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2016-12-08 05:31:28

老父の記憶をめぐる旅(!?)③

テーマ:父 介護

おはようございます晴れ

 

お世話になった叔父さんにお線香を・・・

父の願いは叶うのか!?

       老父の記憶をめぐる旅(!?)

          老父の記憶をめぐる旅(!?)②

 

いよいよクライマックスですメラメラ

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大渋滞をなんとかこえて ようやく駅

スタートラインについた我ら。

 

 

 

さっき通った古びたアーケードを再びくぐり

 

 

昭和30年代 さぞかし活気があったであろう駅前通り

車を少しずつ進めていく

 

 

 

すると

「あっ この建物 あったあった。 ここにお店があったんだ。」

 

「まだ残ってるんだぁ~ この建物・・・」

 

「そうだよな。 この学校だ。 ここにあったんだ。高校が・・・」

 

 

 

 

 

少しずつ反応している。

少年時代に少しずつタイムスリップしている。

 

 

さっきも通った道なのに 全く反応が違う。

 

 

 

往路と復路で記憶の深さが違うらしい。

 

「そうそうこの道の奥、広い畑があって、

その手前を曲がってくれ~ 曲がると神社があるんだ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

言われるままにハンドルを握ると

どうだろう

 

 

 

父の記憶と目の前の風景が きちっきちっと合致している。

 

 

 

 

ほんとにあるのかよ~と思った神社も ひっそりと林の奥にあった。

その神社のお隣が 

小遣い欲しさによく一人でやってきたという 父のおばあちゃんのお宅。

 

つまりおじさんの家。

 

 

 

 

あった あった!

神社の隣に ひっそりとあった!

ようやくオジサンの家に着いたのだ!!

 

 

 

少年時代の父が一人よく訪ねた家。

 

 

4キロの道を 小走りでここに向かってたのかな・・・

あの駅からのゴールだったんだよな・・・ ここが・・・

 

 

自分を温かく迎えてくれるおばあちゃん

そして親戚の人たちのたくさんの顔がここにあって

父は喜んで通ってたんだよなぁ・・・

 

「またおいで」 とおばあちゃんから渡されるお小遣いが嬉しくて

一人喜んで通っていたんだよなぁ・・・

 

 

私の隣にいる父。

杖をついて歩くのも困難になってきた父。

 

どんな思いが駆け巡っているのだろう。

 

 

 

 

おじさんのおうち。

 

 

ようやくたどり着いたはいいが 全く人の気配なし。

どなたか住んでいらっしゃるようではあるが 玄関は木の扉がぴっしりと閉まっている。

 

 

 

正直 庭も荒れ放題。

薄汚れた なんともさみしい旧家。

 

 

 

それでも父は到着できたことがとても嬉しいらしく

「うわぁ~ 懐かしいなぁ~ ここだよ ここ! 

 やっと来れたぞ~ 」

 

と笑顔。

 

 

 

 

 

父を後ろで支えながらゆっくり ゆっくり歩く

「でもお父さんさ アポなしだから いなかったら玄関に手土産おいて帰ろう。

 いたら大ラッキー いなくて当たり前だからね!!」

 

こうと決めたらこう

執念深い父に再び釘をさす。

 

 

 

杖をつきつきようやく ピンポン

ダメ元 

一か八か

 

ピンポン・・・

ピンポン ピンポン・・・

 

 

 

2、3度鳴らすが全く応答なし。

やっぱりダメだった。

アポなしだもんね。 仕方ない。

 

 

そう言いながら立ち去ろうとすると

足場のとても悪い呼び鈴まで 杖をつきつき父がやってきて

置いてある瓶を支えに ピンポンやりだした。

 

 

ピンポンピンポンピンポン!!!!

 

 

 

「お父さん 諦めよう 連絡してないんだもん

 しょうがないよ ここまで鳴らして出ないのはお留守だよ!

 また来ようよ。今日は帰ろう!!」

 

 

 

私が何度いっても

ピンポンピンポンピンポン

  ピンポンピンポンピンポン!!!!

 

 

86歳我が老父 気がふれたのか!??と思われるほど

ムキになり ベルを鳴らし続ける。

 

 

ここまで来て このまま引き下がってたまるか!!

 

そんな父の強烈な念

 

 

 

こんなに狂ったように鳴らし続けたら 隣のお宅にご迷惑がかかるんじゃないか!??

