朧月夜 | 日々の日記

日々の日記

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PM11時30分。

駅を出て、

家への帰り道。


ふと、空を見上げたら、とってもきれいな月が出ていました。


その月を眺めながら、歩いていると

私の中で、昔学校で習った

『朧月夜』 が流れ出しました。


そのメロディと歌詞を、心でイメージしながら

夜道を歩いていたら、

その歌のあまりの美しさに 感動し、


その感動のすごさに

ちょっと呆然としてしまいました。



日本に、昔から脈々と伝わる、

繊細で、幽玄な、和の心。

大和の心。


その美しい心に少しだけ ふれた気がしました。



戦後、西洋化して、物質的に大発展してきた日本ですが。


その発展を支えてきたのは、

日本人自らが忘れてしまっている、

その繊細で、幽玄で、すべてを包み込む

大和の心ではないかと思います。




いろいろ、書きましたが。


とにかく、

美しいです。





菜の花畠に、入り日薄れ


見わたす山の端、霞ふかし


春風そよふく、空を見れば


夕月かかりて、におい淡し


里わの火影も、森の色も


田中の小路を、たどる人も

蛙のなく音も、かねの音も


さながら霞める、朧月夜