3 発覚 | Toshieのブログ②

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境界悪性卵巣腫瘍の手術と経過観察、子宮筋腫の経過観察と治療について。

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心と身体と傷痕について綴ってます。

(2013/05/27) 婦人科受診



つくづくバカな話なんだけど。。



土曜日に紹介状を貰っておきながら突発で

しかもクソが付くほど忙しい月曜日に仕事を休む事に抵抗があったアタシは月曜日はいつも通り出勤して

火曜日に休みを貰って病院へ行こうと考えていた。



確かに不安はあったけど、お腹は痛くも痒くもなかったから余り重大な事態だとは思っていなかった。



日曜の夜、ベットに寝転がって自分のイビツなお腹を見た。

月曜の朝、ベットに寝転がって自分のイビツなお腹を見た。



。。。眠る前と後で明らかにお腹の形が違っていた。


起きあがるとその後すぐ、お腹の中で何かが動くカンジがしてお腹が眠る前の形に戻った。




血の気が引いた。


気が遠くなった。


目の前が真っ白になった。



お腹の中で何かが動いた時の感触が消えなくて寒気がした。



迷いは吹き飛んで、クソ忙しい月曜日に突発で仕事を休んだ。





今まで行こうと思えば行く機会は何度もあった。


でも婦人科って。。あの椅子でしょ?



もうね、それを考えただけで行けなかったの。



でも、もうそんな事を言ってる場合じゃないし、朝のあの異様な現象を見ちゃったら覚悟も決まった。




紹介状を出して初診の手続きをして産婦人科の待合室へ。


待っている間に問診票を書かされたんだけど男性経験の有無から生理の周期やら色々と細かく書くのねぇ。。



もう何から何まで初めてづくしだから、ただ待っているだけなのに全く落ち着かない。




名前を呼ばれて診察室に入って、先生とご対面!


やっぱり男の先生だった。


髪は白髪交じりだったけどそれ程年配でもなく、穏やかな雰囲気のこの先生がアタシの主治医になった。

(呼ばれて入った診察室にいた医者が主治医になるって病院のシステム、スゴイなー)





まずは問診。



これまでの経緯を話して診察。


『じゃあ診てみましょうか』

なんて風邪ひいて内科に行った時に喉の腫れを診るのと同じくらいなカンジでサラリと言われた。



診察台のある部屋に入ると診察台の向こうはカーテンが引かれていてちょっとホッとした。

看護士さんが 『準備ができたら 座って下さいねー』 と言ってカーテンの向こうへ消えて行った。



決めていたはずの覚悟が少しだけ揺らいだ。



ちょっとだけ足が震えてた。



でも、ココまで来ちゃったんだから仕方ないじゃん!!退路は断たれた!行くしかない!!


行かなきゃアタシの身体に起こっている事が何なのか解らないままだよ!!!



と、ゆっくり目をつぶって大きくゆっくり息を吐いて。。スカートの中はおしり丸出しになって




いざ診察台へ!



診察台、女性を意識してるのか生意気にも淡いピンク色してやがるの。


優しい印象を与えようと必死なんだけど、あの椅子、全く優しくねぇ。。




お前になんか負けるもんか!!と、睨みをきかせてはみたものの



座って待っている時点で足は既に半開きの状態で固定されているのでKO負け!!



スカートの裾を全部めくり上げた所に看護士さんがタオルをかけてくれて 『台、動かしますねぇ』 って

台が上がって動き始めると背もたれが後ろに倒れてお尻の部分が抜けて足なんてこれでもかってくらい全開。



もうなんとも言えない複雑な気分だった。




唯一の救いはお腹の所までカーテンがあって何をされているのか全く見えないってコトくらい


いや、むしろソレしか無い!!



診察中、天井を見上げながら世の中の妊婦さんてスゴイな。。とか、関係ない事ばっかり考えていた。





組織を取ったらしく、痛かった。





診断の結果、ポッコリと張り出したお腹の中には直径14センチの腫瘍があると言われた。


腫瘍の正体は卵巣で、右側の卵巣が大きく膨れていると言われた。





アタシの知らない間にアタシの中で少しずつ着実に育っていた腫瘍。




この数カ月間、何をやってもお腹だけは引っ込まなかった訳だと妙に納得できた。



食生活は全く変わっていないのにこの半年で4キロ近く太った理由も

岩盤浴に行っても、サウナに行っても半身浴しても常にお腹が冷たかったのも

もしかしたらコレのせいだったのかも知れない。。



長い間続いた不快感や不調の原因が解って少しホッとした自分がいた。




大きく重たくなった卵巣は構造上、自分の重さで体勢に合わせて動くんだと言われた。





良性か悪性かはまだ解らないけど、良性でも悪性でも腫瘍が大きくなりすぎているから

片方の卵巣は手術して切るしかないと言われた。




手術の最短の日程と、大まかなスケジュールも説明された。




良性か悪性かによって手術の方法や入院期間も変わるので手術をするために色々な検査が必要だと言われた。





どんな内容にせよ、手術をする事は確実だった。





医者に言われた言葉を上手く飲み込めなくてボーッとしながら待合室に戻ると友達が待っていてくれた。



アタシがビビリ倒してる事を察して、休みだったからと言って駆け付けてくれた友達。

高校1年の時に出逢って、かれこれ18年?の付き合いだけど

出逢った頃にはアタシが今こんな状況になるなんて想像すらできなかったよね?


アタシのコトは大概知ってるこの子の顔を見たら急に現実に引き戻されたような感じがして思わず涙が出た。



自分の心が物凄く不安定になっていた。



この日は血液検査用の採血をしてMRIの予約をして帰った。







人の話し声や物音や色々な物が全部ずっとずっと遠くに感じた。











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