『物語るお骨。』

あゆむさんの亡くなった翌日の朝。

あゆむさんがお世話になっていた動物病院に電話をかけて

あゆむさんの訃報を伝えさせて頂きました。

あゆむさんの後ろ足に入っている留置針

について相談させて頂いたところ

先生に針を抜いて頂くことになり

その日の午後、相方と一緒にあゆむさんを連れて、動物病院に行きました。

あゆむさん、最後の病院通いだよ。

一緒にお出かけする最後だよ。

あゆむさんのだーーーい好きなお外だよ。

先生があゆむさんのお顔を見た瞬間

「穏やかな最後だったんですね。」

と、そうおっしゃいました。

その言葉をお聞きして

涙が出てきました。

最後の最後まで病気と仲良く

あゆむさんなりのペースで

少しでも穏やかな時間を、過ごしてくれていたのかな？

病院帰りに以前、はるの火葬の時にお世話になった業者さんに電話をして

翌日(１１月２日)の１０時３０分頃、あゆむさんの火葬を行うことになりました。

そして翌日…。

あゆむさんの火葬を行いました。

あゆむさんの入院時、通院時にずっと一緒だった、お手製の綿入りの潜りモノ。

私の古着。

相方があゆむさん用に…と買って来てくれたお花。

あゆむさんが旅立つのに寂しくないように…。

願いをこめて、一緒に持って行かせることにしました。

そして…。

相方と一緒に、あゆむさんのお骨拾いを行いました。

あゆむさんのお骨は長い闘病生活で、脆く…。

頭のお骨もボロボロでした。

足の部分のお骨だけは唯一、ガッシリしていました。

頭蓋骨の一部に…。

………。

黒い、大きな塊。

病気の巣は、頭の部分にあったんだね。

こんなにお骨がボロボロになるまで、本当によく、頑張ってくれたよね。

お骨もあゆむさんの病気を知る、手掛かりの１つです。

お骨はまるで、あゆむさんの様子を、物語っているように見えました。

あゆむさん…。

うちの子になってくれて、どうもありがとう。

あゆむさんに出逢えて、とってもとっても幸せでした。

ううん。

今も幸せだよ。

今頃、虹の橋