 

 

 

「もうお父さんやめようよ!! いないんだよ! 仕方ないんだよ!!また来ようよ!!!」

 

 

 

 

それでも諦めない父あせるあせるあせるあせる

 

 

 

 

 

 

 

すると しばらくして 

 

 

 

 

ドッドドドッ・・・

 

 

 

 

「あれ? なんか音がするよ!!」

 

 

 

お隣のおうちかと思いきや

小さかった音が だんだんこちらに近づいてくる

 

 

いるいる!!

誰かいる!!!

 

 

ガガガガッ ガガガガッ

 

 

 

重たい玄関扉を開く音

 

 

今 おじさんの息子さんがここで暮らしているという。

 

 

突然やってきた我らはどんな顔で迎えられるのだろう・・・

 

高齢の父の顔をみて 息子さんは誰かわかるのだろうか??

まずは説明しなくちゃ!!

 

 

 

そんなことを思いながら立っていると ようやく重い重い扉があいた。

 

 

 

「あーーーー!勝弘さんじゃない!!!」

 

 

 

「良夫ちゃん 元気だったかぁ~~」

 

 

 

表情

声の張り

 

一瞬にして 元気だった頃の父に戻る

 

 

 

 

突然の我らの訪問を温かく迎えてくれたおじさんの息子さんは

父にとって 年の差のうんとある従弟だ。

 

 

 

 

段差の激しい昔ながらの家

良夫さんと私二人で父を抱えながら なんとか座敷へ・・・

 

 

 

 

「・・・・やっと来られましたよ・・・・」

 

    

 

 

仏壇を前に感極まる父

 

 

 

いやぁ~連れてきてよかったぁ・・・・・ 脇で私もしみじみ

 

 

 

「いやぁ~ よかった。本当によかった。

 これで安心して あの世であえる。

 お葬式に出て以来 全く線香をあげてなかったことがずっとずっと気になってたからね。

 これで安心して あの世であえる・・・

 

 

 

高揚感でいっぱいの父。

 

 

「いやぁ~よかったですよ~ いつもだったら大抵裏山へ行って畑やってますもん。

ほとんど日中家にはいませんよ~

家にいても この座敷じゃなくて 奥の奥の部屋。

母が死んでから一人。来客もほとんどないもんでねぇ~

テレビを大きな音で聞いてるから 呼び鈴の音も聞こえない。

 

でも遠くで ずっとずっと ピンポンポンポン 音がし続けていて

お隣さんかとも思ったけど あれ!?うちでねぇ~か?? とようやく気付いて・・・

 

いやぁ~よかった よかった

まさか 勝弘さんがこうして来てくれるだなんてねぇ~

親父も喜んでますよ~」

  

 

 

 

86歳 諦めない心が呼んだ奇跡キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思い出話に花を咲かせる二人。

 

 

さっきまで 車の中で小さく固まっていた父はどこにもいない。

気丈で 物腰の柔らかなかつての父の姿がそこにあった。

 

 

 

 

 

お茶をいただき 席をたつ

 

 

 

 

「こんなもんしかないけど よかったら持ってって~」

 

 

 

裏山でとれたたくさんの里芋としいたけを

段ボールいっぱいにつめてくれた良夫さん。

 

 

 

私たちの突然の訪問を心から喜んでくれている気持ちが伝わってきた。

 

 

ありがたいありがたい

 

 

ありがたくお土産をちょうだいし 良夫さんとお別れ。

 

 

 

「まっ 僕がいうのもなんだけど 良夫ちゃんも年取ったな~」

 

 

「こればっかりはねぇ~

 勝弘さんもいつまでも お元気で! 本当にありがとうございました!!」

 

 

 

 

「本当に来られてよかったよ・・・連れてきてくれてありがとよっ!」

 

 

 

 

 

頑張って連れてこられてよかった・・・ としみじみ。

 

 

 

 

すったもんだあったけど

こうして 父を大切な大切な場所に連れてこられたこと

 

きっとこの先 忘れることのできない宝物時間になりそうだ。

 

 

 

 

 

 

あと父は この先何年生きるかわからない

 (人はみんないつどうなるかわからないけどね)

 

認知は進むし 体の自由もさらにきかなくなってくるだろう。

 

 

でも まだまだ動ける父。

 

 

 

 

 

お父さん 

また行きたいところ いってね! 

ヘロヘロになるけど お供させて頂きますよにひひ

 

 

 

 

 

86歳老父の記憶を巡る旅 のお話でした晴れ

 

 

 

 

 

ぱいれーつアンコール劇場


ぱいれーつかあさん 今日もざっぱーでいこう

  クラッカー2013年 ぱいれーつココロ部門

   第2位記事  足跡  (父不在で出席した法事で)

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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