FUJI Feather CX+で最強の街乗り車を作る (2)2本足センタースタンドの台座削り | iven works

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ないなら作ればいいじゃない。


さらに続きます、フジフェザーCX+の街乗り仕様。
前回の記事ではフロントフェンダーをつけました。
今回はスタンドをつけます。


選んだスタンドはこれ。
ESGE ダブルレッグスタンド シルバー/UNICO(ユニコ)



20数年形をかえずに販売されているという定番品。
評判がとても良いので選んでみました。

ちょっと値段高いですが、届いて納得、めちゃめちゃにしっかりした作り。
片側に集まる足がどう二手に展開するのか不思議でしたが、カムのような機構でスムーズに開きます。
なるほどこれはいいぞ。

個人的にはスタンド不要とも思いましたが(どうせ駐車時は地球ロックしたいし)、荷物が多く、また止める回数も多いということで、安定したスタンドが必要ということになりました。



Feather CX+のチェーンステーのBB付近はどうにかセンタースタンド入りそうです。
ところが、これ突っ込んでみると



チェーンステーを挟むコマがFDのワイヤーと当たります。
ゴリゴリ言うのでコマを削ります。

取り出したるは、マステ。



適当にちぎって、カッターマットにペタリ。
コマの削りを想像しながら楕円を書きました。くるり。

斜めにワイヤーが通ってるから、ワイヤーを逃がすにはこんなかんじに削ればいいはず。
これをカッターナイフで切り抜くと…



こうなります。

で、切り出した楕円のマステをピンセットで取りまして、仮止めしたコマのワイヤー干渉部分にぺたっと。


何度かずらしてワイヤー移動の中心にセンターが来るように貼り付けます。
この状態でFDを変速してみて、ワイヤーの動きを確認。

BB裏のワイヤーガイドに近いのでそれほど左右方向にはブレないみたい。

削り代のマーキングが済んだら、仮組みしたスタンドをバラしてコマを取り出します。



こんなかんじに当たるようです。
マステは一般的な長軸と短軸が中心で交わる楕円形で描きましたが、とコマの角が最も長い変形した楕円っぽい形に切るのが正解でしょうね。

それほど問題ないので、先ほど切り出したマステの残りを合わせて貼り、現物合わせに使ったマステを剥がします。



すると、切削範囲がわかりやすくなります。
切削部分以外の簡単な保護もマステにしてもらいますんで、一石二鳥です。

これを前回登場したバイスにくわえて、棒ヤスリでゴリゴリ削る。


作業しやすい方向を探ってコマを回転させて、ワイヤーの通り道をそれっぽく想像しつつ。


こんなかんじかしら。

再び仮組みします。

いい具合っぽいしFDも普通に動きますが、まだワイヤーに当たってる?
ワイヤーにテキトーに塗料を塗って、コマとの干渉部分がないか調べて削り直しました。

ワイヤーがすこしオレンジっぽいのは、その時つかった水性ボールペンの色です。
光明丹っぽい笑

再び組み付けてFDを動かしつつ、確認します。
大丈夫そう。

これにてスタンド装着はとりあえずつきました。

今回は干渉を避けるためにアルミ製の塊に削りを入れています。
削るということは強度が落ちるということですが、このコマ、アルミのでっかい塊で、削ってなおかなりの肉厚があるので実用上問題ないかと考えています。
万一もげたら別の作戦を考えねばなりませんね…。

さて、スタンド関連はあと仕上げ、スタンドの余分な足を切断します。

それが終わればあとはラスボス、「後ろまわり」。
エンドにダボがないフレームにリアキャリアとリアフェンダーをつけます。

つづく