抗議文について思うこと | 【三麻十字軍 Sanma-Crusaders】

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麻雀格闘倶楽部の三麻について戦術っぽい事を覚書として書いてみる。
タイトルは昔読んでいた雑誌の連載タイトルを真似てみた。

福地先生はすっかり日常に戻った御様子なので検討終了を待たずして更新。
日本プロ麻雀連盟から福地先生に送られた抗議文について、第28期十段戦での騒動について思うことをつらつらと。
抗議内容一つ一つに突っ込みを入れたい気持ちはかなりあるが、面倒なのでいくつかにポイントを絞る。

■抗議文はこちら
【麻雀】プロ連盟からのラブレター: 福地誠blog
web魚拓


■事実誤認と抗議を受けた発言元の一覧はこちら
間違い探し


■日本プロ麻雀連盟にまともな麻雀の解説は期待出来ない
【事実誤認部分その7】の抗議内容より引用。
団体の常任理事が理事より偉く、理事が一般会員より偉いという認識で仰っているなら間違いです。
また、プロ歴が長い順でもなく、段位の順でもありません。
人間の偉さの順番をつけるのは難しいですが、社会一般的に見た場合の偉さを基準に解説者を選んだことはありません。
当連盟では、人気と解説の上手さ、その対局のレベルや番組の色などを総合的に考慮し、解説者を選んでいます。


第28期十段戦の解説がさんざんな評価だったのは記憶に新しい。
十段戦は日本プロ麻雀連盟を代表するタイトルの一つで、ネット中継することもあり失敗は許されなかったはずである。
それの解説者を「総合的に考慮」して選んだ結果がアレ。
「解説の上手さではなく肩書きで選びました」とでも言った方がまだましだったのではなかろうか。
日本プロ麻雀連盟にまともな麻雀の解説を期待しても無駄と思わせるに十分である。
また、十段戦解説がさんざんだったにも関わらず【事実誤認部分その7】の抗議をするあたり何も反省していない。


日本プロ麻雀連盟ホームページ「具体的活動内容」より引用。
麻雀荘や各種麻雀サークル・クラブ等の記念大会などへの出演(解説・ゲスト対局)

自分がとこの大事な大会でひどい解説晒しといて、よそさんから解説の依頼を受け付けてるらしい。


■何故、小島プロは除名にならないのか
【事実誤認部分その5】に対する連盟の抗議内容より引用。
所属選手や社員など、あるグループに属する人間が、その職務に関係することを発言する場合、何らかの抑制を働かせることが世間一般的には常識です。
にもかかわらず、あたかもそうでないように発言し、まるで当連盟が激しい言論弾圧をしているような言い方をされたことに対し、強く抗議します。
日本プロ麻雀連盟では、職務である麻雀についてのことを発信する場合は、そのメディア上で実名を出させ、かつ届けることを義務付けています。
麻雀と関係のない趣味などの内容であれば、登録する必要もなく、実名を出す必要もありません。


個人的に抗議内容の1行目には概ね同意出来る。
特に麻雀プロなどは人気商売のため、下手な発言されて所属団体の評判を下げられては困るだろうから。

ここで日本プロ麻雀連盟に問いたい。
第28期十段戦での解説は日本プロ麻雀連盟の一員である自覚と責任をもってなされたのですか?
自分がとこの大事な大会の決勝に残ったディフェンディングチャンピオンを「素人」と評するのはどういうつもりですか?

これが日本プロ麻雀連盟員として問題の無い発言なら、日本プロ麻雀連盟の社会人としての常識は皆無に等しいので世間一般の常識を語るべきではないだろう。
日本プロ麻雀連盟に社会人としての常識があるなら、「素人」発言をした小島プロに何らかの処分を下すべきで、数年前の連盟員除名事件(※)という前例からして処分には除名が妥当であろう。
小島プロを処分しないなら、日本プロ麻雀連盟が公平な組織ではないことを喧伝することになる。


当時のネット記事。
【麻雀】さらばプロ連盟: 福地誠blog
ある連盟員の除名について
連盟のホームページに掲載されていない連盟員の麻雀ブログは複数あるので、無届でブログ開設したことは除名の理由にならない。
その中には匿名でのものもあるので、匿名である事も除名の理由にはならない。
「社会一般的に見た場合の偉さ」を基準に解説を選んだ事が無いなら、批判対象や批判を行った人の「社会一般的に見た場合の偉さ」も関係ないはずである。
よって、彼が除名になった理由は連盟のプロを批判したことだけのはずである。


■30年間何をしていたのか
【事実誤認部分その1】に対する連盟の抗議内容より引用。
近代麻雀最高位戦における、いわゆる「八百長騒ぎ」よりも前に、日本プロ麻雀連盟構想は存在し、設立へ向けて進められていました。
最初のプロ団体として選手たちが設立を話し合っていましたが、その矢先に起こったのが「八百長騒ぎ」です。
また、当該事件の原因となった見逃しは「八百長」ではありません。


「八百長騒ぎ」が日本プロ麻雀連盟設立のきっかけなのか、偶然同時期に起こっただけなのかはどうでもいい。
「八百長騒ぎ」の対象となった行為が八百長なのかどうかもどうでもいい。
「八百長騒ぎ」の経験者が設立メンバーにいたにも関わらず、その後の麻雀大会でも起こり得るであろう「八百長騒ぎ」への対策として団体でのコンセンサスなりルールなりが確立出来ていないのが理解に苦しむ。
「目無し」を定義して「目無し」の時にどう振る舞うべきかを公式ホームページにでも掲載しておけば第28期十段戦での「八百長騒ぎ」は防げたはずである。
当然「そのコンセンサスやルールが妥当か」といった議論は起こり得るが、そうした議論を重ねていってブラッシュアップしていけばいいだけの話で、それをするのに十分な時間はあった。

30年間何をしていたのか。

自分から言わせれば第28期十段戦での「八百長騒ぎ」は日本プロ麻雀連盟の怠慢から起こるべくして起こった騒動である。


日本プロ麻雀連盟ホームページ「具体的活動内容」より引用。
各種麻雀大会の企画・運営・実施およびコンサルティング

自分がとこの大事な大会で騒動起こしといて、よそさんから大会企画依頼を受け付けてるらしい。


■何故こんなにムカついているか
日本プロ麻雀連盟ホームページ「具体的活動内容」より引用。
麻雀ゲームソフトの企画立案・制作・監修

正直自分は麻雀プロ団体に興味無いが、麻雀格闘倶楽部の監修が日本プロ麻雀連盟。
麻雀格闘倶楽部の大会の解説やイベントトークで醜態晒される可能性が否定しきれないどころか非常に高いのがムカついてしょうがない。
(某麻雀格闘倶楽部イベントで某プロが既にやらかしてるらしい)
日本プロ麻雀連盟に抗議したところで改善されるような組織体質じゃないのは判り切っているので、そのうちコナミに改善要求でもするかね。


抗議文より引用。
また、この文書は、日本プロ麻雀連盟がお世話になっている出版社、テレビ局、テレビ制作会社等、様々な方々にお送りしてあります。

どうもこれみた感じ、「様々な方々」にかなーりお世話になっているコナミが入っていないようで。