損する人 | TOPS R.F.C

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今週のメニュー

■ダイナミックストレッチ

■キックテニス

■10周走

■スキルトレーニング(パス)

■30秒走

■スキルトレーニング(クイックパス)

■レスリングトレーニング

■1対1タックル

■ゲーム形式A&D

■体幹トレーニング

 

小学生に激怒されてから1週間。

今週ザクは大遅刻で練習に登場しました。

普通の社会人であれば遅れる際には連絡を入れるものですが

ホウ(報告)レン(連絡)ソウ(相談)は一切なく

こちらから連絡をしてもシカトする暴挙。

どれだけふてぶてしい奴なんだと思っていたら

なぜか駅からタクシーを飛ばしてやってきました。

 

グラウンドは駅から結構離れているため

3000円前後はかかったのではないかと思いますが

連絡を入れれば遅れても文句を言われることはなく

タクシー代を払う必要もなかったはずですが

やはりそういう星のもとに生まれたのでしょう。

自ら傷口を広げた上に自ら塩を塗り込むようなことをします。

 

怒られることを恐れる余りタクシー代を払う。

そんな不器用な生き方もありかもしれません。

 

いきなりザクがみんなのモチベーションを下げた練習日でしたが

今週は人数が集まったこともあり非常に有意義な練習が出来ました。

人数が集まると敵をつけての練習が出来るので

非常に実戦的なトレーニングをすることが出来ます。

ただのバックスのパス回しも敵が一人つくだけで

単にクイックでパスするだけでは意味がなくなりますし

だからといって大きなモーションでパスをしてもダメになります。

 

練習のクオリティも上がるのと同時に

いかにそれまでの練習を生かせるかが露呈してしまうのも敵をつける効能です。

パスのモーションが大きいのもひとつですが、

パスする瞬間にスピードが落ちる、敵がいる分深い立ち位置になるなど

動きの確認では出来ていたことが全く出来なくなる選手も多いです。

 

TOPSのように人数が集まりづらいチームの練習では

どんな形のトレーニングであれ常に試合を意識した練習をしなければいけません。

別にパスをきれいに放ることが目的なわけではなく

いかに確実にボールが味方に繋がるか最優先で考えるべきですが、

なぜかスピードを落としてでも

パスがきれいに繋がることを優先させる選手が多く頭を悩まされます。

 

日本代表の試合を見ていても、オールブラックスの試合を見ていても

案外きわどいパスが通った瞬間に大きなチャンスが待っていることが多いです。

誰もが放れるようなパスを繋いだところでディフェンスにも対応されてしまいますし

下手するとボールの出所よりもパスでボールを下げていく可能性が高いです。

 

敵から遠ざかる一番の方法は前に出ないことですが

前にボールを投げられないラグビーでは自分が前に出なければボールは下がっていきます。

現代ラグビーではいかにギリギリの状況で正確なパスを放るかが勝負の分かれ目となりますから

選手はみんないかに前に出てディフェンスとギリギリの場面でパスを放れるかを練習していかなければなりません。

恐らくTOPSのメンバーが効果的なパスを放れる選手が少ないのは

この辺りの意識が低いからだと思われます。

 

ミスをしない一番良い方法は何もしないこととよく言いますが

何もしないのであればラグビーをすることをやめるべきだと思います。

せっかくラグビーをやるのだからミスをしないプレーを選択するのではなく

大きなゲインを獲得出来る思い切ったプレーを選択してほしいものです。