよ。 家族とゆったり過ごせばいい、集団生活で すぐに風邪などもらってきちゃうからね・・・・」



 

いうなれば、うちの息子は 千と千尋の神隠しの坊。

「おそとにいくと、わるいびょうき もらっちゃうよ・・・・。」 

従順な母親に安心をしていた主治医。

そうそう ぼくのいうことに きちんと従っていればいい・・・。そんな表情だった彼の前に 反旗を翻した私はたっていた。

 

坊にさせてはいけないのだ。

 

どうしても お話したいことがある。と電話で伝え 時間を作ってもらった。

息子は じじばばと 待合室。

「先生にしっかり お願いしてくるからね!」

 

従順な我らを前に、穏やかな表情で「どうしたんですか??」と主治医。

「あの・・・・」 と、意を決して 口にした。
ぱいれーつかあさん 今日もざっぱーでいこう
「幼稚園に行かせてやりたいんです・・・・。」

 

主治医の顔つきが 180度変わる。

 

なっ、なにを 言い出すのだ!

そんな表情があからさまにでていた。




 

でも ここで萎えるわけには いかない。

なんとしてでも、説得してみせる!!

 

幼稚園は控えるときめてから、頑張ってきた2ヶ月。

息子が 友達を強くほしがっていること。孤独を感じ続けていること。

今までの幼稚園とはころあいの違う、ハンディがある子も自分のペースで過ごせる幼稚園に出会うことができたということ。

週1でも いぱいれーつかあさん 今日もざっぱーでいこう いので居場所を作ってやりたいとのこと・・・・。

 

私は この時 主治医の顔をほとんどみていなかった。

主治医の後ろにたっていた 家庭では母親であろう看護師に向かって訴えていた。

 

看護師は私の目をずっと見つめ、 涙を流していた。

いち 看護師である前に、人として 母親として 私の話を聞いてくれていたのだ。

 

「私には 数値のこととか 腎臓のことは よくわかりません。

ですが、私はいつも一緒にいる母親です。息子が何を求めているかが 一緒に生活しているからこそ わかるんです!」


 

とにかく必死だった。

なんとしてでも、YES!と言わせてみせる。

心に届いたであろう看護師をみつめ、私は訴え続けた・・・・・。



 

・・・・・・・・・・


 

ついに 折れた。

「わかりました。お母さんの気持ちがよくわかりました。一生懸命、ぴーくんにあう 幼稚園を探してこられたんですね。無理をさせずに 登園できますね。冬場はまるまる休むくらいの気持ちでいられますね。

入園を許可します。ぴー君を ここに連れてきてください。」

 

すべて受け止めた。

そんなある種、さやわかな主治医だった。

 

「ひーくん、君は いいお母さんをもったね。 幼稚園に行ってもいいよ。

ただしっかり 約束を守ること。 毎日通えるわけではないということ。てあらいうがいはしっかりすること。

冬は むりしないこと。 そして 最後に お母さんの言いつけをしっかり守ること。約束できるかな??」

 

「うん!」

ぱいれーつかあさん 今日もざっぱーでいこう
「よし、わかった。男の約束だぞ!」

 

主治医は自ら ゆびきりげんまんを 息子に求めた。



 

いつもカルテとPCとにらめっこの主治医がみせた

柔らかな笑顔がそこにあった。







 

こうして晴れて入園許可がおり、みんなより ふた月遅れで幼稚園児になることができた。

堂々と幼稚園生に・・・・。 それも「ちょっとまった!」の義母のおかげ??

 

幼稚園入園から1年近くたった年中の3月。

園長先生や主任のK先生に言われた。

「ひーくん、最初週1回通えれば・・・。って話でしたよねぇ~」

 

そう、ひーは ほとんど休みなく幼稚園に通った。もちろん流行の病気の時期は大事をとって休ませたが、週1ペースでもいいから!とお願いしていたことなど、すっかり忘れるくらい 大きな病気をすることもなく 再発をすることもなく 卒園できたのだ。

 

キリスト系の幼稚園だったからだろうか??神さまにしっかり 守っていただけた幼稚園生活だった。


 

あとひとつ。 この幼稚園は 息子に用意された幼稚園だった。としみじみ振り返る今がある。

 

正直息子は 頑固で融通のきかないバリバリの一人っ子長男。

たくさん揉まれた。少人数だったからこそ、人間関係もあからさまにみえる。

息子が近づくだけで 煙たがる次男坊軍団。 孤立して泣いていた時期もたくさんあった。

親として 本当に胸が痛かった。面接でも 先生達から重たい言葉しか もらえないこともあった。

 

けれど、年長の半ばあたりから 彼は悟ったらしい。

このままでは友達ができないということを。 自分に大きな原因があるのだということを。

 

今、彼の人間関係は良好だ。

これから どうなっていくかはわからない。

でも 今のところ良好。昨日も家庭訪問で担任の先生から とにかく楽しんでる。陽気な甘えん坊ですよ。

と言われた。

 

少人数すぎる幼稚園だったからこそ、また行事、行事と追われず、自分で動かないと何も始まらない幼稚園だったからこそ、彼は自分がみえたのかもしれない。

入園禁止令が出たからこそ、出会えた幼稚園に感謝している。


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長い、長い文章に毎日つきあってくれてありがとう。ランキング下がってきちゃいました。二押しよろしくね!

 

明日?は 「再発」がテーマ。そして「入院 腎生検」 あとこのシリーズも3回ほど。

もう少しの辛抱ですよえっ

来週には 必ず いつものぱいれーつに戻ります。(戻らなくてもいい??)


 

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2リットルの涙
だんなさん、娘さんの二人が脊髄小脳変性症と診断された ハワイ在住の塩沢じゅんこさんのブログ。

昨年夏 息子の検査入院手術が決まって以来、ずっと読み続けています。