ウオッカ安田記念連覇 21.06.08 | 棟上寅七の古代史本批評

ウオッカ安田記念連覇 21.06.08

昨日の安田記念を、35年来のお付き合いの谷水さんの持ち馬ウオッカが連覇した、と今朝の新聞で知りました。馬券を買わなかったこともありTV見るのを忘れていました。


一番人気であったことは新聞に出ていて知っていましたが、それでも勝てるのはすばらしい馬です。場外馬券売り場が近くにあれば3-6(ディープスカイ)で福沢諭吉を投じるところでした。オッズは3倍少々でしたから、缶ビールひと月分くらいにはなったかなあ。(実際は2.9倍の配当)。


タニノハローモア、タニノムーテイエ、タニノチカラはいわば谷水さんのお父さんの時代の馬で、雄三氏になっての生産馬は、タニノギムレット、そして現在のウオッカとダービー馬2頭を育てたことになります。


ウオッカはこれで獲得賞金10億突破だそうで、おめでたい限りです。今度ゴルフ場の理事会でお会いしたときにはこの話で持ちきりになることでしょう。


ギムレットとかウオッカとかお酒に関係した名前が多いことについて以前お聞きしました。答えは酒場で飲んでいる時に子馬の誕生を知らせてきたから、とのことです。


何頭も続けてお酒からみの名前ということは、酒場にいる確率が高いということにもなりますね。これも羨ましい限りです。
ttp://www6.ocn.ne.jp/~kodaishi/
http://ameblo.jp/tokachimura/


田中史生さんの「越境の古代史」を読んでいますと違和感を覚えるところがあります。
古代の渡来人の役割を過大に評価されているのではないか、逆にいうと、倭人の能力の過小評価ではないか、というところです。


外来の技能・知識は渡来人といういわば「箱」のによってもたらされ、倭人には習得が難しく、その「箱」には寿命があるから、「箱」の確保のために国際紛争がおきた、といわば古代は渡来人という「箱」を拉致してき続けた、といわんばかりの論法です。


後には、そのような確保が百済の衰退、宋朝の滅亡なので難しくなったので、渡来人集団を氏族として組織し、技能・知識の再生産を行わせるようになった、と説かれます。


後年、豊臣秀吉の部下達が陶工を朝鮮半島から連れてきたことを、遡らせて古代に当てはめているようにも思われますが、これも証拠を上げて反論するのはかなり難しいなあ、という感じがしています。