和久田 哲也さんとはシドニーで「Tetsuya's」というレストランのシェフであり経営者である、オーストラリアで最も有名と言っていい日本人です。
週末の新聞に見開き1ページを使って特集されていて、
やっぱりすごい人なんだなあと思い、ブログのネタにさせてもらいました。
「Tetsuya's」は毎年世界のトップ10レストランにランクインし、
2007年には確かトップ5入りした、超有名なレストランです
世界で最も革新的なシェフの1人に挙げられる哲也さんは、
シドニーのトラトラからも近いKent Streetにレストランをかまえ、
なんと68人のフルタイムのスタッフが働いており、
席の予約は3ヶ月前からしないといけない、と言う人気ぶり
そして席がとれるなら行きたいと思っても一般人だとなかなか難しいのは、やはりお値段。
哲也さんが手にかけたコース料理は飲み物抜きで$200~、
新聞によるとCoupleで行くと、1晩で$1000かかるのも普通だそうです。
「間違いなく南半球ではNo1レストラン!」という新聞の紹介に目を引かれつつ、
このブログで紹介したい本当の理由はこの和久田哲也さんの経歴なんです
27年前、当時23歳の時にワーキングホリデーでシドニーにやってきた哲也さんは、
英語の勉強以外に特に目的はなかったそうです。
そこで英語の勉強の為に地元のレストランで皿洗い兼調理補助として働き出しました。
当時、全く調理場の経験がなかった哲也さんでしたが英語の勉強の為その仕事を頑張り、
「とても楽しかった、良い友達もたくさんできたし。」と語っています。
その後、寿司シェフを探していた別のレストランのオーナーから声がかかり、
もちろん哲也さん自身は寿司シェフでもなんでもなかったんだそうですが、そのレストランで働くようになったそうです。
「たくさん見て、たくさん学んだ。」と語る哲也さんは、そのレストランで働いている時に、
「自分は料理を作りたい、そして少しの才能があるかも」(実際は素晴らしい才能なんですが)と気付いたそうです。
そこから、今の成功に至るまでは省略しますが、
本当に感じたのは、「可能性って色々あって面白いなあ」ということです。
だって今ブログを読んで頂いてる皆さんにも、この先色々な可能性があるし、
ブログを書いてる僕にも色々な可能性があるんですよ
なんかすごくないですか?そして面白くないですか?
特に目的や目標が最初決まっていなくても、何か新しいことを始めてみるとそこから何かに気付かされるってこともあるってことですよね
そんな哲也さんのインタビュー記事の中で僕が好きな言葉は、
「A good team is everything. People are everything. The people make the restaurant. We cook 2000 plates every night. No matter how hard I try, that isn't something I can do by myself」
(良いチームが全てであり、人が全てです。人がレストランを作るのです。僕たちは毎晩2000皿の料理を作ります。どれだけ僕が頑張ろうとしても、僕自身でなしえるものではないのです。)
written by Tetsuo