Willの原発学者の対談記事を読んで! | Natural Bone Japanese

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そう言えば、先日、出版社「WILL」にご挨拶行って来たのですが、その際、「WILL」の最新号を頂きました。そして、先ほど、パラパラ~と拝読させていたのですが、気になったのが、原発問題賛成派と反対派の学者による討論記事。いや~、読んでてムカムカきましたね。

何が、ムかってくるかと言うと、賛成派の学者の妄信的なことと言ったらこの上ない。彼らの根底にあるのは、

・たった一度のミスで、せっかく掴みかけた科学技術を泣く泣く棄てるのは馬鹿げている。
・現実的解釈として、原発が起こす電力がなければどうするんだ。
・実際、原発による死者は出ていない。
・放射能による疾病誘因の明確な根拠は見当たらない。

とまぁ、簡単に言えば、こんな感じです。最も最悪なのは、この50年の努力を無駄にするな、という考えが根底にある、つまり、原発あって当たり前の考えを持っているということ。まぁ、自分の食いぶちを失いたくないんでしょうねぇ。

確かに、原子力エネルギーに未知の可能性があるのは否定しませんが、それを人の生活の上で実験すんなってことです。然も、50年何もなかったのではなくて、あったけど、隠蔽してきただけでしょ?って。更に言えば、こんな体質だから、信用も出来る訳ないし、今までと同じでいられる訳がない。死者は出さずとも、生活をグチャグチャにしたんですからね。

無論、エネルギー戦略は重要で、一時の感情に流されるなっというのは分かります。でも、そもそも原発戦略のスタートラインは、国策とは言えども、国民の総意に基づいて選択されたものではなかったと思うんですよね。勿論、そうした国策を深く考えずに安易に許した私たち国民にも当然ながら、非はあるのですが、原発も所詮は、エネルギー戦略における戦術のひとつに過ぎないと思うんです。

だから、本来は、先ず、国家戦略ビジョンが根底にあるべきで、そこで、「50年後、100年後を見据えた上で、どんな国作りを目指すのか?」ということをその前提に踏まえる必要があると思うんです。そして、そこに至るアプローチをバックキャスティングで戦術化していき、こうした経緯の中で、エネルギー戦術の供給方法を取捨選択すべきなんじゃないですかぁと思うんですよね。

例えば、発電に対して、必要な消費電力量。これ、将来的にはどの程度、推移していくものなんでしょうか。50年後、100年後、人口、増えるんですか?増えるのであれば、電力需要も相当見込まれると思うのですが、減るのなら、単純に需要も落ち込み、不要な箱だけが残る計算になりますよね。ということで、実際、調べてみると、こんな感じ。

現在の人口が、1億2805万6,026人(2010年)。これに対して、2050年は、こういう推計が取られています。

・8832万9,000人(エイジング総合研究センター):32%減
・9,515万2,000人(国立社会保障・人口問題研究所):25%減

な、なんや~、思いっきり減るやないですか。これ誰も触れないんですよね。多分、一旦、膨らんだ予算を皆、減らしたくないんじゃ?なんて邪推も出てしまいそうですが、電力需要を必要最低限に減らしていくことも戦略に組み込まないとマズいですよね。年収が減るのに、出費が同じだったら、破産するしかないんで、国もお金もご利用は計画的に、ってことです(笑)。然も、どう考えても、今の日本の電力消費は、食料の過剰輸入&廃棄と同じで、不摂生極まりない、カロリーオーバーな訳ですから。

更に、こちらの対談では、この科学者、とんでもないこと言ってました。「冷房不足による熱中症で体調を崩したり、あるいは死者が出た際に、菅首相は責任取れるのでしょうか」って。元々、そんなクーラーなんて贅沢品なかったじゃないですか。2,30年前は普通にどこも暑くて、学生時分なんかは、涼を取るためだけに図書館行ってましたよ(笑)。責任を社会になすり付けるのは、止めましょう。

ちょっと、ヒートアップしてしましたが、どうやら自民党も、「エネルギー政策合同会議」という原発推進のグループを立ち上げたようですが、そのメンバーには、東電元副社長やら、現顧問まで名を連ねているっていうから、何ともアホくさくなりますね。あ~、自民党には、本当、裏切られっぱなしだぁ。本当、こんなことしていると自民党も、政権復帰の好機を永遠に逃すよとこちらにも言いたいですね。まぁ、小泉元総理は自民党の過ちと称して、謝罪していたようですが、小泉さんは、そういう点においては、本当、国民の空気を詠む力、天才的ですね(笑)。

ともかく、私も大人げなく書き綴ってしまいましたが、実際は、私も、現在の原発問題の落とし所は分かっておりません。ただ、少なくとも、今回の原発対応における東電の幼稚な対応と、その莫大な既得権益に群がる大いなる呪縛に憤慨する一人ではあります。だから、早く、この喧噪を止めて貰いと思う訳ではありますが、期待するのは難しいのかなぁ。ということで、こちらの対談記事、気になる方は、是非、「WILL」今月号をお買い求め下さい(笑)。

因に、人口調べてみると、明治時代初期は、約3,500万人、大正時代初期が、約5,000万人、昭和時代初期が、約6,000万人ということは、この100年近くで、倍近くに増えていたんですね。これもちょっとビックリ。

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